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ニッセイ外国株式インデックスファンドと世界経済インデックスファンドはどちらを選ぶべき?

[銘柄解説] 投資信託

「ニッセイ外国株式インデックスファンドと世界経済インデックスファンドはどちらを選ぶべき?」という検索があったので紹介します。

あなたが投資信託を利用して資産形成を図っているなら、

の2つはいずれもネット証券のランキング上位に登場するほどに人気の投資信託です。

ただ、両者の商品性は異なりますから、丁寧に比較することで、ニッセイ外国株式インデックスファンドと世界経済インデックスファンドのどちらを選ぶかが見えてきます

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2つの投資信託の差異

投資先が異なる

この2つの投資信託、そもそも投資先が違いますので、直接の比較には向いていません。

  • ニッセイ外国株式インデックスファンド:日本を除く先進国株式に投資(MSCIコクサイインデックスを構成する国々)
  • 世界経済インデックスファンド:日本・先進国・新興国の株式と債券に投資

ニッセイ外国株式インデックスファンドの場合

ニッセイ外国株式インデックスファンドは「MSCIコクサイインデックス」をベンチマークに、該当インデックスとほぼ同じ比率で投資を行います。

「MSCIコクサイインデックス」の主な構成国は以下の通り。

アメリカカナダオーストラリアベルギーデンマーク
フィンランドフランスドイツアイルランドイスラエル
イタリアオランダノルウェーポルトガルスペイン
スウェーデンスイスイギリスオーストラリア香港
ニュージーランドシンガポール

ご覧の通り、MSCIコクサイインデックスはアメリカだけで半分以上を構成しています。

それをベンチマークとするニッセイ外国株式インデックスファンドもまた、約6割以上の資産をアメリカ、残りをEU各国とアジア・オセアニアの国(と地域)に投資します。

世界経済インデックスファンドの場合

世界経済インデックスファンドは株式と債券に投資するバランスファンドです。

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さらに、世界経済インデックスファンドの投資先には、ニッセイ外国株式インデックスファンドと異なり、日本や新興国の債券や株式も含まれます

「世界経済」をテーマにした投資信託にぴったりのアセットアロケーションです。

なお、インデックスファンドでの名が付きますが、年に1回程度GDP比に基づいて投資配分をわずかに変更します。

そのため、「つみたてNISA」ではアクティブファンドに分類されています。

投資先の違いをまとめると

下表は投資先を比率で比較したものです。

外国株式IF世界経済IF
日本債券0%5%
先進国債券0%30%
新興国債券0%15%
日本株式0%5%
先進国株式100%30%
新興国株式0%15%
  • ニッセイ外国株式インデックスファンド:日本を除く先進国株式に集中投資
  • 世界経済インデックスファンド:世界中の株式と債券に分散投資

ご覧のように、そもそもアセットアロケーション(資産配分)が異なりますので、どちらが成績が良いか、と直接的な比較はできません。

アセットアロケーションが異なるとリターンにどのように影響するか

一般に、債券と株式を組み合わせたアセットアロケーションは、株式100%に比べて、ローリスクローリターンになります。

以下はモーニングスターのデータベースを利用し、ニッセイ外国株式インデックスファンドと世界経済インデックスファンドのリターンを比較したものです。

オレンジ色のニッセイ外国株式インデックスファンドは、赤色の世界経済インデックスファンドよりも触れ幅が大きいことが分かります。

つまり、

  • ニッセイ外国株式インデックスファンド:(世界経済インデックスファンドに比べて)ハイリスクハイリターン
  • 世界経済インデックスファンド:(ニッセイ外国株式インデックスファンドに比べて)ローリスクローリターン

なのです。

 信託報酬が異なる

ニッセイ外国株式インデックスファンドと世界経済インデックスファンドは信託報酬(しんたくほうしゅう)が異なります

より低コストで運用できる商品はニッセイ外国株式インデックスファンドです。

ニッセイ外国株式IF世界経済IF
信託報酬(%)0.204120.54
実質コスト(%)0.3150.623

ニッセイ外国株式インデックスファンドは投資信託業界に低コスト競争を巻き起こした「業界の雄」です。

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一方、世界経済インデックスファンドは信託報酬0.54%台と、低コスト化競争から劣るものの、新興国株式と新興国債券にまとめて投資できるメリットがあります。

多少信託報酬が高くても、「アセットアロケーションの考え方がわからない」個人投資家には優れたファンドなのです。

2つの投資信託の共通点

手数料無料で購入できる

ニッセイ外国株式インデックスファンドも世界経済インデックスファンドも、ネット証券を使って手数料無料で購入できます

投資信託での資産形成に成功する秘訣の1つは、購入手数料をゼロに抑えることです。

投資先は主に海外

ニッセイ外国株式インデックスファンドも世界経済インデックスファンドも主に海外に投資するため、日本経済に依存せずに資産形成に取り組めます

私達は日本円の現金・預金を持ちたがるため、両投資信託とも資産のバランスを取る商品に最適です。

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ニッセイ外国株式インデックスファンドと世界経済インデックスファンドはどちらが良いのか

非常に難しい質問です。

「どちらが良いのか」はイコール「将来どちらが儲かるか」という話なので、「将来にならないと分かりません」としか言えません。

そこで、以下では2つの投資信託の弱点を比較します。

2つのファンドの弱点を比較

ニッセイ外国株式インデックスファンドの半分はアメリカ

ニッセイ外国株式インデックスファンドの投資先の半分はアメリカです。

このことは、ニッセイ外国株式インデックスファンドのリターンがアメリカ市場の株価に依存することを示します

一方、世界経済インデックスファンドのアメリカ依存度は約30%(債券約10%:株式約20%)なので、アメリカ以外の地域の相場が維持されれば、ある程度のリターンを確保できます。

世界経済インデックスファンドの半分は債券

世界経済インデックスファンドの半分は債券です。

アセットアロケーションに債券を組み入れることで、リターンは減る代わりに毎日の値動きを緩やかにできるメリットがあります。

が、中央銀行が債券の買い付けを行った日本やEUでは、債券価格が高く、あとは価格が下落するしかない状況になっています。

と考えると、ちょっと不安に感じますよね。

その点で、株式100%で運用されているニッセイ外国株式インデックスファンドは、中央銀行の政策からはフリーです。

2つの投資信託の「想定される最大損失額」はいくらか

myINDEXの過去20年間のデータから求めた、ニッセイ外国株式インデックスファンドと世界経済インデックスファンドを模したアセットアロケーションから見込み最大損失額を求めました。

将来、1年間で「最悪の下落」を経験したときに、いくら損失をかかえるか推定したものです。

この結果は、あなたの将来の運用成績を保証・約束するものではありません

ニッセイ外国株式IF世界経済IF
リターン(%)5.55.9
リスク(%)19.113.6
見込み最大損失額
(投資額の%)
32.721.3

何度も述べたように、ニッセイ外国株式インデックスファンドはハイリスクハイリターンなので、損失可能性額も大きいのです。

まとめると

ニッセイ外国株式インデックスファンドも世界経済インデックスファンドも一長一短な投資信託です

  • ニッセイ外国株式インデックスファンド:ハイリスクハイリターンでアメリカ経済に依存しやすい
  • 世界経済インデックスファンド:ローリスクローリターンだが、中央銀行の政策の影響も

最終的には投資家個人の価値観に基づいて判断するのが良いと思います。

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まとめ

  • ニッセイ外国株式インデックスファンドは100%を先進国株式(60%超はアメリカ)に投資。ハイリスクハイリターンな成績を期待しやすい
  • 世界経済インデックスファンドは株式や債券に広く投資するバランスファンド。ニッセイ外国株式インデックスファンドよりもローリスクローリターン
  • ニッセイ外国株式インデックスファンドと世界経済インデックスファンドも低信託報酬で「つみたてNISA」の対象商品。あなたの資産形成方針に従って選ぼう

インデックス投資家は、ニッセイ外国株式インデックスファンドやeMAXIS slim 先進国株式インデックスなど、「MSCIコクサイインデックス」をベンチマークとする商品を選ぶことが多いです。

あなたが、「日々の値動きに耐えられる」と考えるなら、ニッセイ外国株式インデックスファンドを選ぶことで、他の投資家と似たような運用を行えます。

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