みんな大好き「ひふみ」の話。
本記事では、みんな購入している、あの「ひふみ投信」や「ひふみプラス」ってどこで買えるのかを紹介します。
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そもそも3種類ある「ひふみ」
そもそも知られているようで、知られていないようで、ですが、レオス・キャピタルワークスが運営する「ひふみ」には3種類あります。
「ひふみ投信」と「ひふみプラス」の違いをご存知でしたか?
- ひふみ投信:レオス・キャピタルワークスが直接販売する投資信託(「直販投信」と言います)
- ひふみプラス:証券会社や銀行などの金融機関で販売する投資信託
- ひふみ年金:確定拠出年金を通じて購入できるもの
このうち「ひふみ年金」は少し用途が違うものなので、以下では「ひふみ投信」と「ひふみプラス」に限って話を紹介します。
「ひふみ投信」と「ひふみプラス」の違い
販売会社の違い
上述の通り、ひふみ投信とひふみプラスは、運営する会社(レオス・キャピタルワークス)は同一ですが、販売する会社が異なります。
- ひふみ投信:レオス・キャピタルワークスが直接販売する投資信託
- ひふみプラス:証券会社や銀行などの金融機関で販売する投資信託
販売会社としてのレオス・キャピタルワークスは、「ひふみ投信」の販売のみ行っています。
そのため、レオス・キャピタルワークスに口座を開設しても、銀行や証券会社のようなサービス、例えば、
- 現金預金
- 株式や個人向け国債を買う
といったサービスは受けられません。
一方、ひふみプラスは証券会社や銀行などの金融機関で購入できますので、
- 預金
- 株式や個人向け国債を買う
といったサービスとともに、ひふみプラスを買うことも可能です。
手数料体系の違い
販売会社の違いにより、手数料体系も異なっています。
ひふみ投信 | ひふみプラス | |
---|---|---|
買付手数料 | 無料 | 最大3.24% |
信託報酬(割引前) 割引後 |
年1.0584%(税込) 年0.6584%(税込) |
年1.0584%(税込) 年0.8424%(税込) |
と、「ひふみ投信」のほうが若干安く運用できるようになっています。
「ひふみ投信」と「ひふみプラス」の共通点
- 運用会社が同じ(いずれもレオス・キャピタルワークス)
- 投資先もまったく同じ(マザーファンドが同一)
販売会社の違いによって「ひふみ投信」と「ひふみプラス」に分かれているだけで、中身はまったく同じものです。
なので、マザーファンドから得られる利益は、どちらに投資してもまったく同じになります。
ただし、若干信託報酬を安くできる「ひふみ投信」のほうが、長い目で見れば良い成績になります。
まとめると
- ひふみ投信:資産運用の幅は狭まるが、手数料を安く運用できる
- ひふみプラス:手数料は高くなるが、様々な資産運用の一環として取り入れられる
となります。
まぁ、レオスで直接ひふみ投信買って、他の証券会社(SBI証券など)で株式などの運用するのも全然OKですけどね。
そうすると今度は運用会社が2社になってしまって、管理が煩雑になる点がデメリットになります。
「ひふみ投信」と「ひふみプラス」はどちらを買うべき?
教科書的には「ひふみ投信」です。
理由は信託報酬を最も安くできるから。
ただ、「「ひふみ」以外に何を買って資産運用をするか」を考慮した結果、ひふみプラスを買うのも有りだと思います。
「レオスの直販でひふみ投信を買って、その他の証券会社などを利用する」と資産運用で利用するサービスが2つにわかれてしまい、地味に管理が大変になりますので。
運用成績が良いのは「ひふみプラス」
以下はモーニングスターのデータを利用し、ひふみプラス・ひふみ投信と、TOPIXの運用成績を比較したものです。
2018年1月7日時点で、運用成績がより優れているのは「ひふみプラス」です。
といっても、ひふみ投信との成績差は0.3%しかないため、グラフ上ではほとんど同化してます。
どちらを買ってもほぼ同等の成績を享受できますが、より高い成績で運用したいなら「ひふみプラス」を買おう、ということですね。
長く保有すると・・・?
「ひふみ投信」は5年以上長期保有すると信託報酬の一部還元を行っています。
還元率は最高で0.4%程度(信託報酬換算)なので、実は長期投資している個人投資家は上記グラフよりも高い成績を享受してそうです。
ひふみはどこで買うの?
というわけでまとめましょう。
ひふみ投信はレオスのウェブサイトにて
レオス・キャピタルワークスのウェブサイトにアクセスし、口座開設してください。
月々1万円からの資産形成ひふみ投信
ひふみ投信でも「NISA」や「つみたてNISA」に対応していますので、
- 総合口座を開設
- 開設後にNISA口座を開設
という流れで、NISAやつみたてNISAを利用できます。
口座開設の手順は以下をご覧ください。
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【動画あり】ひふみ投信の口座開設方法を解説!
運用成績が良いことで有名な「ひふみ投信」を買ってみるべく、口座開設を行ったので、その手順などを紹介します。 「ひふみ投信」は、ちまたの金融機関で購入できる「ひふみプラス」と異なり、レオス・キャピタルワ …
ひふみプラスは銀行や証券会社にて
ひふみプラスを販売する銀行や証券会社に口座開設することで購入できます。
例えばSBI証券
例えば、SBI証券でも購入できますね。
SBI証券でひふみプラスを購入すると、
- 購入手数料はかかりません
- 購入残高に応じてSBIポイントが付与されます
などの特典があります。
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SBI証券の口座開設方法。開設に要する時間やよく疑問に思うところなど
初めての証券口座開設ってわからないことが多いんですよね。 住所・氏名はともかく、初めて聞く用語が大量に出てきて、「どうしますか」って問われても、ほんと訳わからないんですよね。 せっかく投資に興味が向い …
スマホで購入したいなら楽天証券
動画の最後にちょこっと映ってますが、スマホから投資信託を買いやすいのは楽天証券です。
楽天証券でひふみプラスを購入すると、
- 購入手数料はかかりません
- 購入残高に応じて楽天スーパーポイントが付与されます
などの特典があります。
SBI証券と似ていますから、動画をご覧になっての使いやすさで選べば良いのでは、と思います。
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楽天証券の口座開設方法。開設に要する時間や流れなどを紹介
初めての証券口座開設ってわからないことが多いんですよね。 住所・氏名はともかく、初めて聞く用語が出てきて、「どうしますか」って問われても、ほんとわからないんですよね。 せっかく投資に興味が向いたのに、 …
よくある質問
ひふみ投信を購入できる銀行・証券会社はありますか
これまで述べてきたとおり、ひふみ投信はレオス・キャピタルワークスのウェブサイトでの直売のみとなっています。
あなたが銀行や証券会社を通じて、ひふみに投資したいならば、ひふみプラスを購入してください。
「ひふみ投信」と「ひふみプラス」とで名前は異なりますが、最終的な投資先なので、ほぼ同等の運用成績を享受できます。
「ほぼ同等」としたのは、「ひふみ投信」のほうが信託報酬が低いため、わずかに利回りが高くなりやすいためです。
投資初心者に向いているのはどちらですか
「ひふみプラス」です。
- SBI証券や楽天証券を利用すると、最小100円から投資できます。ひふみ投信は10,000円からです
- ひふみプラスはひふみ投信に比べて、投資信託の時価(基準価額)が低いため、「割安と感じる」と思います
ひふみプラスはどこで買うと良いと思いますか
SBI証券と楽天証券を挙げておきます。
独自のポイントサービスのため、銀行を経由して購入するよりも、ポイントの分だけ利回りが上がります。
要するに、より儲かるということ、です。