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積立NISA(つみたてNISA) 質問

質問「eMAXIS slim先進国株式と米国株式の組み合わせ。アメリカに偏りすぎでしょうか」

投稿日:2018年7月18日 更新日:

20代の方から質問を頂いたので、紹介したく思います。

はじめまして。商品選びについて東北投信様にアドバイス頂きたくメールしました。

(中略)

将来のことが不安でつみたてNISAを始めることにしました。

今考えている商品選びは3通りあります。

  1. eMAXIS slim先進国株式のみ
  2. eMAXIS slim先進国株式とeMAXIS slim米国株式
  3. eMAXIS slim先進国株式と楽天全米株式インデックスファンド

選んだ基準は、信託報酬が低く、先進国株式のインデックスファンドです。金額は年に40万積立てる予定です。

ご相談したいのは、この3つの中のどれが客観的に見て良さそうかということなのですが、気になることがあります。eMAXIS slim先進国株式の投資国の割合はアメリカが過半数を占めているのですが、それにプラスしてアメリカ株だけのインデックスファンド(eMAXIS slim米国か楽天全米株式)を購入するのはあまり意味がないというかアメリカに偏り過ぎでしょうか

購入割合にもよるかもしれないのですが、投資や経済のことをよく勉強できていないうちは、欲張らずにeMAXIS slim先進国株式1本だけでも良いのかなとも思っています。

eMAXIS slim米国株式と楽天全米株式のベンチマークは異なると思いますが、それによっても何か差があるのでしょうか。アメリカ株式が人気との記事を見たので自分も組みこもうと思ってしまっているだけなのかもしれませんが…

長文になってしまいましたが、アドバイスを頂けたら嬉しいです。よろしくお願い致します。

すごく丁寧に検討されていて、しかも将来のこともしっかり考えていらっしゃるようで素晴らしいです。

質問のポイントは以下の2点になるかと思います。

  • eMAXIS slim 米国株式と楽天・全米株式インデックス・ファンドの違い
  • eMAXIS slim 先進国株式と米国株式の組み合わせはどうか

以下、一緒に考えてみたく思います。

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eMAXIS slim 米国株式(S&P500)と楽天・全米株式インデックス・ファンドの比較

eMAXIS slim 米国株式と楽天・全米株式インデックス・ファンドは、おそらく、eMAXIS slim 米国株式のほうが、投資する銘柄数が少ないため、若干ハイリスクハイリターンな成績になります。

2つのファンドの違いは投資銘柄数と信託報酬

まず、eMAXIS slim 米国株式と楽天・全米株式インデックス・ファンドの商品性については、それぞれ以下の記事で紹介しています。

【つみたてNISA】eMAXIS slim 米国株式(S&P500)爆売れで大人気の予感!将来の予想損益も紹介

三菱UFJ国際投信がEDINETで「eMAXIS slim 米国株式(S&P500)」の設定を発表し、2018年7月3日より運用が開始されました。 三菱UFJ国際投信株式会社 (法人番号)90 …

続きを見る

楽天全米株式インデックスファンド
【つみたてNISA】楽天全米株式インデックスファンドを待ってた!人気商品の評価と比較

2017年に誕生した「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は、同年の「Fund of the year 2017」の第3位に入賞する注目投信。 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year …

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両者の差異は、信託報酬と投資対象となっている米国株式の数が異なっています。

eMAXIS slim 米国株式と楽天・全米株式インデックス・ファンドの比較
eMAXIS S&P 500 楽天全米
投資先 全米500銘柄 全米約4,000銘柄
純資産 3億円 150億円
信託報酬 0.1728% 0.1696%

eMAXIS slim 米国株式(S&P500)のほうが若干成績がよくなる・・・かも?

この比較、実は以前にもほぼ同じ質問を受けたことがあるので、そちらの記事で検証したことがあります。

楽天全米株式インデックスファンド
質問「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)と楽天全米株式とS&P500ではどれが良いですか」

ほとんど知られていませんが、このブログでは、今試験的にコメント欄を開放しております(下にめちゃくちゃスクロールするとあるよ)。 今回はそのコメントに対して、返信したく思います。 はじめまして。投資初心 …

続きを見る

以下のグラフは「VTI」と「VOO」という、2つの米国市場に上場するETFを比較したもので、2010年12月31日に、両ETFに1万ドル投資したときに、2018年現在でいくらになっているかを比較したものです。

  • Portfolio 1 : VTI・・・$24,175
  • Portfolio 2 : VOO・・・$24,461

出典:https://www.portfoliovisualizer.com/

この結果を見ると、VOO(Portfolio 2)が若干(本当にごくわずかに)高い成績が出ていることが分かります。

VOOとはS&P500に連動するETFのことですので、この結果は間接的に、「eMAXIS slim 米国株式(S&P500)は楽天・全米株式インデックス・ファンドよりも若干良い成績になる可能性がある」ことを示します。

eMAXIS slim 米国株式(S&P500)のほうが価格変動リスクも高い

投資している銘柄数が少なくなった場合、どうしてもリスクも上がります。

その点で、eMAXIS slim 米国株式はわずかにリターンが高くなる可能性がある一方で、相場の急落時には大きく下落する可能性があることも承知なさってください。

以下のグラフはモーニングスターのデータベースを利用し、2つの投資信託を比較したものです。

  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • iFree S&P500 インデックス(eMAXIS slim 米国株式のライバル。今回は代用として)

出典:https://www.morningstar.co.jp/fund/

この結果を見ると、過去1年のリターンはiFree S&P500 インデックスが上回りますが、例えば、相場急落時にはiFree S&P500 インデックスのほうがやや大きく下落していることを示します。

2018年2月6日の急落(2018年2月2日比)

  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド:7.89% → 1.05%(6.84%の下落)
  • iFree S&P500 インデックス(eMAXIS slim 米国株式の代用):9.57% → 2.4%(7.17%の下落)

このことから、eMAXIS slim 米国株式は楽天・全米株式インデックス・ファンドに比べて、若干ハイリスクハイリターンな運用になると予想されます。

繰り返すように、本当に微妙なところですが・・・。

先進国株式(MSCIコクサイインデックス)に米国株式を加えるのはどうか

正直、ここからは価値観の問題です。

実際、アメリカ株式100%で運用されている方もいらっしゃいますし、先進国株式で運用されている方もいらっしゃいます。

筆者自身はアメリカ株式にばかりに集中させる必要はないと思っているので、そういう視点で話を進めます。

MSCIコクサイインデックスに含まれる、米国企業の比率は60%

以下は、2018年6月29日時点でのMSCIコクサイインデックスの構成国比率を示したものです。

MSCIコクサイインデックスはeMAXIS slim 先進国株式のベンチマークなので、eMAXIS slim 先進国株式に投資するとおおよそ以下の配分で運用されるとお考えください。

出典:https://www.msci.com/documents/10199/75637607-5053-4a11-bc59-30a604cab1fa

ご覧の通り、アメリカは66.4%を占めており、eMAXIS slim 先進国株式に投資するだけで、そのお金の6割以上はアメリカ株式で運用されることになります。

これだけでも結構アメリカ依存だと思いますが、いかがでしょうか。

MSCIコクサイインデックスを中心に据えるメリット = 没落した企業は外される

MSCIコクサイインデックスの構成銘柄は定期的に見直されており、業績が振るわず、時代遅れとなった企業は、構成銘柄から外されます

そのため、将来、アメリカの多くの企業が他国に追い抜かれたとしても、MSCIコクサイインデックスに投資してれば、その時点での世界の優秀な企業のみに投資し続けられるメリットがあります。

一方、eMAXIS slim 米国株式の投資先はアメリカ国内企業から選ばれますので、どうしてもアメリカ依存が強くなります。

今後、すぐにアメリカが没落することはありえないでしょうが、つみたてNISAの運用期限である20年後や、さらにその先はどうなっているかは誰にもわかりません。

将来がどうなるか分からないから、分散投資でリスクをカバーする、という考えなら、投資先はアメリカに集中させず、広くとったほうが個人的には安心だと思っています

対案:それでも魅力的なアメリカ企業に投資したいなら

実際筆者がやってる方法として、以下の2点を挙げておきます。

  • ネット証券で、つみたてNISAとは関係なしにeMAXIS slim 全米株式(S&P500)などを、ボーナスなどで買ってみる
  • OneTapBUYで気が向いたときに、有名な米国企業を買ってみる

資産形成の中核部分は先進国株式に投資し、あとは余剰資金がある時に他の商品を買ってみよう、という考え方です。

注意点:先進国株式もS&P500も価格変動は大きいので注意

過去の実績に基づく限り、先進国株式もS&P500も価格変動が大きい商品なので、投資する際には注意なさってください。

参考までに、2008年のリーマンショックでは1年間でどちらも投資額が半分になるほどの下落を経験しています。

  • 先進国株式:-52.6%(投資した資産の52%が1年で失われた)
  • S&P500:-49%(投資した資産の49%が1年で失われた)

出典:https://myindex.jp/data_i.php?q=SP1001JPY, https://myindex.jp/data_i.php?q=MS1105JPY

先進国株式の中身の半分以上はS&P500構成銘柄でもあるので、値下がりするときは両者とも値下がりするんですよね。

投資信託は長期投資が重要なので、何がどうなっても最低20年間継続することを念頭に考えて欲しいな、と思っています。

まとめ

  • eMAXIS slim 米国株式と楽天・全米株式インデックス・ファンドは、おそらく、eMAXIS slim 米国株式のほうが、投資する銘柄数が少ないため、若干ハイリスクハイリターンな成績に
  • 先進国株式のベンチマークであるMSCIコクサイインデックスの投資先の6割以上はアメリカ。そもそも、先進国株式に投資した時点で、かなりの割合でアメリカに投資されている
  • 先進国株式もS&P500も1年間で半値になるほどの値動きの大きい商品。投資信託は長期投資が大切なので、最低20年以上は何があっても継続できるような商品を選ぼう

もし、20代から60代まで積立投資を続けると、過去の相場のデータを利用する限りは、40年後はほぼ負けなしです。

(一時的に損失を抱えたとしても)とにかく継続することを念頭に、商品をお選びください。

さらに不明点などあれば、お知らせください。

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