青森県30代投資信託ブロガー作!つみたてNISAとiDeCoを使った資産形成ガイド

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インデックス投資

それでもインデックス投資は金融工学を駆使して考えたい

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りんりさん(@SandP500ETF )のブログを読んでいて、ちょっと思ったことがあったので記事にしたいと思いました。

株式市場はロシアンルーレット

いや、ロシアンルーレットよりもっとたちが悪いと私は思います。

一般的な、普通のロシアンルーレットならリボルバーに「一発」だけ弾丸をいれてスタートするので、確率論をちょっとかじっていれば、大体の状況が把握できるし、最悪なケースをひいてしまった時の被害もほぼ正確に予測できます。

現実の市場は拳銃の弾倉が6個とは限りません。

様々な要素が複雑に絡みあい、時間と伴に刻々と変化し、さながら弾倉が何千・何万、もっとそれ以上あるかのようでまるで予想できません。

また、簡単に数値化し計算できるものでもありません

出典:積立NISAやイデコなど、長期投資をしている初心者に大切なアドバイス | S&P500ETF(VOO)と米国株に投資するりんりのブログ

これについて、たしかにまったくその通りなのですが、それでも筆者(@instockexnet )は算数を駆使して投資を考えたいと思ったので、ちょっと記事にしてみました。

ほら、東北投信(このブログ)って、将来のシミュレーションとか元本割れの確率とか数値化して語る部分が多いので。

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簡単な計算で投資を語ることの危うさ

インデックス投資は簡単な数値で表されるけども・・・

あえて説明するまでもありませんが、簡単な計算で投資をわかったつもりになると、結構痛い目にあう可能性があります。

例えば、筆者作成のアセロラでは

  • 1年間の最大見込み損失額
  • 20年後の元本割れの確率

をそれぞれ求められるように作ってあります。

「損失額がいくらになるか」という観点から投資商品(インデックスファンド)を選ぶアプローチは割とよく使われており、例えば「インデックス投資完全ガイド」などでも目にする記載です。

インデックス投資完全ガイド
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しかし、将来抱える損失はその範囲に収まるかはわからない

しかし、「1年間の最大見込み損失額」も「20年後の元本割れの確率」も、過去に紐付いたデータであり、将来もその範囲内に収まるとは限りません

例えば、S&P500インデックス(米国主要500社からなる株価指数)の過去20年のパフォーマンスは「リターン:5.8%、リスク:18.2%」で表されます(記事執筆時点。myINDEXのデータによる)。

ここから導かれる1年間の最大見込み損失額は「投資額の約31%(= 5.8 – 18.2 * 2)」で、これは5%の確率で起こりえる事象です。

しかし、例えば世界恐慌時(1929年)のS&P500相当(※)の株価のパフォーマンスは最大90%の下落にも達しました。

S&P 500 Historical Annual Returns | Macrotrends

※当時はまだ「S&P500」というインデックス指数はありません。

長期の平準化されたパフォーマンスは、このような1年か数年単位の巨大な変化を見えにくくしてしまう難点があります。

想定外のことが起こったらパニックになって投資をやめてしまうかもしれない

例えば、2018年後半は「つみたてNISA やめたい」という検索が急増しました

2018年10月以降大幅な値下がりが続き、多くの人が損失を抱えたからです。

実は、2018年の下落率はS&P500インデックスの過去20年のパフォーマンスから想定される「1年間の最大見込み損失額」の範囲内でした(myINDEXによれば「8%」の下落)。

それでも投資に恐怖を感じた人たちがいたのですから、想定外の状況になったらどうなるかは簡単に予想できるものです。

きっと、個人投資家の多くが一掃され、ぺんぺん草も生えない状況になるでしょう。

いつのものですが、この記事へのリンクを貼っておきます。

インデックス投資で失敗する前に知っておきたいこと

よく、資産形成はインデックスファンドを利用した「インデックス投資」が良いと言われます。 筆者もそうだと思いますし、実際にインデックスファンドを利用した積立投資も実行しています。 が、インデックス投資に …

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この失敗事例は、表された数値の意味をあまり理解しないまま、リターンだけを見てしまった投資家の典型的な末路だと思います。

それでも投資信託を金融工学で語りたい

と、投資を算数で語る危うさはあるのですが、それでも筆者は投資信託を算数で語りたいと思っています

私たちの将来がどうなるかを知りたい

自分達の未来がどうなるか知りたい、というのはきっと人間の本質的な欲求だと思います

未来を知ることで不確実性を回避しようとする安全欲求、または投資で失敗することで惨めな思いをしたくないという尊厳欲求あたりが該当するかもしれません。

たしかにどうやっても将来のことを「確実に」予想することはできません(※)。

※「将来必ず儲かる」といって好意的に寄ってくる人間には注意せよ、という意味も含みます。

ですが、過去の情報を利用することである程度予想することはできます。

過去のリスクとリターンを利用することで見えなくなる情報もありますが、一方でそれは「たいまつ」のように私たちの道を照らします

高いリスクはリターンを蝕む

投資信託の長期投資をシミュレートすると、多くの人は理想的な複利に到達しない可能性があることがわかります。

【モンテカルロ】過半数の人の運用結果は目標複利に達しない可能性【つみたてNISA】

※これから述べる話は「車輪の再発明」です。 つみたてNISAで商品を運用する際には、その商品の予想される利回りがどのくらいか、という計算はよくやります(東北投信でもよくやっています)。 というのも、ア …

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例えば、「利回り3%の商品があったとして、この商品に投資して得た運用成果は3%に達しない可能性がある」という話です。

もし1年目と運用成績が-50%、2年目の運用成績が+50%だった場合、この利回りを平均化すると0%ですが、実際に投資したお金は元には戻りません(100万円を投資した場合、2年目終了時に75万円となります)。

このことは、よくFPがやりがちな「利回りx%で運用すると老後にはx円」「退職金をx%で運用するとx歳まで安泰」という皮算用はかなり当てにならないことを意味します(※)。

※計算上、この理想的な複利はリターンに対してリスクが高いほど、中央値よりも良い成績になりがちです。

しかし、例えばモンテカルロシミュレータを使えば、FPの試算よりはもう少し現実的な数字を出すことができます。

上述のとおり、想定外の運用結果になる可能性は捨て切れませんが、投資の実情を理解するためには良いツールになると思います。

数値計算の結果とはうまく付き合いたい

結局のところ、この手の数値計算の結果とはうまく付き合って行くのがベストだと思います。

  • 将来は保証しない。想定外の事象は起こりうる
  • とはいえ、まったく利用しないのは、明かりをつけずに暗闇を歩くようなものである

まだ、つみたてNISAとかiDeCoを始めたばかりの方には、

  • シミュレータの数字を信じすぎないこと
  • 相場の急変・急落は明日来るかもしれないこと

だけは常に心の片隅に置いといてほしいなと思ってます。

引用したりんりさんのブログでも、

リスクに備えすぎて悪いという事はありません。

と仰ってますよ。

数値を使うかどうかはともかく、言いたいことは一緒です。

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まとめ

  • インデックス投資の簡単な数値上の「スペック」を鵜呑みにしないように。特に相場の下落は、それまで想定していた損失額を超える可能性がある
  • だからといって、各種数値計算も利用せずに、ただ適当に投資信託を運用するのは、たいまつを灯さずに暗闇を歩いているのと同じ
  • リスクに備えすぎていて悪いことはない。明日、相場がどうなっても動揺せずに運用し続けるだけの体制を築きたい

余談:自分の投資を分析したいあなたへ

正直、「1年間の最大見込み損失額」も「20年後の元本割れの確率」も、そもそも現在のアセットアロケーションすらも把握せずに運用している方って結構いらっしゃると思います

あなたは大丈夫?

ネット上にはいろんな「分析ツール」がありますので、不安に思ったらぜひ一度チェックしてみてください。

いくつかご紹介しておきます。

★保有する投資信託からアセットアロケーションに変換(主につみたてNISA対象投信向け)

アセットアロケーション分析ツール 「ピザロ!!」(これは筆者作成なので、ご質問やご要望は筆者宛に)

★アセットアロケーションから将来予測と1年間の最大見込み損失額などを計算

資産形成将来シミュレータ 「アセロラ!!」(これも筆者作成なので、ご質問やご要望は筆者宛に)

★ポートフォリオの簡易診断機能。投資信託からアセットアロケーションへの変換にも対応

投信取引サポートツール fund eye | SMBC日興証券

★将来シミュレータなど各種定番ツール

投信アシスト | 野村アセットマネジメント

★インデックス投信がベンチマークとする指数(インデックス)の過去データを見るなら

myINDEX

あなたが

  • 投資している投資信託はどの地域のどんな金融商品に投資しているのか
  • (複数持っている場合には)それをどんな比率で保有しているか

は重要です。

あなたがきちんとあなた自身の投資を管理するためには、その投資信託がどういうものなのか、をきちんと調べるようになさってください。

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注意事項

  • 金融商品の時価は変動しますので、投資元本を割り込む可能性も承知の上で投資するようになさってください。
  • 本コンテンツで紹介している金融商品は、将来必ず値上がり・利益が生じるとは限りません。
  • 筆者調査の上で記事を執筆しておりますが、記事には不備・間違いが含まれる可能性がございます。必ず、あなたご自身が確認するようになさってください。
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