つみたてNISAってなかなか利益増えないね。でも、それは「間違い」ではない(2019年8月時点)

NYダウの2014~2019の株価推移積立NISA(つみたてNISA)

つみたてNISAの含み損益の推移(2019年8月時点)

今回は「つみたてNISAならお金が増えると聞いたが、実際はなかなか増えないじゃないか」と思ってる方に向けた記事を書きたいと思いました。

やっぱ「お金が増えない = 何か間違えているんじゃないか」と考える方は多いと思うので、「いや、そうじゃないよ」ってお話ですね。

冒頭の画像のように、筆者のつみたてNISAの運用実績は公開しており、できるだけ

  • つみたてNISAを通じて、初めて運用を経験している人
  • 投資の話が出来る人がおらず、一人で運用している人

らと状況を共有していきたいと思っています。

やはり長期投資って、それを継続するためには仲間がいたほうが良いですし、「今の状況は自分だけじゃないんだ」と思えたほうが安心すると思うんです。

今、つみたてNISAで利益が出ていなかったとしても、それはあなただけではないのです。

※ここからさらに11月まで継続した結果が下記の記事。

つみたてNISAの利益はどれぐらい?2年間続けた結果がこちら(2019年11月時点)
ぶっちゃけ、つみたてNISAがいくら儲かるのかは結構関心を持たれるところだと思います。 シミュレーションではいろいろ計算できますが、それではなんだか現実味がない。 実際のところはどうなのか。 結論から述べると、なんだかんだ...

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つみたてNISAの利益がなかなか増えないのはなぜ?

世界の株価が低迷しているからです

つみたてNISAは日本やアメリカなど、世界の「株式」に投資する商品が多いので、大局的には

  • 株価が上がれば、つみたてNISAで買っている商品の評価額も上がります
  • 株価が下がれば、つみたてNISAで買っている商品の評価額も下がります

といった変化をします。

ということは、つみたてNISAの利益があまり増えないということは、世界の株価があまり伸びてないから、と言えるのです。

これは米国のダウ平均株価の株価推移で、オレンジ色のラインがつみたてNISAの始まった2018年1月を示します。

NYダウの2014~2019の株価推移

出典:SBI証券

ご覧の通り、つみたてNISA開始以降(2018年以降)は株価の変動が大きく、それでいてあまり株価は上がっていないという傾向が分かります

常々感じるところですが、つみたてNISAはタイミングが悪い時期に登場しており、1年目からかなり「試される相場」が続いているのです。

もし、2017年1月につみたてNISAが登場していれば、今頃みんな利益を出していたと思います。

商品選択を間違えたのではない

「やり方を間違えているのでは」と悩む必要は無い

利益があまり増えていないと「自分のやり方が間違えているのではないか」と感じる方もいらっしゃると思います。

しかしそれは杞憂で、上述のとおりに、つみたてNISAで利益が出ていないのは株価のせいなのです。

もっとストレートな言いようをすれば某大統領が中国とあれこれもめているせいです。たぶんw

だから

  • あなたのつみたてNISAのやり方が間違っているわけではない
  • 運用しても利益が増えていないのはみんな一緒

なのです。

どうか、これまでの運用を後悔したり、疑ったりしないでください。

しかし、運用の見直しには良いチャンスだ

ただし、積み立てる商品の見直しには良いチャンスかもしれません。

「つみたてNISAって結構値動きがあって怖いな」と感じているなら、「もっと安心して運用できる商品は無いか」と商品を選びなおすのです。

もちろん、何も感じないようであれば、商品の見直しなどせず、そのまま運用を続ければ良いだけです。

逆に「下落相場でも儲かる商品は?」と探すのはオススメしません、というかつみたてNISAにはその手の商品がないので、難しい商品やリスクの高い商品に手を出すことになります。

筆者のつみたてNISAだってちっとも利益が増えてない

つみたてNISAの含み損益の推移(2019年8月時点)

筆者のつみたてNISA運用損益(出典:筆者作成)

筆者のつみたてNISAも全然増えないどころか、またまた評価損突入です。

「長期投資なら複利運用で増える」という安易な言説は慎まないといけないですねw

今後数年は今と似たような状況が続くのでは?

「今後しばらくはあまり利益が出ないだろう」という見込みは多い

筆者が知りうる限り、多くの機関投資家は今後数年間の相場の利益は低いだろうと予想をしています。

これはピクテの動画をツイートしたものですね。

【動画】今後5年間の世界株式展望|世界株式投資戦略 | ピクテ

ピクテのメルマガは役に立つものが多いので、関心があれば登録をオススメ。1週間に1通ほどの頻度で届きます。

他にも、書籍「インデックス投資は勝者のゲーム(ジョン・ボーグル著)」においても、米国市場の向こう10年(~2028年)のリターンはかなり低めに見積もられています。

故に、筆者が感じるには、今後数年間は元本を少し上回ったり、少し下回ったりと「あまり増えない」運用が続くのではと思います。

少なくとも、教科書的な複利運用の図のように順調に右肩上がりで資産が増えていくイメージは描きにくい気がします。

複利運用のイメージ

出典:楽天証券

こういう綺麗な「曲線」のようには、資産は増えないだろう、ということですね。

なお、つみたてNISAが複利運用なのかどうかは下記の記事で解説しました。

つみたてNISAは本当に複利で運用されてるの?
今日のお題は「つみたてNISAは本当に複利で運用されてるの?」 最初に答えを述べておくと、つみたてNISAでは、私たちが購入している投資信託の内部で複利運用されています。 投資信託の運用にはいろいろと誤解もありまして、その1つに...

知人へのアドバイスを紹介したい

こういうブログを書いていることもあって、筆者は友人からの運用のアドバイスを求められることも多いです。

その際には以下のことを伝えるようにしています。

  • 利益がでないからと焦らない。利益が出ないのは相場が悪い(※)
  • 損失が出たからと焦らない。損失になってしまったのは相場が悪い(※)
  • すぐに結果を求めない。20年や30年継続するつもりで

※つみたてNISAやiDeCoの場合ね。デイトレとかFXで利益を出せないのはまた別の話

積立投資は計算上、うまく行かなかったとしても積み立てた資産の何割かは残ります

将来、あまりお金が増えていなかったら、その時点の状況に合わせて質素に生きれば良いですし、65歳を超えて働けば良い話です。

金銭が足りなくても、スキルや経験、または人との繋がりがあれば、きっと私たちは生きていけます。

だから、今利益が出ていないことを焦る必要はありません。

まだまだこれからです。

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まとめ

  • つみたてNISAでなかなか資産が増えないのは相場が悪いから。決して、あなたの商品選定や運用方法に何か問題があるわけではない
  • 多くの予想では、今後しばらくは低リターンな時代が続くと想定されている。教科書的なきれいな複利運用にはならない可能性があるので、結果を焦らない
  • 積立投資では、運用に失敗しても投資した元本の大部分は残る可能性が高い。失敗を過度に恐れる必要はない

ここからさらに2019年11月まで継続した結果が下記の記事です。

つみたてNISAの利益はどれぐらい?2年間続けた結果がこちら(2019年11月時点)
ぶっちゃけ、つみたてNISAがいくら儲かるのかは結構関心を持たれるところだと思います。 シミュレーションではいろいろ計算できますが、それではなんだか現実味がない。 実際のところはどうなのか。 結論から述べると、なんだかんだ...

増えたと思うか、大して増えないなと思うかはあなた次第でしょうか。

コメント

  1. アバターK より:

    ブログを拝見させて頂き非常に面白いなと思いご連絡をさせて頂きました。
    私は世界株式で運用をしておりますが、ブログを拝見させて頂いたうえで商品知識を非常にお持ちだと感じましたので、良ければ一度商品知識について情報交換をさせて頂ければと思いご連絡しました。
    もし可能であれば一度情報交換をさせて頂くことはできないでしょうか。

    • Mirai TakebeMirai Takebe より:

      ご連絡いただきまして、ありがとうございます。
      別にメールを差し上げましたので、そちらをご確認ください。

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