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質問「60代。セゾン資産形成の達人とS&P500連動投信のどちらを選ぶか迷っています」

投稿日:

60代の方より質問をいただきましたので、紹介します。

前の記事はこの記事の伏線なんですよw

貴サイトを拝見し、三菱国際のオールカントリーをつみたてNISAで年間40万円積み立てを今年の6月〜積立をしております。
現在、楽天カードにて毎月5万円積立しようと考えております。つみたてNISA枠以外のアクティブファンド若しくはインデックスファンドを買おうかどうか迷っています。特定口座です。
アクティブファンドの候補は、セゾンの資産形成の達人です。
インデックスファンドの候補は、スリムのS&P500です。
東北投信様ならば、どちらを選択されますでしょうか?
因みに、嫁は今も現役で働いておりお金には不自由しておりません

お金に不自由していないとのことでうらやましい限りです。

それはともかく、質問の意図としては特定口座での運用商品として

のどちらにするか?というお話ですね。

最初に述べておくと、楽天証券の特定口座ではセゾン資産形成の達人を購入できず、iDeCoのみの取り扱いとなっています。

楽天証券のiDeCoは楽天カードによる積み立てができませんので、この比較はそもそもeMAXIS slim 米国株式(S&P500)に軍配があがります。

iDeCoの掛金引落可能金融機関は国民年金基金連合会との口座振替契約を締結した金融機関となっています。現在のところ楽天カードを含む、クレジットカードでの引き落としは設定することはできません

出典:【iDeCo】iDeCoも楽天カードから引き落としすることはできますか | 楽天証券

という前提で、いろいろ思ったことを述べていきたいと思います。

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もし、この2つのファンドから選ぶとしたら

セゾン資産形成の達人は楽天証券ではなく、セゾン投信から直接購入したら特定口座で運用できます。

ここでは「楽天カードで買う」という話を抜きにして比較してみましょう。

実は「全世界株 vs 米国株」の構図に似ている

昨日の記事でも紹介したように、セゾン資産形成の達人のアセットアロケーションは比較的米国株の比率を抑えた全世界株式ファンドに似ています

セゾン資産形成の達人のアセットアロケーション(2019年6月)

セゾン資産形成の達人の投資先(出典:https://www.saison-am.co.jp/fund/master/_pdf/prospectus2.pdf)

一方、eMAXIS slim 米国株式(S&P500)の投資先は説明するまでも無く、米国株式1本です。

というわけで、この2つのファンドの選択は、全世界株式に投資するか?米国株式に投資するか?を考えるようなものです。

以前も紹介したように、2019年現在で米国株式は様々な市場の中でももっとも割高感のある市場の1つです。

各資産のバリュエーション、過去平均(20年)から見た水準

出典:ピクテ・マルチアセット・ストラテジー 2019年8月

一方で、米国株式が選ばれている背景には、リーマンショック以降米国株式以外の市場がぱっとしなかった(他市場にはGAFAに代表されるような成長企業が登場しなかった)ことに起因しています。

出典:ピクテ・グローバル・マクロ・ウォッチ

この状況で質問者様はどちらを「信じる」でしょうか。

正直なところ、この答えは投資家次第です。

なので、東北投信がどうこうというよりも、ご自身が信じられる市場を選んだほうが納得の結果になると思います。

ちなみにアセットアロケーション的には

セゾン資産形成の達人eMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)と似ているので、分散投資という観点ではあまり意味をなさないと思います。

もっとも、eMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)の半分は米国株なので、eMAXIS slim 米国株式(S&P500)とも値動きは似てしまうのですが。

顔の見える運用者か。ただ低コストな投資信託か

今回の比較は、「運用者の顔が見える投資信託 vs 信託報酬の低コスト化を追及する投資信託」と割と対極にある選択にもなっています。

確かに投資信託選びの鉄則であるコスト面だけ見るとeMAXIS slim 米国株式(S&P500)が答えのように思いますが、セゾン資産形成の達人は運営者の信念が見える投資信託で、一般的な投資信託とは異なる魅力を持っています。

質問者様はYoutubeでセゾン投信の動画チャンネルをご覧になったことはありますか

商品選定の前に、こういうのもご覧になってみると良いと思います。

ちなみに三菱UFJ国際投信の公式動画はほとんど無いのはお約束ですね・・・w

無分配のインデックスファンドへの積み立ては60代に合っているか?

ここからは筆者が勝手に類推して書いた戯言です。

高配当銘柄や高配当ETFの利用は検討されましたか?

一般的に、分配金を出さない投資信託への積み立ては現役世代に需要がある話で、既に引退した高齢者にとってはあまり需要がありません

これはファンドの運用報告書より引用したセゾン資産形成の達人の利用者層で、その大半は60代未満の現役世代層であることがわかります。

セゾン資産形成の達人の利用者

セゾン資産形成の達人の利用者層(出典:https://www.saison-am.co.jp/fund/master/_pdf/annual_report2_1812.pdf)

というのも、老後は資産の取り崩しがメインになりますから、どちらかというと「お金を受け取りやすい」商品に投資したほうが良いのでは?と思ったのです。

例えば、若くして引退された方が良く保有されている商品は高配当株式や利回りの高いETF(上場投資信託)です。

最近Twitterで話題になった三菱サラリーマンさんはポートフォリオや運用方針を公開しています。

セミリタイアを目指し、4年間かけて構築してきたポートフォリオです。内訳は後述の通り、日米を中心とした高配当株・リート(※)が大半を占めます。

高配当株から生じるキャッシュフローはセミリタイアに非常に好適かつ長期投資のモチベーションになると同時に、配当金を積み上げていくことで経済的自由達成度(支出の何%がカバーできているか)が可視化されるので、メリットは大きいです。

出典:【記念】セミリタイア達成時のポートフォリオ | 三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた

※リートは不動産投資信託のこと。一般的な個別株に比べて分配金利回りが高い

Twitterで交流させていただいているおけいどんさんも高配当銘柄や配当金銘柄への投資方針を示されています。

保有アセット:定期預金(日本円)、日本国債、国内外株およびETF、豪州リート(ETF)、つみたてNISAにアセット分散

株式投資法:全世界・高配当株・長期投資・配当金再投資、一部 成長株投資(原則的に無配株は投資対象外)

出典:投資方針 | おけいどんの適温生活と投資日記(セミリタイア、世界高配当株収集家、サンカー)

運用難易度で言えば、高配当の個別株よりも配当利回りの高いETFを選ぶほうが簡単です。

例えば銀行株は総じて高配当銘柄ですが、特に地方銀行株はマイナス金利や今後の人口減の影響で破綻リスクの高い企業も結構あります。個別株をやる場合には「配当利回り」以外の部分を見て、こういった銘柄を選別しなければいけません。

国内株式ならNEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(証券コード:1489)やNEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信(証券コード:1577)などがありますし、海外ETFならVYM(バンガード・米国高配当株式ETF)やBND(バンガード・米国トータル債券市場ETF)が人気です。

現実的には海外ETFは通貨の両替が必要なため、もともと円で運用できる国内ETF等を選んだほうが楽だと思います。

今、eMAXIS slimシリーズなどのインデックス投資を選んでいる方の多くは、おそらく将来、定期的に売却して生活費にするか、一括売却して別の資産へ乗り換えるかの判断を行なうと思います。

おそらく、少なくない投資家が高配当銘柄や高配当ETFを選ぶのでは?と筆者は感じるところです。

個人的にはこうするだろう

筆者個人としては、積み立てて資産を増やす部分はつみたてNISAだけに任せておき、セゾン資産形成の達人もeMAXIS slim 米国株式(S&P500)も買わないと思います。

国内ETFだけで選ぼうとするとちょっと頭抱えますが、先に挙げた高配当ETFのほか、米国債ETFや他の海外ETFでバランスをとりながら、分配金収入を得られるポートフォリオを作ります。

個別株もチェックする余力があるならば、国内外の銘柄を探してみても良いかもしれませんね。

なお、現在お持ちの資産の扱いについて、こういう話もありますので、一応紹介しておきます。

本気で資産を守りたいと思うなら、定年退職後、年金が支給される年齢までは、どんなに安月給でつらい仕事でも再就職をして、そのお金には手をつけるべきではありません

出典:5000万円から変わるお金の価値 | お金持ちの教科書

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まとめ

ここでの回答は筆者の現在の考えに基づくものであり、他の投資家さんはまったく別のことを言うかもしれません。

大切な資産を守りつつ、豊かな老後を過ごされますように、様々な方策をご検討ください。

その際に、この記事がお役に立ちましたら大変幸いです。

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