質問をいただきましてので、紹介します。
現在、カブドットコムにて一般NISAで積立投信や株式を購入しておりますが、楽天証券の積立NISAに移行を考えています。
現状の投信や株式の状態は下記の通りです。
- 投信 約18万円(評価額プラス2%)
- 株式 約13万円(評価額マイナス25%)
一般NISAの限度額は到底使いきれませんし楽天証券の楽天スーパーポイントを活用して積立できる点や海外株を買える点が魅力です。
今後どのように投資を続ければいいか、お手数おかけしますが、アドバイス頂けると幸いです。
なるほど、楽天証券のサービスは魅力的ですもんね。
どのように投資を続ければいいか、ということで今回は
- NISAの金融機関変更方法
- 楽天スーパーポイントを集める方法(楽天カード、楽天ペイ)
の話題を紹介します。
コアな部分の結論を述べると、以下のようになります。
- 今から変更を申し込むと、2020年1月より楽天証券でつみたてNISAを利用できます
- 金融機関変更に伴って、今保有している銘柄を売却する必要はありません
後述しますが、筆者が質問者様の状況であれば、手続きを経て楽天証券への変更を行ないます。
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今から楽天証券のつみたてNISA口座に変更するには
これから申し込めば、おそらく2020年1月から利用可能に
つみたてNISAや一般NISAの金融機関の変更はその年の9月末日が1つの区切りになっています。
質問者様が今から申し込みを行なった場合、手続きの日数などを踏まえると、2020年1月から楽天証券でつみたてNISAを利用できるようになります。
■他社から楽天証券に金融機関変更する場合
10月1日以降に金融機関変更のお申込書類が当社到着となる場合、2020年NISA口座(一般NISA/つみたてNISA)分からの変更となりますので、ご注意ください。
金融機関変更の申し込みの流れ
出典:https://www.rakuten-sec.co.jp/nisa/tsumitate/change_financial.html
金融機関の変更の手続きは以下のような流れで行ないます。
- 現在ご利用の金融機関にて、「勘定廃止通知書(※)」をお取り寄せください
- 弊社の総合取引口座をすでにお持ちの方は、NISAのメニューページへログインしてください。
- ウェブログイン後→「NISA つみたてNISA」→「口座開設・区分変更」→「NISA・つみたてNISA口座申込」→ NISA口座を他社から変更する」ボタンをクリックしてください。
※「非課税口座廃止通知書」でもお手続きいただけます。
質問者様の場合には、まずauカブコム証券(旧:カブドットコム証券)で「勘定廃止通知書」を入手してください。
以下のFAQを見るかぎりはサポートセンターに電話が必要になるっぽいです。
一般NISAやつみたてNISAの解約方法を教えてください | auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)
「勘定廃止通知書」を入手したら、それを楽天証券に提出します。
他の金融機関で開設しているNISA口座を楽天証券へ変更したいのですが、手続き方法を教えてください | 楽天証券
そうすれば、2020年1月からは楽天証券でつみたてNISAを利用できるようになります。
現在NISA口座保有している銘柄の売却は不要
つみたてNISAに勘定変更するにあたって、現在一般NISAで保有している銘柄の売却は不要です。
Q31
2015年1月1日以降、A銀行からB証券会社に金融機関を変更する場合、変更前のA銀行のNISA口座で保有している株式投資信託の分配金や売買益は、いつまで非課税の対象となりますか?A31
金融機関を変更する場合であっても、変更前の金融機関のNISA口座内の非課税管理勘定で保有されている上場株式や株式投資信託等の配当金等や売買益は、変更前の金融機関で買付けられた年の1月1日から最長5年間、非課税の適用が受けられます。
もしかしたら、評価損を抱えている株式は一般NISAで購入されたものかもしれません。
そういうものを決済する必要はない、ということですね。
なお、auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)のNISAで保有している銘柄を楽天証券に移管することはできませんので、今保有する銘柄を持ち続ける場合には2つの証券会社を利用することになります。
一般NISAでの非課税期限が切れた後(特定口座に払い出された後)であれば、楽天証券への出庫可能です(手数料がかかると思います)。
今後どう投資をするか?
こういうのは決まった答えがないので、「個人的にはこうします」という方針で紹介します。
- 金融機関を変更して楽天証券でのつみたてNISAを始めます
- 現在一般NISAで保有している銘柄は、そのまま保有し続けます
- 評価損を抱えている株式については、銘柄次第ですが、そのまま保持し続けます
楽天証券でつみたてNISAを始めます
筆者が質問者様の状況であれば、多少の手続きの面倒はあれど、楽天証券でのつみたてNISAに切り換えます。
2020年からつみたてNISAを始めれば、最大720万円の非課税枠を利用できます(2019年時点の税制の場合)。
満額(800万円)ではありませんが、正直多くの人にとっては十分な額だと思います。
楽天ポイントに関心を持っているなら、楽天カードや楽天ペイも利用して欲しい
楽天スーパーポイントなどの活用に関心を持っているなら、ぜひ楽天カードや楽天ペイ(キャッシュレス決済。いわゆるQRコード決済)も始めてみてください。
楽天カード公式サイト(これはアフィリンクではないので、好きに踏んでほしい笑)
楽天ペイは2019年10月1日からの消費税増税に併せて5%のポイント還元を行なうキャンペーンを展開する予定です。
こういったものも活用して、賢くお金を残していきたいですね。
楽天ペイメントは10月1日から、スマホ決済「楽天ペイ(アプリ決済)」を導入している全店舗において、決済金額の5%相当の「楽天スーパーポイント」を還元する。キャンペーン期間は10月1日から12月2日まで。
出典:「楽天ペイ(アプリ決済)」導入全店舗でポイント5%還元キャンペーン、楽天ペイメントが一部差額を補填 | インプレス
※このキャンペーンは利用店舗によって通常ポイントが付与される場合と、期間限定ポイントが付与される場合があります。
ちなみに、筆者は楽天カードも楽天ペイも使っていますよ!
出典:筆者の楽天ポイント獲得実績
これまで一般NISAで買った銘柄はそのまま保有します
これまでauカブコム証券(旧:カブドットコム証券)で買った銘柄は、そのまま非課税期限が来るまで保有し続けます。
特別理由がない限りは、売る必要はないと思います。
評価損を抱えている株式も保有し続けます・・・が
評価損を抱えている株式も保有し続けると良いと思います。
が、ここは銘柄次第なのですが、例えば
- 好きな企業・応援したい企業なら持ち続ける
- 不祥事をおこした企業・いわゆる「イナゴ」が群がって高値掴みした銘柄なら売る
といった判断は必要かと思います。
もし、優待や配当目的の投資なら、そのままで良いんじゃないかな、とは感じます。
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まとめ
- 今から金融機関変更を行なうと、おそらく2020年1月から楽天証券でつみたてNISAを利用可能になる
- 筆者が質問者様の状況ならば、非課税枠を満額利用できずとも、今からつみたてNISAに乗り換えて毎月積み立てることを選ぶ
- 楽天スーパーポイントの運用に関心があるなら、楽天カードや楽天ペイなども併せて利用してみて欲しい
金融機関変更は事務的な手間がかかるので、ちょっと気が重いかもしれません。
しかし、長い目でみればおそらくつみたてNISAに変更したほうがお得ですし、運用もうまく行く可能性が高いと思っています。
つみたてNISAも満額利用する必要はありませんので、ご自身で取り組みやすい金額で始めてみてください。