海外ETF「BNDW(バンガード全世界債券ETF)」はオールカントリーの債券版のような商品です。
Vanguard Total World Bond ETF(BNDW) | Vanguard
2018年に設定されたBNDWは、経費率0.06%(2020年6月時点)で日本を含む全世界債券に投資できるのが魅力。「どの債券にどの程度投資しようかな」と迷わなくてよいのがメリットです。
ただ、残念ながらネット証券では購入できず、BNDWの取り扱いはサクソバンク証券だけです。
できれば早く購入できるようになってほしいな、というぼやきです。
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たった1つで全世界債券に投資できる便利なETF
BNDW(バンガード全世界債券ETF)のメリットは、経費率0.06%(2020年6月)という超低コストさと、たった1つで全世界債券に投資できることです。2020年3月現在で、アメリカを中心に日本やフランスなどの先進国債券と、数%の新興国債券が含まれます。
BNDWの利回りは約1.0%です。
BNDWはもともとバンガード社の著名な債券ETF(BNDとBNDX)をうまく活用した商品です。そのため、同社の得意な低コストさをいかしつつ、高い分散性も実現した商品になっています。
バンガードが提案したトータル・ワールド・ボンドETFは、証券を直接買うのではなく、同社の既存の2本のETFに資金を振り向ける。1つは米国で投資適格基準を満たしている国債、機関債、社債が対象、もう1つは同じ格付けの外国証券専門に投資するETFだ。
貴重な「全世界債券」という商品
実は日本もアメリカも新興国もまとめて投資できる「全世界債券」という商品は大変貴重です。2020ン年6月現在、日本から全世界債券に投資できる商品は、楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンドだけです。
楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド | 楽天投信(公式サイト)
楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンドも、バンガードの息がかかっている商品ですね。どうせなら、BNDWに投資するだけのヘッジなし投信なんか作ってくれてもいいと思います。
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まとめ:BNDWをネット証券でも売ってほしい!
- BNDW(バンガード全世界債券ETF)を使えば、全世界債券に超低コストで投資できる
- BNDWの取り扱いはサクソバンク証券のみ。楽天証券やSBI証券では未だ販売されず
- 日本からは楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンドを買うのが無難(あまり人気ないけど)
2020年6月の市況を考えたときに、今から債券にじゃぶじゃぶとお金を投じるのは間違っているかもしれません。とはいえ、3月の下落の債券の回復力を見ると、下落時の「ヘッジ」目的として、少しでも保有していると安心だなぁと思うのです。
BNDWが販売されるまでは楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンドで代用するしかなさそうです。
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