結論から述べると、つみたてNISAは年の途中から始めても良いです。
あなたがつみたてNISAに関心を持っていて「ちょっと始めてみたいな」と思ったら、今月からさっそく始めましょう。
年の途中から始めても満額(年40万円)積み立てることができますが、年が変わってしまうと前年の分は積み立てられなくなってしまいます。
そのため、関心を持ったら来年まで待つよりも年の途中からでも始めたほうが良いのです。
以下、詳しく見ていきましょう。
[スポンサーリンク]
つみたてNISAはいつ始めてもOK!!
つみたてNISAはいつ始めても良いので、関心を持った時が始め時です。今月さっそく始めましょう!
筆者はSBI証券でつみたてNISAをやっていますが、最近は楽天証券を選ぶ方が多いです。楽天スーパーポイントの還元があるため、「ポイントを貰える分だけお得」という理由で選ばれています。
ボーナス積み立てを使えば、年の途中からでも満額積み立てできる
ボーナス積み立ては年2回まで積立額を増額できる制度
SBI証券や楽天証券のようなネット証券の場合、年2回までのボーナス積み立てに対応しています。ボーナス積立では、最大398,800円まで積み立てできますので、毎月の積み立てでは足りない不足分をボーナス積み立てでカバーすることができるんです。
例えば、6月からつみたてNISAを始めたとします。仮に、毎月33,333円(毎月の上限額)を積み立てたとしても、年末時点で200,002円の積み立て枠が残ります。そこでボーナス積み立てで200,002円と指定して、積み立てればよいわけです。
ざっと見たところは、地方銀行でボーナス積み立てに対応しているようなので、どの金融機関でも利用できるサービスだと思います。
極端な例:12月に始めても満額積み立てできる
極端な例を考えると、つみたてNISAを12月に開始しても、満額積み立てることは可能です。
★12月に始めて満額積み立てる方法
- 例えば12月の積立額を3万円にする
- 残り37万円をボーナス積み立てで積み立てる
ボーナス積み立ては何月にやればいい?
お金の準備もあるでしょうから、あなたがボーナスを貰える月に実施すれば良いと思います。
理論上は1日でも早いほうが将来大きな利益を手にする可能性があります。なので、口座開設直後に「40万円 – 毎月の積立額 × 今年の残りの月数」を計算し、その不足分を積み立てれば良いです。
なお、SBI証券の場合にはボーナス月はいつでも設定できます(7月と12月以外でも設定できます)。
来年まで待つのはもったいないぞ
今年の非課税枠は今年中に
つみたてNISAの非課税枠は年が変わると過去の分を利用できなくなります。例えば、2019年の非課税枠は2019年中に使い切らないといけません。
- 2019年途中から始めたら、2019年の非課税枠は使いきれる
- 2020年初から始めたら、2019年の非課税枠は利用できない
なので、「年の途中だから、キリの良いところまで待とう」とするのはまったくの無駄で、むしろ使える非課税枠が減ってしまうデメリットすらあるのです。
つみたてNISAは金融庁が恒久的な制度にしたいと考えているようで、将来的にはいつ始めても20年間満額利用できるようになるかもしれません。しかし、2019年現在では2037年という期限が決まっているため、先送りするほど使える非課税枠は減っていきます。
つみたてNISAを無理に使う必要はありませんが、あなたがつみたてNISAに関心を持っていて、「年の途中だとダメなのでは?」と思っているなら、今すぐ始めましょう!
早く積み立てたほうが利益も増えそう
過去の投資信託を利用した筆者の検証によると、積立投資は早く始めたほうがより多くの利益を獲得できそうです。ちょうどいいタイミング・相場・時期を待つ必要はないんです。
年の途中から始める際の注意点
毎月の積立額を上限額(33,333円)以上に増やすことはできない
年の途中から始めたからと、つみたてNISAの毎月の積立額を4万円や5万円に増額して、40万円の帳尻あわせをすることはできません。つみたてNISAの積み立て上限額は毎月33,333円と決まっており、これを超えて積み立てることはできません。
年の上限額(年40万円)に届かない場合はボーナス積み立てを利用してください。
ボーナス積み立てで上限額を超えてしまわないように
多くの金融機関では、積立額が上限額を超えてしまうと、積み立てはおこなわれないようです。なので、40万円を超えないように計算を間違えないようになさってください。
なお、筆者が使っているSBI証券なら「NISAぎりぎり注文」と「課税枠シフト注文」を利用することで、上限枠ぎりぎりまで自動で積み立ててくれます。この下記画像にあるように、積立設定からぎりぎり注文を設定できます。
[スポンサーリンク]
まとめ
- つみたてNISAは年の途中から始めて良い。来年まで待つ必要はまったくないので、「始めたい」と思ったら今日さっそく始めよう
- 年の途中から積み立てて満額積み立てるなら「ボーナス積み立て」を併用しよう。ネット証券でも地方銀行でも年2回まで積立額を増やせる
- 積立額が上限を超えると積み立てはおこなわれないので、計算して積立額を設定しよう。SBI証券なら「NISAぎりぎり注文」などの便利機能も使える
繰り返しますが、来年まで待つ必要はまったくないので、関心を持ちましたら今すぐ始めましょう!
筆者はSBI証券でつみたてNISAをやっていますが、最近は楽天証券を選ぶ方が多いです。楽天スーパーポイントの還元があるため、「ポイントを貰える分だけお得」という理由で選ばれています。
SBI証券は「NISAぎりぎり注文」などの便利機能もありますので、あなたの関心に併せてご利用ください。地方銀行やゆうちょで始めるのもOKですよ!