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SBI証券ユーザーの筆者が東京に住んでいたとき、セブン銀行から住信SBIネット銀行のハイブリッド預金経由でSBI証券に入金していました。
というのも、住居から歩いて15秒のところにコンビニがあったからです。
ですが、現在住んでいる青森県は他県に比べてセブン銀行ATMが無い。
まじで無い。
あるとすればファミリーマートとゆうちょ銀行、そして地元の地方銀行です。
ので、どう入金すればよいのかいつも困っています。
地方銀行からの振込で入金といった経路もあるのですが、1回数百円といった手数料は払いたくないものです。
そこで、セブン銀行ATMが無い地域やハイブリッド預金を使っていないケースでもできるSBI証券への入金方法をご紹介します。
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いくつかある入金方法
SBI証券への入金方法は4種類あります。
入金方法 | 入金手数料 | 補足 |
---|---|---|
住信SBIネット銀行 | 無料 | 要住信SBIネット銀行口座 手数料体系はランクプログラムに依存 |
銀行振込 | 108円〜 | あなたが普段お使いの銀行に依存 |
即時入金サービス | 無料 | 12行のみ対応(後述) |
ATMカード | 無料~200円 | 口座開設後に発行手続き 平日昼間は無料 |
情報は2017年3月28日現在。
住信SBIネット銀行を利用する
SBI証券と同系列の銀行である住信SBIネット銀行を利用すると、同行の高金利預金サービスであるハイブリッド預金を経由してSBI証券へ入金できます。
ハイブリッド預金はパソコンやスマートフォンから振替操作を行って入金できます。
住信SBIネット銀行を利用するためには同行への口座開設が必要です。
住信SBIネット銀行へ入金するには、ゆうちょ銀行のほかに、イオン銀行やイーネット、ローソンATMなどコンビニATMを利用します。
東北地方はセブンイレブンが少ない地域もありますが、ファミリーマートなら結構な頻度で店舗があります。ファミリーマートにはイーネットATMがありますから、そこから入金可能です。
ATMが利用できるコンビニ・スーパー | 株式会社イーネット
手数料体系はスマートプログラムにて決まる
住信SBIネット銀行の手数料体系は、同行の利用状況に応じたランク(スマートプログラム)で決まります。預け入れは常時無料ですが、無料で引き出せる回数には限りがありますので、入出金頻度の高い生活用口座としての利用にはあまり向いていません。
住信SBIネット銀行に入金した後に、SBI証券口座と接続されたハイブリッド預金へ入金するには、パソコンやスマホから振替操作が必要です。この操作はATMからはできません。
住信SBIネット銀行のATMカード(キャッシュカード)が無いんだけど
SBI証券経由で住信SBIネット銀行口座も開設した場合、最初はATMカード(キャッシュカード)を発行してくれないそうです。
口座開設完了後にマイページにログインを行い、カードの発行を依頼してみてください。
普段利用する銀行からの振込
あなたが普段利用する銀行口座から、SBI証券が指定するメガバンク(三井住友銀行・みずほ銀行・三菱東京UJF銀行のいずれかを選択可能)の口座へ振込します。振込先は証券口座を開設すればわかります。
どの銀行からも振り込めるため、おそらく最もレトロな方法で、誰でも難なくできる方法です。
先方で確認後に振り分けを行うため、証券口座への反映にはタイムラグがあり、1営業日かかる場合があります。
振込先の間違いに注意
この方法の問題は、証券口座の登録氏名と振込名義が異なると、入金が行われず、お金が迷子になること。間違えると手間がかかるのが欠点です。
証券口座に登録した銀行口座以外からの振込はやめたほうが良いです。
振込手数料はあなたの銀行次第
また、振込元の金融機関に応じて送金手数料がかかるのもデメリットです。この手数料は、あなたが普段お使いの銀行の振り込み手数料に依存します。
例えば、あなたのゆうちょ銀行からSBI証券のみずほ銀行の指定口座に振り込むとしたら、チェックすべきはゆうちょ銀行の振り込み手数料です。
地方銀行だと1回の振込に数百円とかかかりますから、何度も入出金を繰り返すと大きな損失になります。
あなたが銀行振込での入金を考えているなら、後述するATMカードの利用はできないかどうかも検討してみてください。
SBI証券のATMカードを利用する
ATMカード(証券カードとも言います。キャッシュカードの証券会社版)があればATMから入金できます。
SBI証券のATMカードは自動では発行されませんので、必要な場合は証券口座開設後にマイページから申し込んでください。
申し込む際、クレジットカード機能付きのものとないものを選べます。クレカ機能がついた前者はSBIカードと呼ばれます。
クレカ機能付きは審査次第で発行されない場合もありますので、普段はクレカ機能なしでよいと思います。
SBI証券の証券カードはセブン銀行ATMとゆうちょ銀行ATMにて利用できます。ATMカードの使い方はキャッシュカードと同じです。
即時入金サービス
主要メガバンクやネットバンクを利用している場合、パソコン上の操作だけで入金できるのが即時入金サービスです。
筆者はSBI証券では使ったことないですが、他のFX業者(外為ジャパン)で利用したことがあります。
振込のように1営業日待たされたり、お金が迷子になったりすることはありません。
即時入金サービスは振込手数料無料ですが、対応銀行は限られます。
- 住信SBIネット銀行
- 三菱東京UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 近畿大阪銀行
- 楽天銀行
- ジャパンネット銀行
- ゆうちょ銀行
- セブン銀行
- スルガ銀行
このサービスを利用する場合は、当然ながらサービス元になる銀行の口座が必要です。例えば、「ゆうちょダイレクト」を利用したいなら、あなたはゆうちょ銀行に口座を持つ必要があります。
細かい手順は違えど、大まかな方法は銀行間での違いはありません。いずれのサービスも手数料無料で利用できます。
詳しいガイドとともに操作できますので、慎重にやれば誰でもできます。
上記以外の地方銀行やネット銀行は即時入金サービスに対応していません。ので、あなたがこれら以外の銀行をお使いなら、別の方法を検討してください。
どの方法が最もお得に入金できるか
住信SBIネット銀行を利用するのが最も優れます。利用できるATMが多く、手数料体系も優れているからです。
ファミマのイーネットATMから住信SBIネット銀行に入金し、そこからハイブリッド預金に振り替えることで、SBI証券での投資資金に利用できます。
住信SBIネット銀行を利用しない場合
ゆうちょ銀行を使う
住信SBIネット銀行を利用しない場合、最も効率的に入金できそうなのはゆうちょ銀行との併用です。
ゆうちょの口座に入金し、PC上の操作で即時入金するのが最も手間がかからず、手数料をかけずに入金する方法です。
ATMカードを使う
次点としてATMカードの利用でしょうか。
他の証券会社(SMBC日興証券のおすすめポイント)と異なり、利用できるATMが少ないのがちょっと辛いです。
よくある質問
SBI証券への入金手数料はいくらですか
入金経路によります。筆者のようにイーネットATMから住信SBIネット銀行経由で入金するならゼロ円です。
銀行振り込みで入金する場合には、あなたが利用する銀行の振り込み手数料に依存します。
ので、あなたが例えば10万円入金したいなら、その金額を振り込む際に必要な手数料を、あなたが普段お使いの銀行ウェブサイトにてご確認ください。
筆者はどこから入金していますか
ファミリーマートのイーネットATMからです。
- ファミリーマートのイーネットATMから住信SBIネット銀行へ入金
- 住信SBIネット銀行からハイブリッド預金に振り替え
- SBI証券の買い付け余力に反映!
もちろん手数料はかかりません。
口座開設の方法を教えてください
SBI証券の口座開設方法。開設に要する時間やよく疑問に思うところなどで紹介しています。
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まとめ
- あなたがSBI証券の証券口座に入金する方法は4種類
- あなたが住信SBIネット銀行を利用しているなら、ハイブリッド預金経由で入金するのが簡単
- あなたが住信SBIネット銀行を利用していない場合はゆうちょ銀行に口座を持つか、SBI証券のATMカードを入手する
なお、あなたが地方銀行一行しか口座を持っていない場合、入金方法はその銀行からの振込しかありません。
しかし、これは振り込み手数料がかかるため、あまり合理的な利用とは言えません。
お金に意識が向いている人は、用途に応じて銀行を使い分けていることも多いです。
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これを機会に、あなたも住信SBIネット銀行の利用も検討してみてはいかがでしょうか。
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