検索キーワードに「SBI証券でのつみたてNISAの始め方がわからない」といったものが記録されていたので、本記事でそれに回答したいと思います。
ネット上には「つみたてNISAはSBI証券がオススメ」といった記事は溢れていたとしても、それを始めるまでの情報が事細かに記載されたコンテンツは少ないです。
そこでここでは改めて1からおさらいするつもりで、証券口座の開設から実際に積み立てるまでの流れを紹介します。
以下、あなたは証券口座を保有したことが無く、投資経験もないことを前提に話を進めます。
すでにSBI証券の口座をお持ちなのでしたら、最初の口座開設の話はすっとばして、動画のあたりからお読みください。
なお、つみたてNISAの制度自体は2018年1月から開始していますから、あなたはこの記事をご覧になって、今すぐにつみたてNISAを申し込むことができます。
[スポンサーリンク]
1番目の手順:SBI証券口座が必要
あなたがSBI証券で「つみたてNISA」を始めるならば、最初に行うべきことはSBI証券の口座開設です。
これはSBI証券に限りませんが、金融機関で「つみたてNISA」を始めるならば、最初に金融機関での口座開設が必要です。
SBI証券の場合、口座開設はウェブ上から行います。
あなたが現在お使いのパソコンやスマートフォンを利用して申し込みを行ってください。
なお、口座開設にまつわる総合的な話は、以下の記事にてまとめています。
総合口座開設時に「つみたてNISA」口座開設も申し込む
これはパソコンからSBI証券に総合口座開設しようとした際に出てくる画面の切り抜きです。
口座開設の途中で「つみたてNISAを申し込む」との選択肢が必ず出てきますので、選ぶようになさってください。
もし、申し込み忘れたら?
ここで選ばなかった場合、SBI証券の総合口座開設は行われますが、「つみたてNISA」の利用申し込みは行われず、「つみたてNISA」を利用できなくなります。
「つみたてNISA」自体は総合口座開設後も申し込めますが、書類のやりとりなど、ちょっとした手間が生じる可能性があります。
総合口座開設時に「つみたてNISA」も申し込んでおいたほうが、手続きが一まとめになり簡単です。
つみたてNISAを始めるときって源泉徴収あり?なし
源泉徴収ありをオススメします。
詳しい説明は下記をご覧ください。
必要な書類:マイナンバー(12桁の個人番号)
つみたてNISAの利用にはマイナンバー(12桁の個人番号)が必要です。
が、そもそも総合口座開設申し込みのタイミングでマイナンバーの提示が求められますので、口座開設申し込み時に
- マイナンバーカード
- マイナンバー通知カード
のいずれかを必ずお手元にご用意ください。
その他、詳しい話は下記にて。
2番目の手順:つみたてNISA口座開設を待つ
「つみたてNISA」の口座開設は時間がかかる
総合口座と異なり、「つみたてNISA」口座は税務署のチェックがあるため、申し込みから利用できるようになるまでに2週間~1ヶ月程度かかります。
そのため、総合口座と「つみたてNISA」口座を同時に開設すると、最初に総合口座の開設完了通知が来るはずです。
もし、あなたの手元に総合口座の開設完了通知が来ているが、「つみたてNISA」の口座開設完了の案内が来ていない場合には、
- 課税口座(特定口座など)で投資信託を買うことができます
- 「つみたてNISA」口座では投資信託を買えません(まだ開設が終わってないので)
といった状態になっています。
まずは「つみたてNISA」の口座開設完了の案内をお待ちください。
なお、口座開設完了の案内は、あなたがSBI証券に登録したメールアドレスに届きます。
マイページからも閲覧できますので、定期的にログインしてチェックしてみてください。
開設申し込みが集中していると時間がかかる
2018年1月は「つみたてNISA」が始まったばかりですので、口座開設申し込みが集中し、1ヶ月よりもっと長く時間がかかる可能性があります。
かつて、ただのNISA(一般NISA)が始まった頃も、制度開始時には結構時間がかかっていました。
3番目の手順:投資信託を選ぼう
つみたてNISAの開設完了の案内が届けば、「つみたてNISA」での投資信託積み立てが可能になります。
あとは投資信託を選び、実際に積み立てを行うのみです。
動画:SBI証券で「つみたてNISA」の設定を行う手順
手順は文章で説明するより、この動画などを見てもらったほうが早いと思います。
投資信託を選ぼう
多くの方が躓くのがここですかね。
「つみたてNISA」で選択できる投資信託は種類が多く、その中からあなたに最適なものを1つ(か複数)選ばなければいけません。
この話は、ここのちょっとした議論だけでは語れないので、詳細は省きます。
筆者はいろいろ考えた結果、積み立てる商品はハイリスクハイリターンを期待できる商品を選び、「つみたてNISAで損失が出ても、老後に問題のない金額」でリスクをコントロールしたほうが良さそうだ、と感じています。
選択できる投資信託は限られている
「つみたてNISA」で選択できる投資信託は、たくさんある投資信託のうち、金融庁が認定した限られた商品のみです。
そのため、SBI証券で売買できる投資信託のうち、その大半は「つみたてNISA」での運用ができません。
上記画像のように、「つみたてNISA」で買付できる商品には、「つみたてNISA買付」のボタンがあります。
それが無い場合には、その投資信託は「つみたてNISA」での運用はできません。
毎月積み立てる金額の決め方
あなたが20代や30代なら、投資できる上限金額を積み立てても大丈夫です。
一方、40代を超え、すでに老後の生活が見えているなら、「つみたてNISAに投資した金額を失っても、将来生活できるか」を考えてから、積立額を決めると安心です。
損失をベースにした考え方で金額を決めるなら、つみたてNISAで積み立てる商品は「eMAXIS slim 先進国株式」や「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」などの商品を選んで問題ありません。
第4の手順:積み立てが実行されるのを待とう
あとは積み立ての設定日に積み立てが実行されるを待つのみです。
投資信託は購入から、実際にあなたのマイページに反映されるまで1~3営業日程度のタイムラグがあります。
そのため、積み立てが行われたその日に、投資信託の保有状況がマイページに反映されるとは限らないので、しばらく気長に待ってみてください。
これ、最初のうちは「本当に買えたの」って不安になるんですよね。
だいたい2営業日ぐらい待てば反映されると思います。
[スポンサーリンク]
まとめ
- SBI証券で「つみたてNISA」を始めるためには、最初にSBI証券の口座開設が必要。口座開設時に「つみたてNISA」の申し込みも行おう
- 「つみたてNISA」の口座開設には、税務署のチェックが入るために時間がかかる。1ヶ月かそれ以上待つつもりで気長に構えよう
- 「つみたてNISA」口座を開いたら、投資信託の積み立て設定を行おう。あとは実際に積み立てが行われるのを待つのみ
よくあるのが、「「つみたてNISA」申し込んだけど、その後連絡もなく、音沙汰なし。。。」って話でしょうか。
そこは元々時間がかかる部分ですので、お茶でもすすりながらしばらくお待ちください。
それ以外は「口座開設から投資信託を積み立てる」といった流れですから、特別難しいところはないと思います。