最近、東北投信のサイト内検索で海外ETFの銘柄名を検索される方がいらっしゃって・・・。「海外ETFの記事も書け」との圧力を感じる(笑)ので、記事にしてみます。
最初に述べておくと、筆者は普通の方の資産形成はつみたてNISA(やiDeCo)で十分だと思っています。海外ETFは無理に利用しなくてもいいのです。
しかし、例えばインド株や中国株のように、国内ではまともな商品が無いが、海外ETFに魅力的な商品がある場合もあります。
そのため、より本格的な分散投資を実現するために、海外ETFに目をむけてみるのも一興だと思います。
それでは詳しく見ていきましょう!
[スポンサーリンク]
海外ETFの運用方針
海外ETFを買う理由:好奇心です(笑)
筆者は海外ETFの豊富な種類を重視しています。選びがいがあるというか、好きな運用プランを立てやすいのが楽しいんです。
実際に買っている海外ETFは「iシェアーズMSCIカナダETF」や「日興AMシンガポール STI ETF」などのカントリーETFが多めです。カントリーETFとは単一の株式市場に連動するETFのことで、日本ではほとんど種類がありません。
筆者はつみたてNISAやiDeCoも利用していますので、現在の保有資産は「つみたてNISA + iDeCo + 外国株 + いくつかのカントリーETF」となっています。つみたてNISAではどうしても米国株への集中度が高まってしまうので、カントリーETFで分散性を高めている感じです。
ちなみに、筆者が親しくさせていただいているななしさん(@_teeeeest)は老後の自分年金づくりとの名目で、「VYM(バンガード米国高配当株式ETF)」や「BND(バンガード米国トータル債券市場ETF)」などの日本でも定番的な海外ETFを購入されています。
老後に年金だけでやっていける人と難しい人っていますよね。
管理人は残念ながら、年金だけでは食べていけません。
嘆いていても仕方ないので、黙々と副業をしつつ、その収入で(海外ETFを購入して)「じぶん年金」を作っています。
お金の優先順位
筆者のお金の優先順位は以下のとおり。画像を作ったので便利ですね。
出典:筆者作成
★筆者が海外ETFを買うまでには数々の関門がある
- iDeCo
- その他保険等
- つみたてNISA
- 残ったお金でカナダ株式
- さらに残ったお金で海外ETF
2020年6月現在
優先順位はつみたてNISAやiDeCoが高めです。海外ETFの優先度は低めです。
なお、最近は4番目のカナダ株で余剰資金がなくなることが多いです。
海外ETFの記事なのに海外ETFを買ってないという告白。
つみたてNISAと海外ETFの併用に向いている人
繰り返すように、多くの人の資産形成はつみたてNISA(やiDeCo)で十分です。それでも以下に当てはまる方は海外ETFの運用にも向いていると思います。
★つみたてNISAと海外ETFの併用に向いている人
- つみたてNISAを利用してもなお、投資するお金がある
- 定期的に分配金を貰って、ただ積み立てるだけの運用に「潤い」が欲しい
- つみたてNISAやiDeCoでは買えないような商品を買ってみたい(筆者はココ)
ただ分配金が欲しいなら国内ETFのほうが便利です。敢えて海外ETFを選ぶなら「外国に投資したい」という願望も必要かなと思います。
ちなみに、分配金の多い海外ETFが人気ですよね。特に以下の3つの海外ETFは米国株式に投資しますので、米国株好きにはすんなり受け入れると思います。
★個人投資家に人気の高配当ETF
- VYM(バンガード米国高配当株式ETF)
- HDV(iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF)
- SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)
【よく名前が挙がる海外ETF有名商品7つとその投資対象】
VOO 著名な米国株500社
VTI 米国の全上場株式
VT 日本も含む全世界の株式VYM 配当利回りの高い米国株大型株
SPYD 米国著名500社のうち配当利回りの高い80銘柄
HDV 配当水準の高い米国株BND 米国の短期債から長期債までまとめたもの
— みらいあせっと@東北投信🇨🇦🌴🇹🇭 (@instockexnet) June 15, 2020
運用上の注意点:海外のニュースにも目をむけてみよう
海外ETFは海外株式や債券、REIT(不動産投資信託)に投資するものが多いので、海外のニュースにも目をむけたほうが良いと思います。
海外ETFはつみたてNISAのファンドのように、20年後まで「気絶」して良いものと良くないものがあるので、積極的に海外の情報を集めることをオススメしたいです。
ただ、海外の情報って必然的に英語が多くなるので、英語に慣れていないと辛いんですよね。というわけで、ななしさんは日本語で読めるモトリーフールのメルマガに登録する案を紹介しています。
モトリーフール(公式サイト)
海外ETFへの投資が不安な人はモトリーフールで一次情報をチェックしよう | 氷河期ブログ
筆者も登録してみたんですが、米国株などアメリカに関する情報が多めですね(母体がアメリカの企業なので当然なんですが)。
ちなみに筆者は、特にカナダに限ってはTwitterでカナダのニュースメディアなどを片っ端からフォローして、タイムラインに流しています。さすがに現地の空気感まではわからないものの、「カナダで何があったか」みたいな話はすぐに取得できるようになりました。
わからない文章はグーグル翻訳ですw
[スポンサーリンク]
まとめ
- 多くの人はつみたてNISAやiDeCoだけでも十分将来の備えになる。それでも海外に投資してみたいなら海外ETFを始めてみよう
- 将来の収入作りのために海外ETFを買っている人もいる
- インデックスファンドの積み立ては、いくら積み立てても収入が増えない。分配金目的で投資すると、つみたてNISAの運用を続ける原動力になるかもしれない
というわけで、余剰資金もあって、海外に投資してみたい方は海外ETFもどうぞって話でした。
他の海外ETFの話題は以下からどうぞ。