EPI(インド株収益ファンド)への投資を検討してみた

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EPI(ウィズダムツリー インド株収益ファンド)」の特徴について調べ、投資するかどうかを検討します。

WisdomTree India Earnings Fund | WisdomTree

新興国株式のうち、インドは人気のある投資先です。ですが、インド株に投資できる商品ってあまり多くはありません。EPIはその中でも貴重な「インド100%」をぎゅっと詰め込んだ海外ETFです。

2020年9月現在では、EPIは一般的な新興国株式と同等のパフォーマンスでした。エネルギーや金融など、最近まで低迷していたセクターの比率が高いことから、もう少し産業の変革が進むまで我慢が必要だと感じます。

しばらく低迷しても我慢できる人向けかなぁと思います。

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EPIってどんな商品?

EPIは米ウィズダムツリー社のETFで、インド株式にのみ投資を行います。

ベンチマークは「WisdomTree India Earnings Index」で、現在利益を上げていて、かつ外国人が投資できる企業から構成されています。いわゆる「ファンダメンタルインデックス」と呼ばれるタイプも指数で、ウィズダムツリーの商品らしく「スマートベータ」の1種になっています。

なお、構成銘柄の保有比率は企業の純利益によって決定されており、「利益の大きな銘柄ほど多く保有する」という特徴を持っています。

では、EPIのセクター比率などを見てみましょう(銘柄のほうはタタぐらいしか聞いたことがないので、解説はパスしますw)。

EPI(ウィズダムツリー インド株収益ファンド)の上位構成銘柄とセクター比率

EPIのセクター比率を見ると、エネルギー、金融、素材などのいわゆるオールドエコノミーが多くなっています。これらはどちらかと言えば、ここ数年のパフォーマンスが冴えず、足を引っ張ることが多かったセクターです。

一方、情報産業(Information Technology)は16%ほど含まれます。将来はどうなるかはわかりませんが、ハイテク産業はこれまで高いパフォーマンスを出すことが多かったです。

全体としては、EPIのパフォーマンスは未だオールドエコノミーの雰囲気に支配されやすいものの、まだまだ成長の余地はありそうな感じでしょうか。一般消費財(Consumer Discretionary)とかが増えると、景気が良い時にもっと株価が上がりやすくなると思います。

その他のEPIの特徴は以下の通り。

EPI(ウィズダムツリー インド株収益ファンド)(2020年9月20日時点)
ティッカーEPI
投資先利益の出ているインド企業
ベンチマークWisdomTree India Earnings Index
(インド株収益インデックス)
価格24.31ドル
取引単位1口
購入手数料証券会社に依存
経費率0.84%
純資産約606億円
(583ミリオンドル)
分配頻度四半期(3/6/9/12)
分配金利回り1.16%
運用会社WisdomTree

仕方ないとはいえ、EPIの経費率は0.84%と、カントリーETFの中では高めですね。

パフォーマンス

以下はEPIの株価です。比較対象として、GLIN(ヴァンエック・ベクトル インド小型株ETF)とEEM(iシェアーズ新興国株式ETF)を使ってます。

EPIの株価推移

EPIはEEMよりも少し値動きが大きい割には、パフォーマンスが上がっていないですね。オールドエコノミーのセクターが大きいことが影響してるのかもしれません。ただ、インドの小型株(GLIN)に比べると、EPIのパフォーマンスは圧倒的です。

一般的な新興国株式インデックスには、(相場次第ですが)インド株式が10%前後含まれています。現時点ではインド株式に重点的に投資するメリットは見出せませんが、一般的な新興国株式インデックスに加えてEPIを同時に保有しておくと、将来利益を受け取れるかもしれませんね。

分配金

EPIは他のウィズダムツリーのETFと異なり、「配当」を銘柄選定の根拠にはしていません。そのため、EPIの分配金利回りは1%台と低めになっています。

その分株価の成長を利益として受け取りたいところですが・・・現状は難しそうですね。

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まとめ

  • EPIはインド企業のうち、外国人が投資可能で、かつ利益が出ている企業に投資する。利益が大きいほど組み入れる比率が大きい
  • 2020年9月現在で、エネルギー、金融、素材などの伝統的な業種の比率が高い。情報産業の比率は高いが、全体としては未だ新興国感が強いセクター比率になっている
  • 2011年からのパフォーマンスは低調。分配金利回りも低めなので、ここまでのリターンは低かった

ちなみにインドは人口増加とそれに伴う様々な消費に期待感を持たれる国ですね。同国の株価が大きく伸びるのはこれから先かもしれません。

が、期待感が強すぎて「成長の罠」にはまるかもしれません。

EPIの商品性は良いと思いますが、インド市場としては何年低迷しても我慢できる人向けでしょうか。

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