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ピクテ-iTrustインド株式の評価。関心あるけど運用成績はイマイチか?

iTrustインド株式[銘柄解説] 投資信託

iTrustインド株式

2018年11月現在で、もっとも低コストにインド株式に投資できる国内公募投信が「iTrustインド株式」です。

急激な人口増加と、経済成長が著しいインドに投資したいと考える投資家はきっと多いはず!

ただ、結論から述べると、2019年9月現在でiTrustインド株式は参考指数に運用成績で負けていますし、経済成長率もファンドのリターンに結びつくとは限りません

そういう意味で、個人的には運用の主軸はつみたてNISA + インデックスファンドで、本商品は(関心ある人だけが)特定口座でおまけ的に買うというのが良いと思っています。

運用期限は区切られていないので、30年ぐらい継続したら結構な儲けになってるかもしれませんね。

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iTrustインド株式とは

iTrustインド株式(協会コード:42311184)は、ピクテ投信が運用するアクティブファンドです。

iTrustインド株式 | ピクテ投信

iTrustインド株式の概要がわかる販売ランディングページ | ピクテ投信

ピクテは(比較的)信託報酬を抑えた「iTrustシリーズ」を展開しており、インド株式はその中の1つです。

iTrustシリーズ | ピクテ投信

信託報酬や純資産などの基本情報

iTrustインド株式の特徴(2019年9月21日現在)。
購入手数料0%
(ノーロード)
信託報酬
実質コスト
1.48344%
1.251%
信託財産留保額0%
換金手数料0%
基準価額公式サイト
純資産(ベビー)
純資産(マザー)
15億円
13億円(※)
信託期間無期限

※2019年3月時点

信託報酬はインド関連の株式ファンドの中では最低水準の1.418%(税抜)です。

つみたてNISA対象ファンドのコストから考えるとやっぱアクティブファンドは「コストが高い」と感じますね。

マザーファンド

iTrustインド株式のしくみ

出典:https://www.pictet.co.jp/~/media/Files/PDF/all_funds/iindia/k/iindia_K_20190615

マザーファンドは「ピクテ-インディアン・エクイティーズ」といい、本商品のためだけに運用されているファンドです。

純資産は15億円(2019年9月時点の推定)と、やや少なめになっています。

また、本マザーとは別の調整用として「ピクテ-ショートターム・マネー・マーケットJPY」も運用されています。

こちらは日本国内の短期金融資産で運用するもので、ファンドの損益には影響を与えないものです。

インド株式に投資!

ピクテが選定する少数銘柄に投資

名前が示すとおりに、iTrustインド株式はインドの株式に投資します。

  • 主にインド企業(インドに本社を置いている企業または主たる事業をインドで行っている企業)の株式に投資します。
  • モーリシャス籍の投資法人を通じて、インド企業の株式に間接的に投資することがあります。
  • 主として上場株式に分散投資します。

出典:iTrustインド株式目論見書

月報より保有銘柄数を確認すると、なんと「25」。

海外ETFであるウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)が349銘柄を保有していることを考えると、iTrustインド株式は割と集中投資を行なっていることが分かります。

iTrustインド株式のポートフォリオ

出典:https://www.pictet.co.jp/~/media/Files/PDF/all_funds/iindia/m/iindia_M_20190830

WisdomTree India Earnings Fund | WisdomTree(EPIの情報はこっち)

ベンチマークはありません

iTrustインド株式はベンチマークを持ちませんが、参考指数として「MSCIインド10/40株価指数」を利用しています。

The MSCI India 10/40 Index is designed to measure the performance of the large and mid cap segments of the Indian market.

MSCI インド10/40指数はインド市場の中~大型株のパフォーマンス測定するためにデザインされている。

出典:MSCI INDIA 10/40 INDEX (INR) | MSCI(PDF)

以下は2004年以降のMSCIインド10/40株価指数とMSCIエマージングマーケットインデックスのパフォーマンスを比較したもので、価格変動は大きいものの、エマージングマーケット指数を大きく上回る成績になっています。

 MSCI India 10/40 Index

出典:https://www.msci.com/documents/10199/411a5dcd-5d65-4f9b-92bc-f06b11ad311a

リーマンショックの時はエマージングマーケット指数よりも大きく値を落としていますが、その後の戻りは素晴らしいですね。

以下はMSCIインド10/40株価指数とiTrustインド株式の比較です。

ご覧の通り、iTrustインド株式はMSCIインド10/40株価指数にパフォーマンスで劣っています

MSCI India 10/40 IndexとiTrustインド株式の比較

出典:https://www.pictet.co.jp/~/media/Files/PDF/all_funds/iindia/m/iindia_M_20190830

厳密には参考指数よりも価格変動が抑えられている、といえば良いでしょうか。

ちなみに、現在の運用を過去10年間にさかのぼって再現すると、長い目では指数を上回るとの自信ものぞかせています。

当ファンド(iTrustインド株式)では、中長期的に成長が期待できるインド株式の中でも特に個別企業のファンダメンタルズに注目した厳選投資を行っています。2019年2月末時点の当ファンドのポートフォリオの状況をみると、より確信度の高い銘柄に絞込み、26銘柄に投資を行っています。

当ファンドと同様の運用戦略をとるピクテのインド株式運用戦略のパフォーマンスを過去10年間と長期でみると市場平均を上回るリターンを実現しました

出典:インド株式市場を取り巻く懸念と今後の見通し | ピクテ

他の投資信託との比較

インドに投資する投資信託との比較

出典:http://www.morningstar.co.jp/FundData/ComparisonSearchResult.do

  • 橙:iTrustインド株式
  • 赤:HSBC インドオープン
  • 緑:JPM インド株アクティブ・オープン
  • 青:新生・UTIインドファンド
  • 紫:MSCIインド(配当込、円ベース)

MSCIインドインデックス(紫)が最適な比較対象かはわかりませんが、どのファンドも負けていますねw

指数を上回ることがアクティブファンドの意義ならば、これではダメだと思いますw

インド株は割高なのでは??

ところで、一般的な指数(PER・PBR)を用いると、インド市場は米国や新興国などよりも割高な水準にあるようです。

例えば、myINDEXのデータを利用すると、インドのPER(株価収益率)は米国よりも高く、PBR(株価純資産倍率)も全世界より高い水準にあります。

主要国のPER・PBR(2019年9月21日時点)
国名PERPBR
インド20.62.6
米国20.13.4
中国13.31.6
日本11.61.2
全世界16.32.2
新興国13.01.7

出典:世界各国のPER・PBR・時価総額 | myINDEX

高い経済成長や人口増加率は必ずしも高いリターンとは相関せず、むしろ成長に対する期待がリターンを押し下げる可能性があります。

割安な地域を選んで投資していくことを考えるならば、インドよりも中国のほうが適しているように見えますし、それ以上に日本のほうがお得かもしれません。

インドは確かに魅力的な市場だとは思いますが、個人的にイマイチ気が進まないのはここですね。

つみたてNISA同様に20年投資し続けるならば成果は出るかもしれませんが、筆者個人は今なら中国や別の新興国を買うと思います

購入できる金融機関

以下はiTrustシリーズを購入できる金融機関です。

  • SBI証券
  • 静岡銀行
  • マネックス証券
  • auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)
  • 楽天証券
  • 東洋証券
  • SMBC日興証券
  • ソニー銀行
  • 松井証券
  • 岡三オンライン証券
  • ほくほくTT証券
  • GMOクリック証券
  • FFG証券
  • 西日本シティTT証券
  • フィデリティ証券
  • 大光銀行
  • 伊予銀行
  • 四国アライアンス証券
  • 北洋証券

出典:iTrustノーロード・シリーズ | ピクテ

つみたてNISAやiDeCoでは買えません

iTrustインド株式はつみたてNISAやiDeCoでは買えません。

一般NISAは利用できますが、2019年9月現在では、一般NISAは2023年の制度ですので、今から一般NISAを選ぶのはちょっとメリットが乏しいように感じます。

個人的には、つみたてNISAで別の投資信託を購入し、iTrustインド株式は課税口座(特定口座)で買うことをオススメしたいです。

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まとめ

  • iTrustインド株式はファンダメンタル的に成長を見込めるインド株式に投資。銘柄数は25銘柄前後とかなり抑えられている
  • 他の類似ファンド含め、指数よりも成績が悪い
  • インド市場は割高な可能性。経済成長や人口増加は必ずしも高いリターンと結びつかない点に注意

本商品を含め、iTrustシリーズの販売コンセプトや雰囲気、魅せ方はとても好きなので、運用成績も頑張って欲しいです。

ただどうしてもアクティブファンドが好成績を出し続けるのは難しいので、運用の主軸はあくまでインデックス(つみたてNISA)で、それを補完するつもりで買っていくのが良いと思います。

個人的にはPERやPBRの割安な地域を探して、海外ETFなどを通じて投資して行くのが良いのかな、と最近思っています。

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