筆者も最近利用し始めたSBI証券のTポイント投資について、その特徴やらメリット・デメリットやらをまとめようと思います。
これからTポイントに登録する方は以下の記事を。
実際にTポイントで投資信託を買う流れは以下をご覧ください。
1からTポイント投資の準備を整えるのはちょっと大変ですが、その先にはポイントを運用することでお得にリターンを稼げる世界が待っています。
同じ利回りで運用できるなら、当然ポイントも投資したほうが、手元に帰ってくるお金は多くなります。
ぜひ、一緒にTポイント投資を始めましょう!
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SBI証券のTポイント投資のまとめ
項目 | サービス内容 |
---|---|
Tポイントを使えるサービス | 投資信託の買い付け |
ポイント利用単位 | 1pt=1円相当で100ptから |
対象ポイント | Tポイント 期間固定Tポイント |
利用手数料 | 無料 |
注意事項 | ジュニアNISA・つみたてNISAは対象外 |
1ポイント1円相当として、手数料無料で利用可能
SBI証券のTポイントサービスは、SBI証券や他のサービスで貯めたTポイントを投資信託の買い付けに利用できます。
Tポイント1ポイントが1円相当の購入代金となり、最低100円からの投資に利用できます。
Tポイントを100ポイント貯める必要は無く、例えば5ポイントに95円を足して買うことも可能です。
以下は実際に9ポイントに91円足して投資信託を買ったものです。
出典:SBI証券筆者口座
なお、ポイントを使うことに手数料はかかりません。
後述しますが、Tポイント投資で手数料がかかるのは「ネオモバ」のほうです。
SBI証券なら「投信マイレージ」で毎月Tポイントが貯まる
SBI証券で投資信託を買った場合には、「投信マイレージ」という投資信託の残高に応じて毎月ポイントが付与されるサービスを通じてTポイントを得ることも可能です。
そもそも効率的にTポイントを貯めようとすると、Tポイントを貰えるお店に行くことになりますが、普段利用しない店に行くのは気が引けますよね。
ドラッグストアのウェルシア、マルエやホームセンターのジョイフル本田で貯めてます。頻繁には行かないのでそれほど貯まらない感じです。
— ノラネコ(●´ω`●)2828 (@Ryomo_nrtc) 2019年10月4日
だからといって、Tポイントを貯めるために毎日ファミマで買い物するのはお金の無駄づかいになってしまう!
というわけで、筆者の場合にはつみたてNISAで買っている投資信託に付与されたTポイントを使っています。
今のところ、毎月1回数十円相当のTポイントをもらえています。
出典:筆者口座
上図は2019年9月に投信マイレージで貰ったポイントで、22ポイント付与されました。
上述のとおり、つみたてNISAでの買い付けにはTポイントを使えませんので、このポイントはつみたてNISA以外で買っている投資信託の代金に充当しています。
先の画像ではeMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)という個人投資家に人気の商品を買っていますね。
筆者の場合は、つみたてNISAで毎月投資信託に積立投資していますから、長い目で見れば貰えるTポイントは増えていくはずで、その分だけTポイント投資に回せるポイントも増えるはずです。
ほかにもあんまり大声では言えませんが、Tポイント公式サイトのアンケートに適当に回答してポイント貰ってますw
投信マイレージの還元率は?
投信マイレージの還元率は投資信託保有額の0.01%~0.2%(年率)です。
還元率が高い投資信託は信託報酬が高いので、現実的には還元率が0.05%以下の投資信託を選んだほうが良い結果になると予想されます。
「還元率の高さだけで投信を選ぶな」ということですね。
メリット:ポイントの積み重ねが将来のお金に直結する
出典:筆者作成
これは昨日の記事で出したグラフで、SBI証券で今人気のSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドをTポイントを使って買ったケースと使わずに買ったケースでは、将来数万円~数十万円のリターンの差に繋がるかもしれない、というものです。
投資ではやはり「いくらお金を投入したか」は大きく影響しますので、わずか数ポイントでも将来的には大きな差につながります。
このグラフは投信マイレージで貰えるTポイントだけを想定して計算していますので、わざわざTポイントを集めなくても、投信マイレージの利用だけでも十分に差が出るのです。
「ちりも積もれば山となる」の好例ですね。
ポイントを貰わずに投資だけするのは正直、損をしているのと同じだと思います。
デメリットというか残念なところ
iDeCoは対象外です(つみたてNISAはポイント付与の対象です)
SBI証券のiDeCo(オリジナルプラン・セレクトプランともに)で購入している投資信託は投信マイレージのサービス外で、iDeCo購入分の投資信託にはTポイントがつきません。
iDeCo購入分ももらえたら、今以上にポイント貰えるのに!!残念!!
一方、つみたてNISAはポイント付与の対象ですので、積み立てたぶんだけ多くのTポイントを貰えるようになります。
還元率は楽天証券(楽天カード利用時)が上です
2019年10月現在で、投信マイレージの還元率は、楽天証券で楽天カードを利用して投資信託を買うよりも劣ります。
還元率 | |
---|---|
投信マイレージ (SBI証券) |
0.01~0.20% |
ハッピープログラム (楽天証券) |
0.048% (10万円で4pt) |
楽天カード積み立て (楽天証券) |
1% |
ポイント還元率だけみて証券会社を選ぶなら、楽天証券を選んで楽天カードを契約したほうが良い結果になります。
どうしてもこのあたりは自前でECとポイントサービスを持っていた楽天のほうが強いですね(楽天経済圏という言葉が生まれるほどに)。
Tポイントの登録・連携作業が必要です
楽天証券と楽天スーパーポイントほど手軽ではないので、Tポイントで投資するまでの登録作業が発生するのがちょっと面倒に感じるところですね。
ポイント投資で将来今より裕福になれると思ってがんばって!w
よくある質問
Tポイントを効率的に貯めるには?
一番早いのはクレジットカード機能つきのTカードを作り、日常的な支払いを全てTカードに切り換えることです。
ただ、これは生活の多くの部分を変えないといけないので、正直大変だと思います。
筆者も日々の支払いは全て楽天カードを利用しているため、投信マイレージで付与されるTポイント以外に、わざわざTポイントを集めるつもりはありません。
最初はTカードを作って、あとはSBI証券で投信買って、その残高に応じてポイントを貰う分で十分だと思います。
株式を買えると聞いたけど?
Tポイントで株式を買えるのはSBIネオモバイル証券です。
SBIネオモバイル証券(ネオモバ)
株式と投資信託は異なる金融商品で、
- 有名企業の株式を買う
- 配当金を貰いたい
といった場合には、ネオモバのほうが向いています。
ただし、ネオモバは利用状況に関わらず、最低で月額220円(税込み)の手数料がかかりますので、場合によっては毎月手数料だけ支払うことになってしまいます。
とりあえずポイントを金融商品に変えて運用するなら、投資信託を買ったほうが楽だと思います(放置できるので)。
Tポイント投資でオススメの投資信託は?
上記記事に書きましたが、
- eMAXIS slim バランス(8資産均等型)
- eMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS slim 米国株式(S&P500)
あたりでしょうか。
購入後すぐに現金化を目論むなら、
- eMAXIS slim 国内債券インデックス
あたりをオススメしておきます。
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まとめ
- SBI証券ならTポイントで投資信託を購入可能。1ポイント1円相当で、合計100円以上の投資に利用できる。「99円 + 1ポイント」といった使い方も可能
- Tポイントを貯める方法がなくても、投信マイレージを使えば、毎月Tポイントを貰える。投資信託の残高が増えるほど、たくさんポイントを貰える
- 株を買えるのはSBIネオモバイル証券。SBI証券で買えるのは投資信託
個人的にはかつてのSBIポイントよりも、今のTポイントのほうが良いと思っています。
それはもちろんポイント投資に利用できるからで、ポイントを投資した分だけ、将来貰えるお金が増えるからです。
いやー、賢くお金を増やしていきたいですね。