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au(KDDIアセットマネジメント)の投資信託って知ってる?ポイントも貰えるってよ?

auの投資信託(KDDIアセットマネジメント)3. 商品選択と組み合わせ




auの投資信託(auアセットマネジメント(旧:KDDIアセットマネジメント))

通信サービス「au」を展開するKDDIが投資信託を販売しているってご存知ですか?

2018年10月24日現在で、auアセットマネジメント(旧:KDDIアセットマネジメント)から4種類のバランスファンドが販売されています。

  • auスマート・ベーシック(安定)
  • auスマート・ベーシック(安定成長)
  • auスマート・プライム(成長)
  • auスマート・プライム(高成長)

本記事では、これら4つのファンドの簡単な特徴を紹介し、独自のポイントサービスについても触れていきます。

今のところ、商品的にも「強く購入する理由はない」かなと筆者は感じています。

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auの投資信託について

2018年10月24日現在で4種類のバランスファンドがリリースされています。

販売済みauの投資信託(2018年10月24日現在)
商品名つみたてNISA信託報酬
auスマート・ベーシック
(安定)
年率0.2376%
年0.378%(実質コストの概算値)
auスマート・ベーシック
(安定成長)
年率0.2376%
年0.378%(実質コストの概算値)
auスマート・プライム
(成長)
×年率0.8856%
年1.17288%~1.41993%(実質コストの概算値)
auスマート・プライム
(高成長)
×年率0.8856%
年1.31409%~1.56141%(実質コストの概算値)

つみたてNISA対応の「auスマート・ベーシック」

auスマート・ベーシックはつみたてNISA対応のバランスファンドです。

いわゆる均等配分型ではなく、auアセットマネジメント(旧:KDDIアセットマネジメント)が独自に比率を決めたものです。

 

auスマートベーシックのアセットアロケーション

出典:https://www.kddi-am.com/wp-content/themes/aufunds/pdf/1001/prospective_prospectus.pdf

安定型も安定成長型もアセットアロケーションの半分以上を国内債券で運用しており、リスクを抑えた商品です。

特にauスマートベーシック(安定)はつみたてNISAでもかなりのローリスクファンドになると思います。

なお、以前の記事で触れましたが、均等配分ではないバランスファンドは不人気な傾向にあります。

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正直、このアセットアロケーションが良いのか悪いのか評価しにくいですよね。

機動的に運用を行なう「auスマート・プライム」

auスマート・プライムはつみたてNISA対象外のバランスファンド。

というのも、auスマート・プライムの投資先はアクティブファンドで、積極的なリターンを追及すると述べられています。

実質的にわが国の株式に投資し、GARP(Growth at a Reasonable Price)戦略に基づくアクティブ運用を行ないます。TOPIX(配当込み)をベンチマークとし、中長期的にベンチマークを上回る投資成果を目指します。

出典:auスマート・プライム目論見書 | auアセットマネジメント(旧:KDDIアセットマネジメント)(pdf)

アセットアロケーションも基本方針が決まっているものの、ある程度の流動性を持たせると記述されています。

投資を行う資産クラスと配分比率は以下のとおりです。ただし、組入れファンドおよび信託財産全体のリスク特性やパフォーマンス等を継続的にモニターし、各資産クラスについて上下10%の範囲内で配分比率を調整します。

出典:auスマート・プライム目論見書 | auアセットマネジメント(旧:KDDIアセットマネジメント)(pdf)

auスマートプライムのアセットアロケーション

出典:https://www.kddi-am.com/wp-content/themes/aufunds/pdf/1003/prospective_prospectus.pdf

低コストインデックスファンド + 非課税制度を国(金融庁)が推してる中で、このようなアクティブファンドが太刀打ちできるかは疑問ですが、2018年10月24日に発表された「auのiDeCo」で推していくつもりなのかもしれません。

後半で紹介する東証マネ部の記事を読む感じでは、つみたてNISAよりもiDeCoでの存在感獲得を目指しているように感じます。

そりゃiDeCoのほうはもうk(自主規制

取扱商品は、元本確保型の「三菱UFJ銀行確定拠出年金専用1年定期預金」のほか、投資信託商品として安定型・安定成長型(信託報酬年率0.2376%)・成長型・高成長型(信託報酬年率 0.8856%)の5つを揃えます。

出典:au、個人向け確定拠出年金に参入 スマホアプリに運用機能を集約 | Engadget

投資信託を買うとポイントも貰えるらしい

WALLETポイントまたはWow!スーパーポイントがもらえるよ!

さて、これらauの投資信託を購入するとWALLETポイントまたはWow!スーパーポイントが貰えるそうです。

auの投資信託ポイントプログラム | auアセットマネジメント(旧:KDDIアセットマネジメント)

WALLETポイントやWow!スーパーポイントって使ったことあります?

貰える条件は・・・

iDeCoまたは証券会社を通じてauの投資信託を購入し、かつIDを登録している場合に貰えるそうです。

「auのiDeCo」または、証券会社を通してプログラム対象銘柄を保有しており、ポイントを付与するau IDまたはWow!IDを当社にご登録いただいている場合、プログラム対象銘柄の日々の投信残高に応じて「WALLETポント」または「Wow!スーパーポイント」を付与いたします。

出典:auの投資信託ポイントプログラム | auアセットマネジメント(旧:KDDIアセットマネジメント)

ただし、楽天証券の場合、このポイントプログラムは対象外になると記載されています。

楽天証券でお取引の場合、「auの投資信託ポイントプログラム(報酬一部還元方式)」は対象外となります。

出典:auスマート・プライム(成長) | 楽天証券

実際のところはiDeCoで購入するか、auと仲が良い(?)auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)で購入するかぐらいでなければ、貰えないのかもしれません。

なお、松井証券、auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)、SBI証券では今のところ未記載なので、対象なのか対象外なのかもわかりません(2018年10月24日現在)。

今のところ、購入する強い動機はないかな

正直、2018年10月現在の情報で判断する限りは、いずれのファンドも「購入したい」という強い動機がないと感じます。

独自配分のバランスファンド + アクティブファンドではちょっと選びにくいですよね。

eMAXIS slimみたいに低コストで商品投入してきたら「すげー」ってなると思うんですけど、たぶんポイント還元を重視する代わりに信託報酬はあまり下げてこない気がします。

なお、KDDIはスマホのキャリアという特徴も生かして、スマホファーストでのサービス提供を目指すとの事。

スマホで手軽に資産形成できる世界を「auアセットマネジメント(旧:KDDIアセットマネジメント)」の挑戦 | 東証マネ部

このあたりは未だパソコン重視のネット証券にとっては脅威ですね。

それこそ、auの支店とかで投資信託売り出したら、買う人もいるでしょうし(ショップスタッフが大変そうだけど・・・)

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まとめ

  • auアセットマネジメント(旧:KDDIアセットマネジメント)から4種類の投資信託が販売中。うち2つはつみたてNISA対象。残り2つはバランス型のアクティブファンド
  • 投資信託を購入し、かつauアセットマネジメント(旧:KDDIアセットマネジメント)にID登録するとポイントが貰えるサービスあり。ただし、現在は同社のファンドを提供する全ての証券会社が対応するとは限らない模様
  • iDeCoを中心にスマホファーストのサービス提供を進めていくとのこと。auスマホとの連携などにも要注目

ちなみに現時点(2018年10月24日)では、ファンドの売れ行きはイマイチですね。

各ファンドがどの程度のリスク・リターンなのかは今度調べてみたいと思います。