青森県30代投資信託ブロガー作!つみたてNISAとiDeCoを使った資産形成ガイド

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積立NISA(つみたてNISA)

2000万円はつみたてNISAだけでは作れないことを前提に将来のお金の準備を始めよう

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結論から述べると、つみたてNISAだけで2000万円を作るのは困難です。個人的に考えている簡易的な計算方法は、つみたてNISAの総投資額に1.2~1.5を掛け算するとだいたい20年運用してうまく行った場合の資産残高を算出できる、というものです(これは筆者の経験則です)。

運用で2000万円を作るなら、つみたてNISAとiDeCo(個人型確定拠出年金)の併用が一般的だと思います。

しかし、大切な点として「誰しもが等しく老後に2000万円を要するわけではない」という点に注意してください。メディアで騒がれた「2000万円」は統計の結果から導かれた平均的な姿で、全員が2000万円不足するとは限りません(1000万円の資産で十分な人もいれば、逆に2000万円では足りない人もいます)

運用も大切ですが、それ以上にまず自分がどの程度支出していて、どの程度年金を貰えそうかを把握するほうが先だと思います。

では、詳しく見ていきましょう!

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つみたてNISAだけで「2000万円」は作れない

筆者想定では、つみたてNISAだけで「2000万円」を作ることはできないと考えています。その想定の根拠を紹介しましょう。

理由1:20年近く運用されたファンドに積み立てたとすると?

約18年運用された先進国株式の運用成績は?

例えば、「インデックスファンド海外株式(ヘッジなし)」は記事執筆時点で約18年運用された先進国株式ファンド(MSCIコクサイインデックス連動)です。このファンドの設定来から現在までに毎月33,333円積み立てると以下のような成績になります。

インデックスファンド海外株式(ヘッジなし)に設定来から毎月33,333円積立投資していたら
積立回数 213回(毎月1日積み立て)
積立金額 7,099,929円
(毎月33,333円 × 213回)
時価 14,815,282円
評価損益
(時価 – 積立金額)
+7,715,353円
年平均利回り 7.6%

かなり素晴らしい成績ですが、20年目に達してもおそらく1700万円~1800万円ぐらいにとどまると思います(残り2年で400万円も増えるのは少し想定しがたい)。2000万円にはぎりぎり届かない程度。

過去18年間にはリーマンショックなどありましたが、あとあと振り返ると投資するタイミングとしては最適でしたね。

20年運用された日本株の運用成績は?

もう1つ、「日経225ノーロードオープン」に積み立てたケースも紹介しましょう。こちらは日経平均株価に連動するもので、20年以上運用されている長寿ファンドの1つです。

日経225ノーロードオープンに1999年8月から毎月33,333円積立投資していたら
積立回数 240回(毎月1日積み立て)
積立金額 7,999,920円
(毎月33,333円 × 240回)
時価 14,696,461円
評価損益
(時価 – 積立金額)
+6,696,541円
年平均利回り 5.7%

満額積み立てで約1500万円の資産なので、先進国株ファンドの成績にはやや劣ります。とはいえ、「ダメダメ」と言われやすい日本株の成績としてはかなり良いと思います。

かなりうまく行ったら2000万円にぎりぎり到達?

上記2つの試算を見る限り、インデックスファンドに投資して「うまく利回りが出たらぎりぎり2000万円に到達するかも」といった感じです。

実際には2つめの日本株のケースが、私たちが享受するイメージに近い気がします。その理由を次に述べます。

理由2:低成長の時代が想定されている

今後しばらくは低成長・低利回りの時代が続くと予想が多く見られます。

例えば書籍「インデックス投資は勝者のゲーム」では、株式と債券を6対4の割り合いで組み入れたポートフォリオのトータルリターンを以下のように見積もっています。

  • 1900年以降の実質リターン:4.8%
  • 向こう10年の実質リターン(予想):1.6%

実質リターンが低いということは、私たち投資家が享受する利益も少ないということです。

理由3:モンテカルロシミュレータで試算

ということで、その低成長・低利回りを織り込んでいるアセロラのモンテカルロシミュレータを使って計算してみましょう。

ここでは、特にリターンの高い新興国株式(リターン6.75%、リスク23.0%)に満額の投資したとします。この時、20年後の想定損益は

  • 中央値:1380万円
  • 平均値:1754万円

になります。

出典:アセロラ(リターン6.75%、リスク23.0%)

この損益分布のヒストグラムが示すように、2000万円を超える可能性は約20%です。しかし、現実的には投資の損益は控えめに見積もっておいたほうが良いので、800万円投資して1385万円になれば大体良い結果と考えるのが良いと思います。

筆者の想定は「1200~1500万円(満額利用時)」

というわけで、筆者はつみたてNISAの満額(800万円)利用で、20年後に1200~1500万円の評価額(400~700万円の利益)になると想定しています。

実際には

  • 毎月の積立額が少ない
  • リスクを抑えたバランスファンドを利用する

といったケースも多いと思いますので、多くの人は2000万円よりずっと少ない運用結果になると予想されます。(運用期間にもよりますが)簡易的には総積立額に1.2~1.5をかけた数字が最終的な期待値になると思います。

もちろん、20年運用して損失で終わる可能性もありますので、その点は忘れずに

つみたてNISAだけで頑張らない

というわけで、投資で2000万円を作るなら、つみたてNISAだけで頑張ろうとせずにiDeCo(個人型確定拠出年金)や他の金融商品も併用したほうが良いです。同じ積立投資という意味では、つみたてNISAとiDeCoの併用が一般的な選択肢になると思います。

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重要な点として、全員が老後に2000万円不足するとは限らない点に注意してください。2000万円という数字はあくまで統計の結果であって、実際には個人の生活レベルや支給年金額によって、老後不足する金額は大きく変わります

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将来シミュレーションに関する記事を読む際の注意点

リスクを想定しない利回り計算は、楽観的な結果になりやすい

複利計算で将来の損益を予想する記事を読む際には、リスク(投資信託の価格の触れ幅)を考慮しない計算と、リスクを考慮した計算では最終損益が大きく異なる点に注意してください。リスクを考慮しない計算は、利益が大きく見積もられてます

文章ではわかりにくいので、具体例を見ましょう。以下はリスクを考慮していない計算です。

例えば、普通預金に毎月3万3000円を20年間積み立てた場合、ほぼ利息がつかないので、20年後には、積立元本の792万円程度と考えるのが現実的。

年利4%の投資信託で20年間運用できれば、20年後は約1210万円、年利8%の投資信託で20年間運用できれば、20年後は約2018万円となり、普通預金に預けておくよりも、約400万円、約1220万円も増える可能性があります。

出典:20年で2000万円も夢じゃない!?つみたてNISA(積立NISA)でお金は勝手に増えていく! | Mocha(モカ)

この記事では、毎月33,000円を年利8%で運用すると20年後に2018万円になると紹介されていますが、仮に25%のリスク(リターン8%、リスク25%)を想定すると、その中央値は1486万円と500万円近く差が付きます(2018万円は上位35%程度の成績です)

出典:アセロラ(リターン8.00%、リスク25.0%)

【モンテカルロ】過半数の人の運用結果は目標複利に達しない可能性【つみたてNISA】

※これから述べる話は「車輪の再発明」です。 つみたてNISAで商品を運用する際には、その商品の予想される利回りがどのくらいか、という計算はよくやります(東北投信でもよくやっています)。 というのも、ア …

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将来の損益はできるだけ保守的に見積もることで、不測の事態に陥る確率を下げられます。リスクを想定していない複利計算は楽観的な想定になりますので注意してください。

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まとめ

  • つみたてNISAのみで2000万円を作るのは難しい。過去のファンドやシミュレータの想定に基づくと、総投資額に1.2~1.5を掛け算した程度のお金を得られそう
  • 同じ積立投資を行なうなら、iDeCoを併用しよう
  • 老後に必要なお金は個人ごとに異なる。自身の生活レベルや老後の年金などを元に将来のお金のことを考えてみよう

将来に不安を抱くのは人間の本質的な心理ではありますが、老後のお金の問題はそこまで不安に思うほどではありません。

まずは、あなた自身がいま毎月いくら出費しているのかを把握するところから始めましょう。支出額が分かれば、老後にいくらお金を要するかも大体計算できるからです。

さあ、一緒に老後のお金の対策を始めましょう!

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老後破綻に備えるべく、筆者も毎月積み立てています。

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注意事項

  • 金融商品の時価は変動しますので、投資元本を割り込む可能性も承知の上で投資するようになさってください。
  • 本コンテンツで紹介している金融商品は、将来必ず値上がり・利益が生じるとは限りません。
  • 筆者調査の上で記事を執筆しておりますが、記事には不備・間違いが含まれる可能性がございます。必ず、あなたご自身が確認するようになさってください。
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