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これから5年ぐらいは厳しいかもしれないと思ったり

体験談




当たらない予想ですが、「ここから5年ぐらいは厳しいかもしれない」と感じる今日この頃です。何が?というと「景気後退」と「スタグフレーション」の話です。

ロシアのウクライナ侵攻を受けて燃料や食品、金属の価格が急騰する中、世界的なスタグフレーションのリスクやさらなるリセッション(景気後退)の可能性が高まっている

出典:あらゆる価格の高騰、スタグフレーションを示唆-景気後退のリスクも | Bloomberg(2022年3月8日)

もし、このタイミングで日本にスタグフレーションが来たら、格差ってのは確実に固定されるんでしょうねぇと。スタグフレーションが終わった先にいつか株価が上がる日が来るでしょうから、そこまでコツコツと株数を増やせた人と、物価高で資産を全部吐き出した人では、確実に差がつきます

と思うと、ここ5年ぐらいがかなり勝負な期間だと思うんです。

ちょっと今思ってることを詳しく説明しますね。

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今考えてることとか

次の景気後退が本当にスタグフレーションになるかはわかりませんが、景気後退そのものはそれほど遠くないと思ってます。

米10年債と2年債の金利差

出典:https://www.gurufocus.com/yield_curve.php

というのも、歴史的に米10年債と2年債の金利差が逆転(10年債金利が2年債金利より低くなること。いわゆる逆イールド)すると、1年ほどで景気後退が来るとのジンクスがあります。上図は2月時点の金利差で0.41%。記事執筆時点では0.235%とさらに金利差が小さくなっています。

ちなみに10年債と2年債の金利の意味は以下がわかりやすいです。

短期金利が政策金利に依存する一方で、長期金利はインフレ率と経済成長率に左右される

出典:急速にスタグフレーションを織り込む金融市場 | グローバルマクロ・リサーチ

実際には、景気後退の前からなんらかのほころびが出ていることが多いです。リーマンショック時は、リーマンブラザーズが倒産したのは2008年9月でしたが、住宅市況自体は2007年から問題になっていました。

2022年の状況を見ると、記事執筆時点で最新のISM製造業景況感指数が58.6(50を超えていると景気拡大期)とまだまだ高いです。景気後退までは最短でも1年ぐらいの猶予はありそうに思います

ちなみに、ISM製造業景況感指数が下がっているタイミングでは株安も伴っていることが多いです。

製造業景況感指数とダウ平均

戦争の問題もあって現在の株安が続いたまま、そのまま次の景気後退に入り、ここからさらに株価を下げる可能性も視野に入れています

コロナショックの下落相場は1か月で終わりました。ですが、次の低迷相場はそれよりもはるかに長いかもしれません(もしかしたら、もう始まってるのかも)。もしそうなったら、長期の積立投資は「値上がりしない投資信託を買い続ける」ことになり、かなり試される状況になります。

投資を継続して生き残りたい

とこんな感じで、今後しばらくはあまりよろしくない状況を予想しています。強い根拠はありませんが、5年間とは、次の景気後退が終わるまでの期間をざっくりと考えたものです。

わたしは投資歴自体は8年ぐらいになりましたけど、長期の低迷相場とか、本格的な景気後退を伴う悲観的な状況ってまだ経験したことないんですよね。せいぜい、2015年~2016年の停滞とか、コロナショックぐらいです。

さすがに、相場に絶望して「降ります」は無いと思います。ですが、本格的な景気後退の中できちんと仕事を取れて、追加投資し続けられるかは、今のうちに考えて手を打っておかないと。。。と思うんです。

個人的に、コロナショックの時に収入まで減ってしまって、思うように追加投資できなかったのは、投資家人生最大の失敗だと思ってます。だからこそ、同じ失敗をせずに、投資を継続して生き残りたい。

冒頭でも述べたように、「スタグフレーションが終わった先にいつか株価が上がる日が来るでしょうから、そこまでコツコツと株数を増やせた人と、物価高で資産を全部吐き出した人では、確実に差がつく」と感じています。

これはスタグフレーションではなく、リーマンショックのような景気後退が来てもおそらく同じです。現在の物価高→景気後退を越えた先の日本は、今よりも貧しいと言われるようになるんじゃないかなと。

一緒に沈んでいくのはほんとごめんです。

だから厳しくても、生き残りたいです。

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まとめ

仮に10年低迷相場が続こうが、ドルコスト平均法で口数・株数をひたすら増やしていったら、その先はきっとすごいことになりますね。だから、入金力のほうをとにかく高めていきたいと思う、今日この頃です。

余談ですが、パンデミックと戦争ってちょうど100年前の第一次世界大戦の頃に似てる気がします。当時の歴史を振り返ると、戦争の後にあったのはロシア革命と・・・。

というわけで、どんな状況になっても頑張っていきましょうってことで。