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本をたくさん読んだらどうなった?(雑談回)

体験談




去年、Kindle Unlimitedを契約したのがきっかけで、大量に本を読むようになりました。当初はUnlimited対象本だけ読んでましたが、そのうちそのあたりは全然関係なく、少しでも気になったら買うのスタンスで現在まで継続しています。

そこで今回は、約1年間ひたすら本を読みまくって得たことというか、何か良いことがあったのかどうか、みたいなところを書いてみたいと思います。

よく、「本を読んだら頭が良くなる」なんて薄っぺらく書かれることが多いので、自分の体験談として具体的に、かつマニアックに紹介します。

残念ながら、「収入が増えました」「結婚しました」みたいなわかりやすい変化はないんですけど、読み続けたメリットはちょっとあるんじゃないかと考えてます。

ってわけで、そのあたりを書いていきますね。

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改めて、どんな本を読んでるの?

主にマーケティング関連と、学術的なデータに基づく本なんかを選んでいます。フィクションとか文学みたいなものは読んでません。

以前の記事でも書いたのですが、本を読むモチベーションは、

将来のお金につながる本が読みたい

もう、積立投資にじゃぶじゃぶつぎ込むためのお金がほしいんですよ!!!笑

知識ではなく、試行回数や規模が圧倒的に足りてないのが問題だと最近気づいたんですけどね。

そんなノリでやってます。

ここでささやかな自慢させてもらうと、2021年に投じた書籍代はだいたい10万円でした。もしそのお金でインデックスファンドを買ったら・・・ってはした金ですね。

投資家さんは読書家が多いイメージ。

というわけで、読んだ本を元に気づいたことをだらだらと書いていきますね。

本を読んで再発見した「当たり前の事実」

それは、「人はアフリカのサルから進化した」という当たり前の事実に気づいたことです。もう何を言ってるんだかって感じですよね笑

アフリカ起源説以外の説を支持してましたらすみません。。

でも、ここの行き着いた時に結構感動したんです。「ああ、そうだったんだね」と、なんか悟りを開けたかのような。

ちょっと詳しく説明しますね。

  • 断片的な知識につながりが見えるようになってきた
  • 祖先は旅をしたという事実に気づく
  • 進化に必要なものだけが残った

①断片的な知識に繋がりを感じるようになってきた

現代社会はいろいろな知識が集積された結果、様々な事象が点のようにばらばらと存在します。例えば、わたしたちはある時点から文系と理系という2つのグループに分けられます。どちらを選ぶかで就職活動に大きく影響するのはすでにご存じの通りです。

また、文系・理系という中にも、国語だとか算数だとか、様々な知識のグループがあります。わたしたちはそこから興味関心に応じて、または自分が得られるメリットを根拠に、ここまで選択を重ねてきたはずです。

さて、たくさんの本を読んで得たものは、そのように分類されたグループの中につながりを感じるようになった点です。ある時から、断片的な物事が全て結びついていくような、そんな感覚を覚え始めたんです。

例えば、インターネット通販を例に挙げると、「ランディングページにお客さんを連れてきて、そこで商品を買ってもらう」という仕組みには、統計と心理学が使われています。お客さんの欲求をガンガンに煽って、それを統計的に処理して改善していく、という仕組みです。

こんな感じで、一見異なる学問、異なるジャンルのノウハウも、その枠を超えて結びついたり、応用できたりする、という当たり前の事実に気づきました。これが最初の気づきです。

②「祖先は旅をした」という事実に気づく

と、そんな感じでいろんな本を読むうちに、重要な言葉を学びました。「英雄の旅(ヒーローズ・ジャーニー)」という理論です。

ヒーローズ・ジャーニーとは、「主人公がある時困難に遭遇するも、勇気をもって立ち向かい、敵を討伐したり、財宝を獲得したりして、何かを達成して日常に戻っていく」という一連の流れです。

ジョゼフ キャンベル氏は古今東西の神話に登場する数々の物語を研究し、そこに共通した流れがあることを発見しました。世界各国、様々な文化を持つ国で、どういう訳か共通して現れてくるこの流れは、人々の心を動かし、共感をよび、感動を生み出していました。

出典:勇気と成長の鍵、ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)理論 | EXTECH

ヒーローズ・ジャーニーはよくスターウォーズが例題に挙がります・・・わたしは見たことないですけど笑。昔話だと桃太郎とか完全にこの型ですよね。

本当かはわかりませんが、アフリカを旅立った古代の人類が世界各地に広がりながら生き延びる様がまさにヒーローズ・ジャーニーだと思ったんですよね。

つまり、「人類の進化の記憶はわたしたちの脳の中に今も残っている」ことに気づいたんです。工業化以降の文明社会って100年ちょっとなので、現代人と言えど、そう簡単には変わらないですよねって。ここまでが2番目の気づきです。

③進化に必要なものだけが残った

この進化の話から、わたしたち人間自身も「生存者バイアス」の産物だと気づきました。

「生存者バイアス」って言葉はご存じですか?投資やってるとたまに聞く言葉ですよね。

生存者バイアス(せいぞんしゃバイアス、英語: survivorship biassurvival bias)または生存バイアス(せいぞんバイアス)とは、何らかの選択過程を通過した人・物・事のみを基準として判断を行い、その結果には該当しない人・物・事が見えなくなることである。選択バイアスの一種である。

出典:生存者バイアス | Wikipedia

例えば、投資界隈では承認欲求とか妬みとか切っても切れない感情ですよね?それ自体もわたしたちの進化に必要な感情だった(他者の利益に対して適切な感情を持たなかったグループは滅んだ)と。

人間の感情に限らず、今残ってるものは何らかの形で必要とされているものなんですよね。これが3番目に気づいたことです。

お金全然関係ないじゃん!!!

って、自分で書いてて「金儲けと全然関係ないやんけ」ってちょっと思いました苦笑

ただ、お金儲けをベースに考えると、単純に人間の原始の脳に沿ったものが支持されるんですよね。

  • 楽に儲けたい
  • 異性にもてたい
  • 自分を見てほしい
  • 上に行きたい

こういうところにきちんと裏付けを持てたというか、人類の生き残りに必要だった欲望が今も残ってるんだなって周りに回って理解できた気がするんです。

それが約1年間ひたすら本を読みまくって行きついたところです。

いわゆるリア充と呼ばれる方たちは10代のうちにこういうのを直感で気づくのでしょうが、筆者はガチガチの陰キャなので、30年以上かけてようやくたどり着きました。

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まとめ:何か良いことあった?

というわけで、冒頭の「何か良いことがあった?」を回収すると、変人度が増しましたってことでw

もう、なんかあったら「原始人ならどうするか」って変な考え方が身に付いたんですよね。よく自己啓発書には「ジョブズならどう考えるか」みたいなこと書いてますけど、わたしの場合はなぜか原始人です。頭の中マンモスが走ってたりして、なかなかにぎやかな今日この頃です(頭おかしい)。

ちょっとクロノトリガーやりたくなってきた!

というわけで、最終的にはお金を連れてきてくれたらいいなと思いつつ、もう少し世の中を理解する旅が続きそうです。