iDeCoの口座について、資産配分をもっと自分でコントロールしたい(というか、リバランスなどやりたい)ため、商品組み合わせを3地域均等型配分に近づけました。3地域均等型とは日本株と先進国株と新興国株をそれぞれ同じ比率で買う配分ですね。
ついでに、この自作3地域均等型を75%ととし、残り25%をゴールドに投資する投資信託に割り振ることにしました。当面は米国株、日本株、中国株とゴールドをそれぞれ均等に重視する感じでやろうと思います。
なお、以下「3地域均等型 + ゴールド」の配分を「新ポートフォリオ」と称します。
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ポートフォリオと選定商品
以下がiDeCoで選択した商品と新ポートフォリオの資産配分です。筆者のiDeCoはSBI証券のオリジナルプランですので、eMAXIS slimシリーズは選べません。
★新ポートフォリオの商品選定と資産配分
- DCニッセイ日経225インデックスファンド(25%)
- DCニッセイ外国株式インデックス(25%)
- 三菱UFJDC新興国株式インデックスファンド(25%)
- 三菱UFJ純金ファンド(25%)
この配分は3地域均等型に純金を加えたものです。
バックテスト
iDeCoの新ポートフォリオについて1987年以降のパフォーマンスを調べてみました。その結果が以下のグラフです。ドル建てでテストしており、日本株はTOPIXではなくMSCI Japan Indexを使っています。
利回り | リスク | ソルティノレシオ (高いほど下落耐性) | |
---|---|---|---|
新PF | 5.95 | 16.04 | 0.18 |
日本 | 0.61 | 19.83 | 0.06 |
先進国 | 7.17 | 14.87 | 0.23 |
新興国 | 7.88 | 22.38 | 0.19 |
純金 | 4.02 | 15.34 | 0.15 |
新ポートフォリオの期間中の利回りはだいたい6%で先進国株式(コクサイインデックス)には届きませんでした。これは25%含めている日本株のパフォーマンスが悪かったのが効いています。
しかし、日本株は具体的な商品として、TOPIX連動のものではなく日経平均株価に連動するものを選んでいるため、もう少し成績が良くなるはずです。
参考までに、myINDEXのデータによると、過去5年の日本株の成績は日経平均株価が利回り6%だったのに対し、TOPIXは利回り4.5%でした。日経平均株価は銘柄の偏りもありますが、日本のグロース株指数ということで利用しようと思います。
次に以下は最高値からの下落率です。株式とゴールドだけでは、どうしてもITバブルやリーマンショックのような大きな下落を回避することはできませんね。仕方ないので、一部は常時預金として待機しておき、下落時に追加投資するお金にしておこうと思っています。
以下は保有期間リターンのうち、もっとも悪かったケースを求めたものです。ゴールドは世界が不穏な時に値上がりしやすいので、他の資産を単体で持つよりも保有期間リターンを高めることができました。これが資産配分にゴールドを加えた理由です。
iDeCoだけで見た場合には、ゴールド25%の割合は正直大きいものの、他の口座ではゴールドを買わないことでバランスを取ろうと思います。なお、投資額が大きくなると支払い手数料が大きくなる可能性が高いので、将来的にゴールドは別の買い方をするかもしれません。
運用成績を底上げする
このiDeCoの配分を中核に、ポートフォリオ全体の運用成績を底上げするにはどうすればいいんでしょう。
★ポートフォリオのパフォーマンス底上げに役立ちそうなもの
- 国営企業を除くETFを活用する
- 小型株ETFを活用する
- トレーディング技術を身に着ける(笑)
最後はもう何言ってるんだかって感じですが、特定口座でスマートベータ系のETFなど活用していくと良い気もします。
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まとめ
個人的な話題なので、これといってまとめはありません。数年後ぐらいにまた気が変わるかもしれませんが、その場合にはいずれかのファンドの積み立てを止めればよいので、そんなノリでやってみようと思います。
iDeCoは定期的にやめたくなるんですけど、そこはいやいや続けるということでw
余談
iDeCoの資産配分を調整するためにDCニッセイ外国株式インデックスを買ったつもりが、間違えてDCニッセイ日経225インデックスファンドを買ってました。資産配分はすでにガタガタですw