SBI証券の各種サービスをiPadで使う方法を紹介します。
SBI証券ではiPad「専用」の取引サービスを提供していないので、iPadはあってもなくても良いです。
保有していると便利ですが、無くても取引できますので、わざわざ買う必要はありません。
違う用途でiPadを使いたいなど、あなたの状況に応じてお使いいただければと思います。
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今回利用したiPad
2015年後期型のiPad mini 4 A1538です。
事前準備:インターネット接続
iPadを使って株取引や資産運用を始めるためには、事前にインターネット接続の準備が必要です。
インターネットを接続しない限り、iPadでSBI証券の各種取引を利用することはできません。
SIMスロットありiPadの場合
- 通信会社とSIMを通じた通信契約、もしくは
- Wi-Fiを用いた通信のいずれか
のいずれかを選択できます(状況に応じて、通信を切り替えることができます)。
前者は例えばドコモやソフトバンク、またはOCN oneなどの格安SIMを利用できます。
後者は街の無料Wi-Fiを利用するか、自宅内に無線LANルーターを設置するなどして利用します。
あなたがパソコンを持っておらず、宅内にインターネット回線が来ていない時にはこちらがオススメです。
SIMスロットなしiPadの場合
こちらは
- 街の有名スポットなどに設置された無料Wi-Fiを利用するか、
- 自宅内に無線LANルーターを設置するか(要インターネット契約)
のいずれかが考えられます。いずれにせよ、通信手段はWi-Fiのみです。
自宅内で使うためには、別のインターネット契約が必要になります。あなたがパソコンを既に持っていて、宅内にインターネット回線が来ている時にこちらを選ぶと良いと思います。
iPadをまだ持っていないあなたへ
iPadの入手方法など含めて、下記記事にまとめました。
株取引はスマホアプリから
留意点:App Storeでの取引アプリの探し方
App Storeでアプリを探す際には、「iPadのみ」アプリとして探すと取引アプリは見つかりません。「iPhoneのみ」アプリとして探します。
残念ながら、SBI証券の取引アプリはiPadの大画面を活かせるような、iPad専用アプリは用意されていません。
そこで、iPhoneアプリをインストールし、それを拡大表示して利用するのが最適です。
拡大表示と縮小表示
先に述べたように、SBI証券の取引アプリはiPhone用のものを利用します。
標準的な表示サイズは下記。
2倍に拡大表示させると以下のように大きく表示されます。
表示サイズを変えても、1画面内の情報量は変わりません。単に大きく表示されるか小さく表示されるかの違いです。
画面のタップはしやすくなりますけどね。
他に専用アプリが提供されているもの
その他、SBI証券では、
- FX
- 先物取引/オプション
- CFD(株価指数証拠金取引)
の3つで専用のスマホアプリが用意されています。
あなたがこれらの取引に興味があるなら、App Storeから取引アプリを探してみてください。
投資信託や債券はウェブサイトから
株やFXは専用アプリがありますが、例えば投資信託や債券(個人向け国債)などの専用取引アプリはありません。
そこで、Safariを使ってSBI証券のウェブサイトにアクセスし、そこからマイページにログインすることになります。
Safariとは、iPhone/iPad向けの標準ブラウザアプリです。
この外観はパソコンからログインしたときに利用できるものと同一ですから、あなたがパソコンを利用してSBI証券にアクセスしているなら、使い方に迷うことなく利用できます。
文字が小さくて見にくい場合
画面をピンチイン・ピンチアウトして、拡大・縮小を行ってください。
ピンチイン・ピンチアウトとは以下のような動作のことを言います。
iPadでSBI証券を利用するメリットとデメリット
デメリット
- インターネット環境を用意するまでが手間(先に述べたとおり)
- iPadを選ぶ特別な理由がない(iPad専用のアプリ等が無い)
- ウェブサイトはパソコンから使うことが前提に作られている
インターネット環境を用意するまでが手間
iPadに限らず、タブレットはインターネットに接続するまでの準備に手間取ることがあります。
SIM契約の場合にはその手続きが必要ですし、宅内にWi-Fiを飛ばすなら、インターネット契約の上でルーターを購入するなどの流れが必要です。
契約も自宅Wi-Fiも何もない状態でiPadだけ買ってきても、株取引はおろか、インターネットに接続できない点に注意です。
ここが一番難しいところかもしれません。
iPadを選ぶ強い理由がない
iPad専用アプリはないので、iPadを選ぶ強い理由がありません。金額的にもAndroidタブレットのほうが安価ですし。
せいぜいiPhoneやMacを使っていて、各端末間で写真や音楽などを連携させたい場合でしょうか。
ウェブサイトはパソコンから使うことを前提にしている
最後に2017年6月現在で、SBI証券のウェブサイトはパソコンから使うことが前提に作られています。
ピンチイン・ピンチアウト(先に示した図を参照)を使えばよいのですが、最初からスマホ向けに作られたサイトに比べると、どうしても利便性は下がりますよね。
メリット
- スマホと同じ操作性で、大画面で利用できる
- 動作が機敏
- セキュリティリスクに強い
大画面で利用できる
ウェブサイトはパソコンを意識して作られています。そのため、スマホからSBI証券のウェブサービスを利用するのと比べ、より大画面で視認性が良いのが特徴です。
タップもしやすくなりますし、各種取引関係書類の閲覧も大画面で。
屋外に持ち運びたいなら、スマホよりもタブレットがいいなぁと筆者は感じます。
動作が機敏
筆者手持ちのタブレットでは、AndroidよりもiPadのほうが「表示のひっかかり・重さ」が無いように感じます。
おそらくAndroid端末に比べ、端末の反応速度(もしくは液晶の応答速度)が早いためだと思います。
セキュリティリスクに強い
2017年現在、Androidに比べてiOS端末はコンピュータウイルスなどのリスクに強い特徴を持ちます。
個人情報抜かれたりするのはイヤですよね。
よくある質問
iPadだけでも口座開設できますか?
もちろんできます。
iPadはインターネットにどのように接続しますか?
先に述べたとおりです。
App StoreにSBI証券のアプリがみつかりません
アプリを探す際に、画面左上のアプリ検索対象が「iPadのみ」になっているとみつかりません。
検索対象を「iPhoneのみ」に切り替えてください。
iPadで投資信託を購入できますか?
もちろんできます。
SafariからSBI証券のウェブサイトにアクセスし、ログインしてください。
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まとめ
- あなたがiPadでSBI証券を利用するためには、まずiPadをインターネットに接続して
- 株取引アプリはApp Storeから探す。iPad向けはないので、iPhone向けを利用する
- 投資信託や債券はSafariからSBI証券のウェブサイトにログインして購入する
おそらく最大の難関はタブレットをインターネットに接続するところ。
それさえクリアできれば、あなたはiPadを用いてSBI証券で各種取引を始めることができます。