近年の投資のベストセラー書籍と言えば、2016年の「はじめての人のための3000円投資生活」が有名ですが、最近爆発的に売れている書籍があります。
それが、水瀬ケンイチさんの執筆された「お金は寝かせて増やしなさい」です。
お金は寝かせて増やしなさい [ 水瀬ケンイチ ]
価格:1620円(税込、送料無料) (2018/2/15時点)
投資経験者ならご存知の方も多いかと思いますが、この方は「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」という投資ブログを執筆されている方です。
インデックスファンドを運用してきた長い実績を持つ、その界隈の草分けとも呼べる方です。
今回は、本書籍を紹介しつつ、インデックス投資の始め方を紹介したく思います。
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「お金は寝かせて増やしなさい」のすごいところ
15年間にも渡るインデックス投資の実績を公開
数ある投資本の中で、この本のすごいところは、15年にもわたるインデックス投資の実績が掲載されているところだと思います(インデックスファンドへの投資を「インデックス投資」と呼称します)。
というのも、
- インデックス投資の有用性を語る本はたくさんあります(有名なところで書籍「ほったらかし投資術」)
- インデックス投資の試算事例もたくさんあります(たとえば、金融庁の試算)
と、有用性を説く本や、試算事例はたくさんありますが、実際に身をもってインデックス投資が有用だと示した事例というのはまずありません。
というのも、書籍中でも述べられているように、そもそも国内では、優秀なインデックスファンドが存在がしなかったためです。
近年でこそ、様々なインデックスファンドが登場し、低コスト化競争を行うほどにまでなっていますが、それを15年間継続するというのは、ほんと困難を極めたのだろうと予想できます。
様々な歴史的な相場を経験した上での実績である
しかも、この15年間、国内外でさまざまなイベントもありました。
- リーマンショック(2008年)
- 東日本大震災(2011年)
- アベノミクスや「黒田バズーカ」など(2012年以降)
こちらも書籍では「相場が永遠に下がり続けることはない」と述べられています。
「投資って値下がりするから怖いじゃん」と考える方にとっては、とても心強い言葉なのではないでしょうか。
他にもすごいところが盛りだくさん!
ざっくりまとめると、
- 分散投資の有意義性や有効フロンティアなど、インデックス投資の本格的な解説(1回で全て覚えるのはちょっと難しいかも)
- ところどころで漫画を差し込むなど、飽きのこないつくり
- インデックス投資の出口戦略
など、運用実績以外にもかなり本格的な内容になっています。
いろんな本を当たらずとも、本書を片手においておけば、投資信託での運用には事足りそうな感じです。
インデックス投資を始めよう!
というわけで、「お金は寝かせて増やしなさい」を読んだらインデックス投資を始めましょう。
本書では、水瀬さんがメインで利用されているという、楽天証券の口座開設方法なども簡単に紹介されています。
以前動画で作りましたが、楽天証券は、パソコンとスマホ、それぞれに最適化されたウェブページで、投資信託の購入・積み立て設定できるのが魅力的です。
また、2017年の8月以降は、楽天スーパーポイントを利用した投資信託の購入にも対応したため、本格的なインデックス投資を始める前の練習にも使えるようになっています。
なお、「この投信を買え」みたいな具体名を知りたい場合には、「お金は寝かせて増やしなさい」をお読みください。
まだ発売して間もない書籍ですので、現段階でウェブには書くべきではないと思います。
お金は寝かせて増やしなさい [ 水瀬ケンイチ ]
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まとめ
- 「お金は寝かせて増やしなさい」は2018年のベストセラーになりそうな書籍。15年にもわたるインデックス投資の実録つき
- 本書1冊でインデックス投資の有用性や、さまざまな知見、そして具体的な投資信託名など、多くの情報を得ることができる
- 「お金は寝かせて増やしなさい」を片手にインデックス投資を始めよう。私の作った取引方法動画も見てね(宣伝w)
ちな、私は投資歴は5年目ぐらいですが、本格的にインデックス投資を始めたのはまだ3年目ぐらいです。
リーマンショックのような暴落相場はまだ経験がないので、本書の「相場が永遠に下がり続けることはない」という言葉には非常に勇気付けられます。
投資未経験者にはもちろんですが、投資経験者にもオススメの書籍です。