つみたてNISAを始める際、どの証券会社を利用するか悩みませんか?
- 証券会社たくさんあるし・・・
- どの証券会社も投資信託大量に販売しているし・・・
- 全て同じに見えてしまう・・・
といった感じで。
特に、ネット証券の2強とも言える、楽天証券とSBI証券のどちらを選ぶかは、結構微妙で難しい問題です。
一見すると、両者ともまったく同じようなサービスを提供しているのですから。
そこで、楽天証券を選ぶメリットを紹介し、その上でSBI証券と改めて比較を行ったのが本記事です。
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メリット1:楽天カード(クレジットカード)で積み立て!
楽天証券は投資信託を積み立てるための入金ルートが4種類あります。
- 楽天証券口座から投資信託の買付
- 楽天銀行からの口座引き落とし
- 他の銀行からの口座引き落とし
- 楽天カード(クレジットカード)による買付
ライバルであるSBI証券ではクレジットカード引き落としに対応していませんので、この点は楽天証券が勝ります。
なお、つみたてNISAでは、残高不足で積み立てられない場合、その月の積み立ては行われません。
何ヶ月か継続して積み立てがストップすると、積立設定は解除されます。
クレジットカードの場合は、上限まで使っていたり、カードがストップしない限りは積み立てを継続できますので、忙しい中に銀行にお金を入金するような手間が省けます。
クレジットカードで積み立てるデメリット
デメリットとして、楽天カードを使った買付では、投資信託の買付日が毎月12日と決まっています。
あなた自身が積立日を決めたい場合には、楽天カードでの積み立ては不可能です。
また、楽天カード以外のクレジットカードには対応していません。
楽天カードを保有していない場合には、まずは新規発行から、というわけですね。
「楽天カード(笑)」みたいに思われることもありますが、運用に成功している個人投資家はみんな楽天カードを持ってると思いますよ!
その理由を紹介。
メリット2:楽天スーパーポイントで積み立て!(2018年夏以降)
楽天会員として楽天市場を使っていたり、楽天カードを日々の買い物に使っていると貯まる楽天スーパーポイント。
このポイントってどのように使っています?
実は、楽天証券では楽天スーパーポイントを使って、つみたてNISAの積み立てを行えるようになる見込みです。
2018年5月現在ではまだサービスが始まっておらず、同年夏ごろのサービス開始を予定しています。
楽天スーパーポイントでの投資信託購入はもうできるよ
つみたてNISAではない、課税口座(特定口座)でのポイントによる投資信託購入はもう実行できます。
現金で投資して損をするのが怖ければ、ポイントを使ってお得に投資を始めよう、という話です。
メリット3:つみたてNISAで買った投資信託の残高に応じてポイントが貯まる
楽天証券を通じて投資信託を購入すると、保有残高に応じて、毎月楽天スーパーポイントを貰えます(資産形成ポイント)。
このポイント制度は、つみたてNISA、課税口座(特定口座)で共通です。
保有残高 | 付加pt |
---|---|
50~200万円未満 | 50 |
200~400万円未満 | 100 |
400~600万円未満 | 150 |
600~800万円未満 | 200 |
800~1000万円未満 | 300 |
1000~2000万円未満 | 500 |
2000万円以上 | 1,000 |
積立額が大きくなるほど、毎月貰えるポイントも多くなります。
貰ったポイントは買い物に使っても良いですし、前述のポイント積み立てに使っても良いのです。
メリット4:豊富なつみたてNISA対象商品の品揃え
楽天証券のつみたてNISA対象商品は、2018年5月1日時点で132本と、つみたてNISA対象商品のほぼ全てを選択できます。
低コストのインデックスファンドとして有名な
- ニッセイアセットマネジメントの<購入・換金手数料なし>シリーズ
- 三菱UFJ国際投信のeMAXIS slimシリーズ
- 楽天投信顧問の楽天バンガードシリーズ
- 世界経済インデックスファンドに代表される著名なバランスファンドなど
など、これら全てが選択肢になります。
もちろん、「商品が多すぎて選べない」という悩みを抱えることもあるかもしれませんが、多くの選択肢があることで、「買いたい商品を扱っていない」という失敗は避けられます。
デメリット1:商品数が多すぎる
楽天証券の132本という商品数は、自発的に投資信託を選べる(投資が趣味になっているような)個人投資家にとっては優れているのですが、
- 「投資信託を買いたいのではない」
- 「老後の備えができればいいのだ」
といった個人には多すぎる選択肢になります。
なんらかの基準で商品を絞り込まないと、「商品が多すぎて選べないから、つみたてNISAもやーめた」となりかねません。
対策:さまざまなコンテンツで調べてみて
なお、投資信託の選び方として、弊サイトでは以下の記事を書いていますので、併せてご覧ください。
基本的に、「どの程度の損失なら許容できるのか」をベースに考えることをオススメします。
また、楽天証券では「株?投資信託?ポイント買付?最初の1本、選び方ガイド」というコンテンツもありますから、それも参考に商品を選ぶのも良いと思います。
楽天証券?SBI証券?つみたてNISAを始める時の選択のポイント
楽天証券にあって、SBI証券にないもの
楽天証券にあって、SBI証券に無いものと言えば、
- つみたてNISAのクレジットカード購入
- つみたてNISAのポイント積み立て(2018年夏以降)
- スマホ対応画面からの投資信託購入
です。
また、ポイント制度で比較すると、SBI証券の「投信マイレージサービス」で付与されるSBIポイントは、同社のポイントサイトでの利用に限られており、楽天スーパーポイントほどの汎用性はありません。
あなたがクレジットカードやポイントをフル活用したいなら、SBI証券よりも楽天証券をオススメします。
投資信託全般の比較では下記にも記事を書きました。
SBI証券にあって、楽天証券にないもの
逆に、SBI証券にあって、楽天証券にないものといえば、
- 証券口座開設者数
- 不定期で行われる現金プレゼントの積立投信キャンペーン(つみたてNISAも対象になることが多い)
- 毎週積立や隔週積立など、自由な積立日の設定方法
などが挙げられます。
個人的には不定期的に現金が当たるキャンペーンが開催されることを重視しています。
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まとめ
- 楽天証券でつみたてNISAを始めるメリットは、楽天カードや楽天スーパーポイントなど、楽天の各種サービスとの連携のよさ
- 楽天証券でつみたてNISAを始めるデメリットは、充実の品揃えが仇となる可能性。様々なコンテンツなどを参考に、商品を選定しよう
- SBI証券に対する優位性はやはり楽天のサービスとの連携のよさ。一方、劣る点としてはキャンペーンや積立方法の充実度合い
基本的には、楽天証券でもSBI証券でも購入できる投資信託なら、運用することで同じ運用成果を期待できます。
そのため、その観点ではどちらの証券会社(またはマネックス証券や松井証券など)を選んでも差し支えありません。
主なポイントはやはり、どの程度楽天の各種サービスと連携させたいか、にかかっています。
生活に楽天のサービスを取り入れるほど、ポイントでお得になりますから、楽天市場や楽天トラベル、楽天モバイルなどを良く使っているなら、つみたてNISAも楽天証券で良いのではないか?と思います。
現金があたるキャンペーン中!(2018年6月29日まで)
なお、今つみたてNISA口座を開いて積立を開始すると、抽選で現金が当たるプレゼントをやっているので、ぜひチェックしてみて!