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つみたてNISAの利益確定問題。いつ売るか。それが重要だ

積立NISA(つみたてNISA)

最近、つみたてNISAで利益確定のために買った投信を売却したい方が増えているように感じます。

ここ数ヶ月の相場で、あんまり儲かってない状態から、一気に利益が増えた方って結構いらっしゃると思うんです。

ナザールさんを例題にしてごめんなさいw積立投資の初心者がフォローする方としてオススメできる方ですよ→@invester_Nazal

この含み益を見て、「今つみたてNISAの投信を売ればxx円が俺の/私のものに!!」ってうずうずしてる方って多いと思うんです。

結論を述べると、つみたてNISAで買った投資信託はいつでも売却できますし、利益には税金がかからずに、そのまま受け取ることもできます。

ですが、つみたてNISAは20年の長期投資を標榜する制度ですから、始めてたった2年で利益確定してしまうのは早すぎると思うのです。

少しの利益で小まめに売却してしまうと、将来手にするお金はあまり増えない可能性もあります。

現在の損益に右往左往せず、じっくりと腰をすえることをオススメしたいです。

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つみたてNISAは長期投資のための制度であることを忘れないで

まだ始まって2年しか経ってないよ!

つみたてNISAは日本に本格的な長期投資を普及させるために産まれた制度の1つです。

そのため、短期で売買して小まめに利益を獲得して行くような作りにはなっていません(その証拠に、過去の非課税枠が再利用できないようになっています)

つみたてNISAは2037年まで非課税で購入できる制度(2019年時点)で、2037年まではまだ18年もあります。

ここでこらえきれずに売却してしまうのはまだ早すぎるのではないでしょうか。

2年ごとに利益確定したら利益は少ないかも・・・

単純な複利計算機で求めてみましょう。

投信アシスト | 野村アセットマネジメント

つみたてNISA利用者に多いと予想される毎月1万円の積み立てを、年利4%で20年間継続したときと、年利4%で2年ごとに利益確定したときの利益を比較します。

  • 20年運用したとき:365万円(投資額240万円、利益125万円)
  • 2年ごとに利益確定したとき:250万円(投資額240万円、利益10万円)

当然ですが、こまめに利益確定してしまうと、ほとんど利益が伸びず、資産の大部分が自分自身の投資したお金になってしまいます

積立投資では長く続けるほど、入金額も増えて、その分だけ将来獲得できるリターンも大きくなる傾向にあります。

将来、大きな利益を手にするためには、やはり長く続けないといけないのです。

一方で「利益部分だけを確定する」という考え方も

ただ、つみたてNISAは分配金が出ないインデックスファンドを利用していることから、「ただ値上がりを待つだけ」というのが大変であることも事実です。

そのため、利益部分だけでも売却して確定しては?とおっしゃる方もいます。

ツイッターはさまざまな意見が閲覧できるのでいいところですね。

つみたてNISAの制度としては途中での利益確定は想定されていませんが、用意された「箱」をどう使うかは私たちに託されています

利益が出ていることに「疲れてしまった」なら、利益部分だけでも確定すると穏やかな日々に戻るかもしれませんね。

ちなみに、東北投信でも以前取材したカン・チュンドさんはご自身のブログでこんなことを書かれています。

今の若い人にとっては、

【預金 = お金を預けておく器(うつわ)に過ぎず、お金が増える商品とはまったく思えないですよね。】

つまり、それだけ金融商品を保有して利益が出るということに免疫がないわけです。

だからこそ、

数百万円ほどに運用資産が増え、
利益が数十万円にも上ったら、
落ち着かなくなってしまうわけで・・。

利益を前にして、悩んでいるのは「あなた」だけではありません

出典:あなたは「つみたてリセットしたい症候群」ってご存じですか? | 投資信託クリニック

金融商品って買うときよりも売るときのほうが難しくて、タイミング次第で運用成績が結構変わります。

筆者も利益の出ている口座を見ると、どうしても「今売らないとダメなんじゃないか」って気になってしまいますし、結果、その後の利益を逃してしまった経験もあります。

ただ、つみたてNISAのような長期投資では、おそらく長く継続するほどにボロ負けする可能性は下がると予想されます。

そういう意味では、やはりここはまだ我慢するところなのだと個人的には思います(たとえ、明日下落相場にトレンドが変わったとしても)

個人的な方針

個人的な方針は以下のように決めています。

  • iDeCoと特定口座で買っているものは相場次第
  • つみたてNISAは原則売却せず

筆者は「売却した投資信託の代金は原則、次の投資費用にする」という考えの下で、iDeCoと特定口座で買っているものは相場を見ながら判断しようと思っています。

実はiDeCoのほうは少し前に一部スイッチングしていて、将来の暴落時の追加投資資金として預金(元本確保商品)化しています。

一方、つみたてNISAは売却とともに、投信の購入に利用した非課税枠が失われてしまうので、原則売らずに調整できないかを考えます

といった理由から、つみたてNISAで買っているものは売るつもりはありません。

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まとめ

  • つみたてNISAは長期投資のための制度。売却しても、これまでの投信購入に使った非課税枠は回復しない点に注意
  • 仮に2年ごとに利益確定を行うと、資産はほとんど増えない。長く継続することで利益が複利的に増えてくることを忘れない
  • どうしても辛かったら、利益の部分だけでも売却して利益確定したら?という意見もある

余談:つみたてNISAの売却は簡単だよ

つみたてNISAで購入している投資信託はいつでも売却できますので、最終的に売るかどうかは投資家の決心次第であっさり実行できるんです。

SBI証券とかウェブサイトから普通に売却できますし、1週間もすればその代金が証券口座に入金されます。

私はあと18年ぐらいは売るつもりはありませんが、どうしても利益確定したくなったら、手順は簡単ですよってことで。

って、こんなこと書くと、また「長期投資を標榜しておいて、売却を推奨するとは何事だ」と言われそうですがw

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