つみたてNISAでは楽天VYM(楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド)は買えない話

楽天・バンガード・ファンド(米国高配当株式)4. 投資信託・ETF商品解説




結論から述べると、楽天VYM(楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド)はつみたてNISAの対象外です。

一般NISAを利用して購入するか、おとなしく別のファンド(例えば、楽天・全米株式インデックス・ファンドなど)を買いましょう。

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドは分配金を出さずに運用すると思うので、一般NISAを選ぶなら、バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)を買ったほうが良いと思います。

では詳しく。

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドはFTSEハイディビデンド・イールド・インデックスに連動する投資信託で、他の楽天バンガードシリーズ同様に、米国ETF(バンガード・米国高配当株式ETF)を買って運用します。

つみたてNISAの対象外ファンドですので、楽天VYMを買うなら一般NISAか特定口座(課税口座)を使うことになります。

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楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドの特徴

バンガード社のETFに投資する楽天バンガードシリーズの1つ

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドは楽天投信投資顧問の投資信託で、いわゆる楽天バンガードシリーズの1つです。

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドの基本情報(2019年3月27日現在)
購入手数料0%
(ノーロード)
信託報酬
実質コスト
0.2096%
0.224%
信託財産留保額0%
換金手数料0%
運用期限
(償還日)
無期限
(償還なし)
基準価額楽天投信公式
純資産(ベビー)
純資産(マザー)
15.8億円
SBI証券ランキング
つみたてNISA
設定件数
対象外

マザーファンドは楽天・米国高配当株式インデックス・マザーファンドで、その投資先がバンガード・米国高配当株式ETF(VYM)です。

バンガード・米国高配当株式ETF(VYM) | バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社

VYMは経費率0.06%(2019年3月27日時点)と、低コストさから国内でも人気の高い海外ETFです。

(VYMの)投資アプローチ

  • FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指します。
  • 完全法を用いたパッシブ運用です。
  • ファンドはフルインベストメントを維持します。
  • 大型株の中でも、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を、重点的に組入れます。
  • 低経費によってトラッキングエラーを最小限に抑えます。

出典:バンガード・米国高配当株式ETF(VYM) | バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社

分配金は(たぶん)出ません

VYMの分配金は3ヶ月に一回(3の付く月)支払われますが、楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドはおそらく分配金を出さずに運用するものと予想されます。

ちなみに記事執筆時点でのVYMも分配金利回りは2.53%です。

楽天VYMはつみたてNISAでは購入できない

VYMを購入する2つの方法

冒頭で述べたとおり、楽天VYMはつみたてNISAで購入できませんので、非課税で購入するためには

  • 一般NISAで楽天VYMを購入する
  • 一般NISAで本家のVYMを購入する

のどちらか(または両方)を選ぶことになります。

SBI証券や楽天証券を通じて本家VYMを買う場合、一般NISA口座を利用すれば、手数料無料(SBI証券の場合)、または手数料全額キャッシュバック(楽天証券の場合)で購入できるため、海外ETFの購入手数料がお得になります

考慮すべきポイント

一般NISAは2022年まで

一般NISAってなあに?-概要としくみ- | 投資信託協会

2019年3月時点の制度では一般NISAで金融商品を購入できるのは2022年までで、それ以降は保有と売却のみとなります。

残り年数を考えるとちょっと短いので、つみたてNISA口座を開設して米国株式ファンドを購入するのも1つの手です。

その場合、楽天VYMや本家VYMは課税口座で買うことになりますので、手数料を考えると楽天VYMのほうが買いやすいと思います。

海外ETFの売買はドル転が面倒

基本的に海外ETFを買うためには円とドルの交換(ドル転)が必要です(直接円でも購入できますが、キャンペーンなどを見逃さないように)。

一方、海外ETFから逆に受け取った分配金を円に戻すためには円転も必要です。

この通貨の交換は証券会社のマイページから行なえますが、国内株を買うのに比べるとちょっと手間がかかりますね。

なお、為替を交換する際のレート次第で元本割れが生じる可能性があるほか、為替手数料(ネット証券は±25銭)もかかります。

個人的なオススメは、「つみたてNISAで他の米国株式を買う」

筆者個人のオススメは、つみたてNISA口座を開設して、他の米国株式系のインデックスファンドを買うことです。

★つみたてNISAで買える主な米国株式ファンド

  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • iFree S&P500 インデックス
  • eMAXIS slim 米国株式(S&P500)

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド ┃楽天・全米株式インデックス・ファンド ┃eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の比較

出典:http://www.morningstar.co.jp/

★凡例

  • 橙:楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド
  • 赤:楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • 緑:eMAXIS slim 米国株式(S&P500)

上記はモーニングスターでの3つのファンドの運用状況の比較ですが、今のところは3ファンドとも大して差が無い状況が続いています。

もし、将来もこの傾向が続くのであれば、つみたてNISAを利用して運用益を非課税にできるファンドを選んだほうが一番有利です。

一方、どうしても分配金がほしい場合には、「一般NISA + 本家VYM」を選ぶことになります。

一般NISAの場合は残り年数が少ないため、おそらく非課税額はつみたてNISAのものに劣ると予想されます。

既に始めているならともかく、これから一般NISAで投信を買うのはあまり強いメリットが無いように思います。

この記事内容を実行するために

つみたてNISAで米国株式ファンドを買うならば

楽天証券につみたてNISA口座を開設し、楽天・全米株式インデックス・ファンドなどお探しください。

なお、平行して本家VYMを購入したい場合にはSBI証券口座の開設をオススメします。

楽天証券とサービスの差はほとんどありませんが、海外ETFの積立購入(定期買い付けサービス)を利用できるなど、ちょっぴりサービスが優れています。

一般NISAで本家VYMを買うならば

SBI証券の口座開設をオススメします。

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まとめ

  • 楽天VYM(楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド)はつみたてNISAの対象外。一般NISAならば買えるが、現行制度のままでは2022年までしか買えない
  • 楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドと他の米国株式インデックスファンドの成績はほぼ同等。ならば別のファンドを買っても良い
  • 楽天VYMの購入は楽天証券を。ただし、本家VYMも平行して買いたい場合、または一般NISAで本家VYMを買いたいなら、SBI証券をオススメ

ちなみに筆者はSBI証券でVYMではなくPFFを買っていました(一般NISAで。今はつみたてNISAなので買ってない)。

PFFは毎月分配金をくれるので、トータルリターンはともかく、分配金をありがたく思える銘柄です。

VYMもPFFもSBI証券で購入できますので、口座開設先を選んでましたら、是非チェックしてみてください。

なお、つみたてNISAを始める際のオススメ銘柄は以下の記事をご覧ください。

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