こんにちは、みらい(@instockexnet )です。
2020年は「年間受領配当金10万円」の目標を掲げており、特にREIT(不動産投資信託)においてはインデックス投信からETF(上場投信)に商品を変更しようかと思っています。
その運用先として「NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数連動型上場投信(2515)」について調べてみたので紹介します。
東証に上場する先進国REITは本銘柄だけですので、国内ETFから先進国REITを選ぶならば、迷うことはありません。
海外ETFも考えましたが、今回は利用しないつもりです(分配金は円建てで欲しいのでw)。
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NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数連動型上場投信の特徴
NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数連動型上場投信は野村アセットマネジメントが設定した上場投資信託(ETF)です。
NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信 | 野村アセットマネジメント
NEXT FUNDSシリーズは東証上場のETFシリーズの中でも特に種類が豊富で、かつ人気のあるシリーズです。
インデックス投信では三菱UFJ国際投信のeMAXIS slimシリーズが有名ですが、ETFではNEXT FUNDSが牙城を築いていると思います。
信託報酬や純資産などの基本情報
証券コード | 2515 |
投資先 | 日本を除く先進国REIT (主にアメリカ) |
ベンチマーク | S&P先進国REIT指数(除く日本、配当込み) |
価格 | 1,069円 |
取引単位 | 10口 |
購入手数料 | 証券会社に依存 |
信託報酬 | 0.187% (税込み) |
純資産 | 22.2億円 |
分配頻度 | 年4回 3月/6月/9月/12月 |
分配金利回り | 3.9% |
マーケットメイク | ○ |
運用会社 | 野村アセットマネジメント |
本銘柄はマーケットメイク対象なので、取引量の少なさを心配する必要はありません。
株式・為替・債券など、金融商品の市場における取引方法の一つで、取引所から指定されたマーケットメイカー(株式は証券会社、為替は銀行など)が常時「売り気配」と「買い気配」を提示し、相対取引を基本に売買を成立させる方法。発行済み株式数の少ない銘柄を扱う市場などで有効とされる。
日本では東京金融取引所の証拠金取引や東京証券取引所の上場投資信託(ETF)で採用されており、海外ではNASDAQ市場やシカゴ商品取引所などで採用されている。
「S&P先進国REIT指数(除く日本)」に連動し、アメリカのREIT(不動産投資信託)に投資
S&P先進国REIT指数は日本を除く先進国REITから成る指数で、アメリカを中心とするREIT(不動産投資信託)306銘柄から構成されています。
S&P 先進国 REIT指数(除く日本) | S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス
以下はNEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数連動型上場投信の投資先のグラフを引用したもので、その投資先はおおよそアメリカのREITであることが分かります。
出典:NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信 | 野村アセットマネジメント
★2515の主な投資先
- アメリカ:74.1%
- オーストラリア:6.5%
- イギリス:5.1%
資料によると、S&P先進国REIT指数の過去10年のリスク(標準偏差)は約14.4%(2020年1月現在)で、やや価格変動の大きい商品です。
以下はNEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信の価格変動の大きさを示す図(騰落率)で、その振れ幅は日本株や新興国株に近いものがあります。
出典:NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信 | 野村アセットマネジメント
ちなみに、先日紹介したSRETと異なり、この商品は資産のほぼ全てを店舗やオフィスなどの実物資産に投資しています。
年4回の分配金。利回りは約3~4%
外国REIT・S&P先進国REIT指数連動型上場投信は年4回(3月・6月・9月・12月)に分配金を出しています。
ぶ・ん・ぱ・い・き・ん!
いや~、夢が膨らみますね!
★2019年分配金実績(100口あたり)
- 750円
- 950円
- 990円
- 900円
出典:NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信 | 野村アセットマネジメント
参考までに、2019年に最低取引単位である10口(10,690円)投資したときに貰えた分配金は、359円(= 75円 + 95円 + 99円 + 90円)でした。
投資アイディアソース:配当金年10万円計画
REITはインデックス投信からETFに変更しよう
2020年の元旦の記事で「配当金年間10万円」という目標を紹介しました。

筆者はこれまで少量の先進国REITをインデックスファンド(ニッセイグローバルリートインデックスファンド)で保有していましたが、それを売却して、この外国REIT・S&P先進国REIT指数連動型上場投信に乗り換えようかと検討してるんです。
これといって強い根拠のある話ではありませんが、以下のような配分にして積み立てと分配金目的の投資を平行しようかと思ってるんです。
積立投資目的 (つみたてNISA等) ※分配金などは無し |
分配金目的の投資 | |
---|---|---|
株式 | インデックス投信 (つみたてNISA + iDeCo) |
ETF or 個別株 (特定口座) |
債券 | インデックス投信 (特定口座) |
× |
REIT | × | ETF (特定口座) |
分配金利回りという観点で見た場合、REITは(日本REITも先進国REITも)利回りが3~4%近くと高く、非常に魅力的です。
x0年後ではなく、数ヵ月後に現金収入を得たい場合には、REITはETFで固めたほうが良いのかなと考えています。
なお、先進国REITの構成銘柄を直接購入することは難しいため、先進国REITについては本商品のようなETFが無難です。
米国REITの個別銘柄はサクソバンク証券で買えますが、一般口座買うのはいやや。
海外ETFは買わない方針
今回は、海外REIT(例えばIYR等)は買わないつもりです。
外国REIT・S&P先進国REIT指数連動型上場投信自体も1万円ちょっとで買えますし、SBI証券や楽天証券は本商品の取引手数料を0円にしているためです。
何より、分配金は円建てで欲しい!
投資リスク:(特に米国の)金利の動向に注意
REITの価格変動要因の1つは金利です。
というのも、金利が高くなるほど、お金を借りるコストが高くなるため、REITの売り上げが減り、分配金や価格の低迷につながります。
上述のとおりに、本商品は主にアメリカのREITに投資しているため、アメリカの金利状況はチェックしておくべきです。
金利以外にも株式との相関性が高いため、株安時には本商品も一緒に売られてしまう可能性があります。
参考までに、Portfolio visualizerを参考にすると米国REIT(IYR)と米国株(VOO)の過去の相関係数は0.61でした(36ヶ月ローリング時)。
ちなみに、為替ヘッジは行なわないため、円高になると価格が下がることも忘れずに。
投資家にも意外と好評らしい
ツイッターでこの記事のことをツイートしたところ、何名かからコメントをいただきました。
私も気になってチェックしていました
現状アセアロにリート0%なので少しは保有ありかなと考えています
みらいさんは毎月積立みたいな感じで購入していくんでしょうか? https://t.co/ZO0IgrXvcQ #東北投信 @instockexnetさんから— クロスパール@ローコストで豊かな生活 (@crosspearl01) January 3, 2020
私はこれに突っ込んでます。ちょっとしたお金が入った時に投資出来る金額なのが嬉しいです。何よりも売買手数料無料ですし。分配金が何よりも嬉しいっ。 https://t.co/vHghwCLti8
— 中間管理職@目標60歳時配当月10万 (@9xvBzCwKbsTwfie) January 3, 2020
3ヶ月に1度分配金落ちするんでしょうから、落ちるタイミングで買うのがいいのかなぁと。
海外REITは実はiDeCoでそこそこ持っているんですけど(もちろん円建て)、2515の分配金は魅力的だわ。
— おせちーず@ゆるい日々 (@osechies) January 3, 2020
やはり分配金が魅力的で関心を持ってる方が多いようですね。
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まとめ
- NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信はアメリカを中心に、オーストラリアやイギリスなどのREIT(不動産投資信託)に投資している
- 通常、1万円ちょっと(取引単位は10口)から購入できる。SBI証券や楽天証券などは、2019年末にETFの取引無料対象銘柄を決めており、本商品もその対象
- REITは金利や株式の影響を受けやすい。価格変動は決して小さくないので、分配金目当てで過剰に投資しないように
相場的には今が買いかどうかはちょっと怪しいですが、数十年先まで「バイアンドフォーゲット」しておけば大丈夫でしょうw
予算さえあれば、たぶん買ってると思います。