こんにちは、みらい(@instockexnet )です。
つみたてNISA、継続できていますか!?
つみたてNISAの体験談は月1ぐらいにしておくつもりでしたが、これだけ相場が下落した後なので、今回は臨時で紹介したいと思います。「ここ2週間で急に損失が増えてしまい辛い」と思っていたら、ぜひ筆者と一緒に運用を継続しましょう。
今回の下落を受けて、「本当に長期投資って大丈夫なの?」と思ってる方に、筆者が長期投資を信じている理由も併せて紹介したいと思います。
諦めて投げ売りとかしちゃダメですよ!
それでは、一緒に見ていきましょう!
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最近のつみたてNISAの状況
改めまして、投資先は三井住友DCつみたてNISA全海外株インデックスファンドです。この商品は日本を除く全世界の株式に投資しています。
以下は積立額(青)と評価損益(赤)のグラフ。赤線が青線よりも上にあると利益が出ている状態です。
出典:筆者作成
以下は含み損益の推移で、0より上にあると利益が乗っている状態で、0より下ならば損失が出ている状態です。前回の記事では利益が減ったことを紹介していますが、そこから2週間たった現在は投資額を10万円下回る状態になってしまいました。
出典:筆者作成
今までは10万円の含み益があったのに、現在は10万円の含み損です。筆者のつみたてNISAで失われた金額は約20万円と新卒初任給程度になりました。
ほんと嵐のような相場でした。一言で感想を述べるなら、そんなイメージです。
株価は下落した。しかし株価はきっと戻る
長期投資を諦めない
こういった相場を経験すると、一気に悲観的な話が増えてきます。一番多いのは、株価はもっと下がってそのまま二度と戻ってこないって話でしょうか。
今後、ダウ(米国)が日経のように最高値を超えることのない未来は可能性としてはあると思います。
そうなったときに右肩上がりを想定した長期投資の無意味さったらないですよね。。出典:質問とかリクエストとかできるページ | pageful(筆者に質問できる質問箱みたいなやつです)
「長期投資への希望」が失われると、たぶんそれがつみたてNISAをやめるきっかけになり、「今までの積み立てはなんだったんだろう」と無力感や苛立ちみたいなのを感じることになると思うんです。
しかし、筆者は長期投資を諦めませんし、現在の状況を見てやめることも中断することもありません。
これは先ほどのグラフを拡大したものですが、筆者はこの相場が下落した後に追加の積み立てを行っています(青い線の一番右端)。これが今後も積み立てを継続するための第一歩みたいなものです。
出典:筆者作成
なぜ将来の株価上昇を信じられるのか
筆者は、世界がこれからも「時間をかけて」少しずつ発展し、より豊かになっていくことを信じているからです。
これは過去の記事でも紹介した、MSCI社のレポートから引用した図です。この図はMSCI社がカバーしている企業の1994年から2015年の株価を決める要因を調べたもので、特に超長期になるほど、配当利回りと配当成長率が株式のリターンの大部分を決めたと考察されています。
厳密にはつみたてNISAは企業からの配当金をもらう投資ではありませんが、企業の配当金自体は投資信託の資産の中に組み込まれることで基準価額が上昇し、私たちの利益につながっています。
出典:Global Markets & Return Drivers
つまり、将来も企業が配当を出し、その割合を増やそうとする限り、株価はプラスになる可能性が高いと思うんです。
一方で、今回の株価の下落は短期的な需給要因です。新型肺炎のパンデミックや、米国企業の負債の大きさなどから、需給のバランスが崩れて大きく売られたものだと筆者は認識しています。
長期投資において、株式の需給要因(グラフ中の「VAL ADJ」)は時間とともに縮小していきます。つまり、2020年3月のような相場の変動は、超長期投資の中では短期的な影響を及ぼすものの、超長期にわたって影響を及ぼす可能性は低いのです。
歴史上、世界には様々な障害が発生しましたが、それを乗り越えてきたからこそ、今私たちはここにいるんです。
だから、今回のパンデミックも必ずや世界の英知が解決すると信じていますし、パンデミックで一時的に経済が痛んだとしても、再び復活することを信じています。
私たちにできることは、たとえ経済が一時的に縮小したとしても、その中でなんとしても生き残り、あきらめずに、相場の片隅で投資信託の口数を積み重ねていくことです。
そう考えているからこそ、筆者はつみたてNISAを諦めません。長期投資もやめません。
残念ながら、これだけ相場が下落すると、2020年2月前半の高値に戻るまでには結構時間を要すると思います。なぜなら、途中でやめたくなった人が売却していくので、その分だけ「上値が重くなる」からです。
今後、経済が痛んできた場合には、もしかしたら年単位での時間がかかるかもしれません。
しばらくは景気のいい話が聞けないかもしれません。しかし、それでも、筆者はつみたてNISAを継続していきますから、あなたも一人で心細いなと思ったら、ぜひ筆者と一緒にぼちぼちやっていきましょう。
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余談:世界の株価は常に右肩上がりである
「株価が永続的に右肩上がりで上昇してきた」ことを改めて確認しておきましょう。米国のシーゲル教授のグラフ(下図)は有名ですが、これは日本もカナダも他の先進国も同じで、株価は常に右肩上がりで上がってきました。
出典:Stock for the long run
日本は未だバブル最高値を超えていませんが、それはバブル期の株価がべらぼうに高かったためです(つまり企業の実力ではなく、需給要因で株価が決まっていた)。バブル期だけを除いて株価を見れば、日本もやはり右肩上がりで株価は上がってきたのです。
今後も世界中の企業が新たな価値を生み出し続ける限りは、この傾向は継続すると個人的に思ってます。
ぼちぼち頑張りましょう♪
3月後半も含めた分はこちらにまとめました。