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マネックス証券のiDeCoで「NASDAQ」連動投信の取り扱い開始

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2020年11月の話ですが、マネックス証券で米国の新興市場(NASDAQ(ナスダック))に連動する「iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス」の取り扱いが始まりました。iDeCoを使ってナスダック銘柄に長期投資したい場合に活用できます。

iDeCo | マネックス証券(公式サイト)

2021年6月時点で、マネックス証券を除くと、ナスダック連動の投信をiDeCoで購入できるネット証券はありません。マネックス証券のiDeCoはeMAXIS slimシリーズの米国株式やオール・カントリーなども扱っているので、つみたてNISAで見慣れた商品を選びやすいメリットがあります。

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iDeCoでナスダック銘柄に長期投資

メリットとデメリット

改めて、iDeCoでナスダック市場に投資するメリットやデメリット等を考えてみましょう。

まず、ポートフォリオにNASDAQ連動投信を加えるメリットはあります。

以下は過去の相場を用いてS&P500、NYダウ、NASDAQ総合指数にそれぞれ投資した時の保有期間リターンを求めたもので、おおよそ15年以上保有すると、NASDAQ総合指数に投資したものの成績が圧倒的に良くなりました

米国株価指数の保有期間リターン

15年という期間は、ちょうどITバブル崩壊から相場が回復するまでの期間ですね。将来もまったく同じだとは思いませんが、成長株が多いという市場特性から、今後も長期的にS&P500やNYダウ以上の成績を出す可能性は十分にあると思います。

一方、デメリットとしてNASDAQ市場はしばしばバブル的な相場になる点が挙げられます。2000年代のITバブル崩壊後、NASDAQ総合指数は最大で80%もの下落を記録し、回復までに15年ほどの時間を要しました。

しかし、iDeCoはそもそも60歳を超えるまで引き出せない口座なので、老後まで放置してもかまわないというのは長期投資の強みになると思います。

つみたてNISAで買いたかった人へ

2020年現在で、つみたてNISAではNASDAQ連動投信を買えません。なので非課税で運用したい人にも向いています。

将来的には「アクティブファンド」として入ってくる可能性はありますが。

海外ETFで「VOO + QQQ」をやってる方なんかは、iDeCoでeMAXIS slim 米国株式(S&P500) + iFreeNEXT NASDAQ100 インデックスのほうが税制的にお得です。

マネックス証券のiDeCoの主な特徴

★主な特徴

  • eMAXIS slimシリーズは6本取り扱い(オールカントリー・米国株式・先進国株式・新興国株式・先進国債券・8資産均等型)
  • NASDAQ連動投信として、iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス
  • 運営管理手数料0円(毎月の支払手数料は171円)

iFreeNEXT NASDAQ100 インデックスだけに積み立てるのは割とリスキーかもしれませんね。もし他の投資信託と併せて利用するならば、つみたてNISAでも見慣れたeMAXIS slimシリーズが6本販売されていますので、それらと組み合わせて運用すると良いです。

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まとめ

  • マネックス証券のiDeCoで「iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス」の取り扱い開始。2021年6月時点でネット証券ではマネックス証券のみ
  • 過去の相場に基づくと、NASDAQ市場のパフォーマンスは長期的にNYダウ、S&P500などを上回った
  • マネックス証券のiDeCoではeMAXIS slimシリーズも6本取り扱っているので、それらと組み合わせて運用できる

iDeCoをやるかどうかですが、60歳以上までお金を引き出せないのは大きいデメリットですよね。「若いうちにいろいろお金をかけて経験したい」と言う人にはちょっと向いてない制度な気がします。

一方、iDeCoの最低投資額は5,000円なので、毎月5000円だけiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスに積み立てて、老後の大化けに期待しても良いかもしれませんね。

マネックス証券のiDeCoのリンクを置いておきますので、関心があればご覧ください。

iDeCo | マネックス証券(公式サイト)