2020年に読んでよかった投資関連本を2冊します。最初は3選にしようと思ったんですが、「投資関連本」というくくりで考えると、ちょっと思いつかないので2冊にしておきます。
★2020年に読んでよかった本
- DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(2020年発行)
- 千年投資の公理 売られ過ぎの優良企業を買う(2014年発行)
端的に述べると、DIE WITH ZEROは副題の通りにどうお金を使って、人生を豊かにするかがテーマです。一方、千年投資の公理はウォーレン・バフェット氏のような投資スタイルを目指したい人に向いています。
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良かった本1:DIE WITH ZERO
今年読んでよかった本の1冊目は「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」。この本の感想は以前記事でも紹介しましたね。
「DIE WITH ZERO」の主張は「働いて得たお金を死ぬ前に使い切ること」。老後に向けてお金を貯めることがまるで当たり前のようになっていた筆者にとって、斬新な視点をもたらしてくれたものでした。
実際のところ、本を読んだから何か新しいことを始めたの?と言われると、特に何もしていないんですけど(笑)、そもそも湯水のようにお金だけ使っていくと人生が破綻するわけですから、まずは働くことを頑張るべきかなと思っています(今はコロナでいろいろ制限もあるわけですし)。
お金の貯め方・使い方のバランスに迷っていたり、今の生活に疑問を持ってる方は読むと「はっ!」と気づくことが多いと思います。
今我慢して蓄財に励むインデックス投資家の考えに反するテーマなのが面白いですねw投資やってる人にはぜひ読んで欲しい本です。
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール | Amazon良かった本2:千年投資の公理
今年読んでよかった本の2冊目は「千年投資の公理 売られ過ぎの優良企業を買う」。企業の「経済的な堀(ワイドモート)」がいかに形成されるか、どのように堀を持つ銘柄を選ぶかが解説されています。
「経済的な堀」がある銘柄は、ライバル企業の侵食に強く、長期にわたって継続的に利益を生み出せる可能性が高まります。そういった銘柄を金融危機などのタイミングで買えたら、長期にわたって配当を受け取れたり、危機後の株高の恩恵を受けられますね、というのが書籍の主張です。
この戦略は、どちらかといえばバリュー株への長期投資やウォーレン・バフェット氏の投資スタイルに近いですね。書籍によると、例えばすぐれた経営陣はワイドモートにならないそう。バフェット氏の言葉「誰でも経営できる企業を買え」を思い出します。
実はこの本読んでから買った株は金鉱株ぐらいしかないんですけど、最近は銘柄をみた時に「この銘柄はワイドモートを持っているか」と自然に考えるようになりました。つみたてNISA利用者が、サテライトで米国株などを始める時に役に立つんじゃないかと思える本です。
翻訳がこなれているのと具体的な銘柄例も多いのも良い点です!
千年投資の公理 売られ過ぎの優良企業を買う | Amazon[スポンサーリンク]
まとめ
というわけで、2020年良かった投資関連本2冊でした。もし、関心を持ちましたら、Amazonのユーザーレビューもご覧になってみてください。
また面白い本があれば、随時紹介していこうと思います。