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質問「「8資産バランスファンド + 純金」の9資産均等アセットアロケーションを評価してください」

8資産バランスに純金を加えた9資産均等配分アセットアロケーション(資産配分)

読者様から質問を頂いたのでご紹介します。

8資産均等型のバランス投信を買いつつ9資産目として特定口座でゴールドのETFを買うのはどうなんでしょうか?
slimバランス 88%
純金上場信託(1540) 11%
こんな感じで
出典:https://blog.tacos-heaven.xyz/2018/11/28-13/#comment-21

slimバランスとはeMAXIS slim バランス(8資産均等型)のことですね。eMAXIS slim バランス(8資産均等型)は8つの資産クラス(国内外の株式・債券・不動産投資信託)に12.5%ずつ投資しますので、以下のの配分で持つことで、9つの資産(国内外の株式・債券・不動産投資信託 + 純金)に約11.1%ずつ投資することが可能になります。

★9資産均等配分

  • eMAXIS slim バランス(8資産均等型):88%
  • 純金上場信託(金の果実。証券コード:1540): 11%

8資産バランスに純金を加えた9資産均等配分

というわけで、この9資産への分散投資がどういった結果になるかをシミュレーションしてみましょう、ってのが今回のお話です。

結論を述べると、過去の実績に基づく限り、9資産均等配分のほうがパフォーマンスが良くなります

純金投資の是非はこちらもどうぞ。

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では、一緒に見ていきましょう!

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9資産のリスクとリターンはいくら?

9資産のほうが若干シャープレシオが高い

myINDEXの資産配分ツールで求めると以下のようになります。

8資産と9資産のリスク・リターンを比較(2018年12月20日現在)
8資産8資産+純金
(9資産)
リスク12.111.4
リターン6.66.8
シャープレシオ0.550.59

過去20年のデータに基づけば、8資産に純金を加えた9資産均等配分のほうがリターンとシャープレシオが高く、効率的な運用を期待できます

これぞまさに分散投資の効果、ですね。

純金は意外と運用成績が良かった

ちなみに、myINDEXのデータでは、純金の過去20年の運用成績は「リターン:6.9%・リスク:16.9%」と、先進国株式もびっくりのハイリターン商品でした。純金は配当金を生む商品ではありませんので、このリターンは全て値上がりによって実現されたものです。

過去の金価格の推移は国内宝飾店サイトなどでも確認できます。例えば、田中貴金属工業のウェブサイトを見ると、海外のドル建て価格は年々価格を上げてきたことが分かります。

金価格推移 | 田中貴金属工業

長い目でみれば今後も価格上昇は期待できそうですね。

なお、リスク16.9%はやはり先進国株式並ですので、短期的には値動きの大きい商品であることも指摘できると思います。

もしも9資産に今後20年積立投資を行なったら?

というわけで、以下の条件でモンテカルロシミュレーションを行い、比較してみます。

★シミュレーション条件

  • 上述のリスク・リターンの値を用いて、8資産と9資産の20年後の評価額を比較する
  • 毎月1万円の積立投資
  • 運用期間は20年(積立額は240万円 = 1万円 × 12ヶ月 × 20年)
  • 乱数は正規分布(投資信託の運用成績は正規分布にはならないので、このシミュレーションには再現性に限界がある)

以下で述べる値は、あなたの将来に運用成績を保障するものではありません

表で運用成績を比較する

20年後の運用成績の比較
評価額
8資産
評価額
9資産
積立元本240万円240万円
中央値
(実現利回り)
468万円
(6.1%)
493万円
(6.5%)
複利
(リスクゼロの場合)
502万円514万円
平均値501万円515万円
最頻値392万円
(7個)
551万円
(7個)
最大値1,300万円1,436万円
最低値167万円182万円
20年後
元本割れの確率
3.3%2.3%

というわけで比較したところ、9資産のほうが全体的に良い成績になりました

インプットしたデータは9資産のほうが優れているので、モンテカルロから出力されるデータも、9資産のほうが良くなった、というわけですね。

今まで「純金なんていらんだろw」なんて思ってたので、この結果は予想外でした。少し投資してみるのも良いですね。

グラフにするとこのような感じ

以下は8資産と9資産のグラフです。

8資産の乱数シミュレーション

★凡例

  • 太い赤:理想的な複利(6.6%複利)
  • 太い白:投資元本(これを下回ると元本割れ)
  • 細い線:乱数で得られた運用成績(1番から20番)

9資産の乱数シミュレーション

★凡例

  • 太い赤:理想的な複利(6.8%複利)
  • 太い白:投資元本(これを下回ると元本割れ)
  • 細い線:乱数で得られた運用成績(1番から20番)

純金に投資する方法

純金投資にはいくつかの方法があります。

★主な純金投資の方法

  • ETF:純金ETF(金の果実)
  • 投資信託:三菱UFJ純金ファンドなど
  • 純金積立
  • その他、現物保有

この中で最も低コストなのはおそらく純金ETF(金の果実)です。

「金の果実」シリーズ|三菱UFJ信託銀行

純金ETFは1口4,300円前後から購入できますので、SBI証券を使えば50万円まで手数料無料で買えますし、信託報酬も0.49%と(それなりに)安いです。

三菱UFJ純金ファンドはそれより信託報酬が高いのがデメリット。

また、純金積立は売りと買いの価格差(スプレッド)が広く、意外とコストがかかります。

現物での購入は結構な手数料が上乗せされているのと、盗難リスクがデメリットですね。

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まとめ

  • 国内外の株式・債券・不動産投資信託に純金を加えた9資産を評価
  • 過去20年の純金の成績が良かったため、シミュレーションによると9資産のほうが運用成績がよくなりやすい
  • 純金に投資する方法はいくつかあるが、ETFを使った運用が低コストで導入しやすい

というわけで、実際にデータとして出してみると、純金をアセットアロケーションに加えるメリットがあるようだ、と求まりましたね。金銭的余力があるなら、つみたてNISAなどとと平行して運用してみてはいかがでしょうか。

ただ、このシミュレーションは過去20年に基づくものですので、将来も必ずしも同じようになるとは限らない点にご注意ください。

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