ぶっちゃけ、つみたてNISAがいくら儲かるのかは結構関心を持たれるところだと思います。
シミュレーションではいろいろ計算できますが、それではなんだか現実味がない。
実際のところはどうなのか。
結論から述べると、なんだかんだで利益が乗ってお金が増えています。
数ヶ月前は「利益がなかなか増えない」という記事を書いていましたが、最近はちょっと変わってきましたね。
過去の株価推移に基づく限りは、この投資は長期間継続すればするほど有利な投資です。
途中で嵐が吹き荒れるかもしれませんが、長く続けることを意識して継続していきましょう!
SBI証券や楽天証券のポイント投資も併用すると、投資信託の残高に応じて貰ったポイントの分だけ利益は確実に増えますよ!
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株価の停滞は終わり上昇期へ???
米国市場は史上最高値へ
2018年からほとんど株価が上がらない「レンジ相場」が続いていましたが、最近になってようやく株価が上昇し、アメリカでは史上最高値を記録していますね。
週明けの4日は、米中の貿易交渉が前進するのではとの期待感が広がり、一時、2万7,517ドル余りまで上げ、取引時間中としては、これまでの最高値を更新した。
最高値更新は7月中旬以来、およそ3カ月半ぶり。
出典:NYダウ 一時史上最高値 2019年7月中旬の記録更新 | FNN PRIME(2019年11月5日)(リンク切れ)
この流れを受けてか、日本株式も最近は息を吹き返したようです。
一般につみたてNISA対象投信の多くは、割り合いの差はあれど、アメリカ株式にも投資していますので、おそらく多くの方は最近の株価上昇の恩恵を受けているのではと思います。
筆者のつみたてNISAに米国株式の恩恵が!
損益推移グラフ
というわけで、筆者の最近のつみたてNISAの運用状況は以下の通り。
筆者つみたてNISAの運用状況(出典:筆者作成)
筆者つみたてNISAの運用状況(出典:筆者作成)
最近の株価の上昇で、つみたてNISAでの利益(含み益)は運用を始めた2年間で最高値に達しています。
元本割れで始まった2019年初に比べると良い状況ですね。
この間の平均利回り:年5%!
筆者つみたてNISA口座(出典:SBI証券)
49万円を2年間で51万円に増やすためには、およそ利回り4~5%必要です(実際は積立額をころころ変えたりしているので、厳密な計算ではありません)。
もちろん将来もこの成績で運用できるとは限りませんが、この2年間の相場を振り返ってみると、「思ったよりリターン高いね」と感じます。
下落相場や株価が上がらない相場でも利益が出る。
これぞ、積み立てで利益を狙うドル・コスト平均法のメリットでしょうか。
つみたてNISAの利益を「確実に」増やすために
投信マイレージ使ってる?
SBI証券の投信マイレージは、つみたてNISAで購入した投資信託もポイント特典対象です。
積み立てを継続し、今後残高が増えれば増えるほど、貰えるTポイントも増えていきます。
筆者のTポイント履歴(出典:Tサイト)
最近行なった計算によると、Tポイントの還元は楽天証券の楽天カード + 楽天スーパーポイントの還元には劣るものの、ポイント再投資を通じて最終的な投資信託の総評価額を押し上げる効果を期待できます。
以下は楽天・全世界株式インデックス・ファンドに毎月1万円積み立てて、ポイントも全て再投資したと仮定したときの20年後の評価額で、ポイント投資を活用することで約2万円の評価額増との結果を得ました。
積立投資にポイント投資を併用した際の20年後評価額(出典:筆者作成)
あなたがこれからつみたてNISAを始めるなら、楽天証券やSBI証券のようなポイント投資を活用できる証券会社を選んだほうが有利です。
Tポイント投資はつみたてNISAに利用できない点に注意
残念ながら、SBI証券のTポイント投資はつみたてNISA非対応なため、つみたてNISA口座とは別に投資信託を買うことになります。
それでも、ポイントの分だけ残高が増えるのですから、ポイントを使わないのはほんと勿体ないですよね。
今後の展望
今後の展望といっても、つみたてNISAはただ積み立て続けるだけなので、相場が良かろうが悪かろうが可能な限り積み立てるのみです。
「利益が乗ったら売却し、また入りなおす」ことはしません。
つみたてNISAは非課税期限が終わる出口まで、ただひたすら積み立て続けるのみです。
現在の株価上昇は、必ずしも米国の景気後退や米中問題が解決したものではないと思っています。
なんらかのニュースなどをきっかけに再び株価が下落する可能性も捨てきれないので、楽観するのは難しいですね。
あまり相場に振り回されずに、コツコツとやっていきましょう!
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まとめ
- 約2年間続けたつみたてNISAの利益は約2.5万円ほど。単純に利回り計算すると年4~5%程度
- 楽天証券やSBI証券のポイント投資を活用しよう。条件を満たせば確実に貰えるし、それを投資した分だけ最終的な資産は増える
- 米国株価は最高値を更新したが、経済問題は未だ解決していない。何らかの理由で再び下落に転ずる可能性は少なくない
こうやって見ると、最初の数年は、資産の大部分が投資した元本であることが分かります。
やはりつみたてNISAは何に投資するか、よりも、毎月いかに投資し続けるかが重要だとも思います。
言い換えると、特に運用初期のうちはどの商品に投資するかはあまり重要ではないのです。
これからつみたてNISAを始めるなら、まず有名な商品(オール・カントリーなど)でつみたてNISAを始めてみて、半年ぐらいやって、問題があれば軌道修正というスタンスでよいと思います。
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