最近つみたてNISAをはじめようとしている方に、「株価が下がっているときは積立額を減らして始めたほうがいいの?」という質問を受けたので、その答えを紹介します。
結論から述べると、以下の3点。
★つみたてNISAを始めようとしたときに、相場が不調ならば??
- 株価が下がっても、積立額を減らす必要はない
- むしろ、現在の相場を「読もう」としないほうが良い
- それでも、どうしてもどうしても不安なときは「小さく」始めてみよう
相場にかなりどっぷりな人たちは「いっぱい投資するぞ」と増額することが多い(笑)のですが、最初は「投資額を相場に合わせて変更しない」という王道からめざしましょう。
以下、一緒にみていきましょうね。
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相場が不調でも、積立額は変えないほうがいい理由
株価が下がると、その分いっぱい買えるよね?
まず、あなたがつみたてNISAを始めたいタイミングで株価が下がっていたとしても、相場に合わせて積立額を変更するのはやめたほうが良いです。理由は簡単で、株価が低いほど、投資信託の「口数(権利)」をたくさん買えるからです。
投資で儲けるためには、できるだけ安いときにたくさんかって、高いときにたくさん売る必要があります。この原則に基づくと、株価が下がったタイミングは、逆にチャンスでもあるのです。
経験豊富な投資家さんほど、下落相場になると生き生きとしてきます。将来の儲けのチャンスが来たからですね。
相場予想は案外当たらないし、不安が強くなるだけかも
積立投資においては将来の相場を読もうとしないほうが良いです。筆者のように投資そのものが好きになったなら好きにやれば良いと思いますが、普通は相場を読まないほうが、うまくいきます。
そもそも、相場予想って当たるとは限りませんし。
加えて、将来の相場を読もうとすると、以下のような不安を感じることが多くなるはずです。
★相場を読もうとすると、不安が強くなるかも?
- 株価が上がると:「今株高だから買わないほうがいいかな。。。」
- 株価が下がると:「もっと株価が下がりそうだから、怖いな。。。」
相場を読もうとすると、「損をしたらどうしよう」「100%確実に儲けたい」という気持ちが強くなって、積み立てできなくなってしまうと思うんです。
それでも不安なら、少額スタートでもいい
というわけで、相場を見て投資額は変えないほうが良いのですが、それでもどうしてもどうしても不安ならば、最初の積立額を減らしても良いと思います。
やはり、運用を始めた初期ほど元本割れって気になるんですよね。いろいろ理屈は知っていたとしても、元本を割り込むって経験は怖いものだと思うんです。
「自分がやりやすい方法で始める」って大切だと思うんですよね。もしそれが積立額を減らすことならば、最初の数ヶ月は少額でも良いのではないでしょうか?と思うわけです。
ちなみに、積立投資は相場を気にしないほうが利益を得やすくなります。慣れてきたら、予定通りに積み立てほうが良い結果になると思います。
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まとめ
- 株価が下がっても、積立額を減らす必要はない。株安時ほど投資信託の「口数」をたくさん買える
- 現在の相場を「読もう」としないほうが良い。相場予想は案外当たらないし、積立投資を継続できなくなってしまう
- それでも、どうしてもどうしても不安なときは「小さく」始めてみよう。つみたてNISAは後で積立額を変えられるのだから
この話に寄せられたリプライなんかも紹介しましょう。
積み立てはマーケットの動向を見て考えない方がいいです。
積み立てる商品は悩んでいいと思うけどあとは機械的に買った方がいい。— おせちーず@ゆるい日々 (@osechies) January 29, 2020
家計が不安なら積立額を減らすべきだけど、この先10年ぐらい積み立てれるのなら、減らす必要ないです。
以上、信託報酬1%の投信積み立て18年で2倍にした人(=私)の見解でした。
— おせちーず@ゆるい日々 (@osechies) January 29, 2020
どんな相場でも、愚直に続けるのが一番ですね。