3000円投資生活の「バランス型投資信託」のパフォーマンスを比較してみた

世界経済インデックスファンドのウェブサイト3. 商品選択と組み合わせ




昨日の「3000円投資生活」の体験記事で、投資信託ごとのパフォーマンスの話をちょっと書いてたので、今回はその流れでしっかり比較してみようと思った次第です。

読んだことない方にざっくり紹介すると、「3000円投資生活」では主に以下の投資信託がおすすめであるとして紹介されていました。

★「3000円投資生活」のおすすめ投資信託

  • 世界経済インデックスファンド(原著のおすすめより)
  • eMAXIS バランス(8資産均等型)(原著のおすすめより)
  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(デラックスのおすすめより)

原著は2016年版。eMAXIS slimシリーズはまだ無いころです。

今回はこの3つを比較してみようって話です。

結論を述べると、eMAXIS バランス(8資産均等型)のほうがより価格変動を抑えられるはずですが、それぞれ一長一短な特徴を持っているため、一概に「どれが優れている」とは言い切れません。

ただし、楽天・全世界株式インデックス・ファンドは他2つのバランスファンドに比べて値動きが大きめです。デラックス版を参考にして運用を始めた人には、2020年の相場はきついと感じるのでは?と改めて思います。

というわけで、一緒に見ていきましょう!

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2つのバランス型投資信託「世界経済IF」と「8資産均等型」のパフォーマンスを比較しよう

昔話:なぜこの2つのバランスファンドがおすすめだったの?

パフォーマンス比較の前にちょっと脱線すると、世界経済インデックスファンドとeMAXIS バランス(8資産均等型)は書籍が発行された2015~2016年頃の超定番バランスファンドでした。当時有名だったのは、この2つに加えて、「SBI資産設計オープン(資産成長型)(愛称:スゴ6)」の3つです。

スゴ6はSBI証券専売だったので、「3000円投資生活」は残りの2つを選んだんでしょうね。

その後は2017年にeMAXIS slimシリーズが登場し、eMAXIS バランス(8資産均等型)からeMAXIS slim バランス(8資産均等型)が定番的商品になります。投資信託の信託報酬引き下げも相次ぎ、世界経済インデックスファンドは過去の商品になりつつあります(でも、悪い商品ではないですよ!)。

記事中で比較した3つの投資信託の信託報酬や純資産等(2020年4月23日現在)
投資先信託報酬
(%)
純資産
(百万円)
世界経済インデックスファンドバランス0.5561240
eMAXIS バランス(8資産均等型)バランス0.5527068
楽天・全世界株式インデックス・ファンド全世界株式0.21232876

※バランス:2016年発行の書籍「3000円投資生活」で「バランス型投資信託」と紹介された商品で、株式や債券などに分散投資を行うものです。

現在の信託報酬水準を考えると、信託報酬「0.5%超」というのは高く感じますね。

というわけで本題:パフォーマンスを比較してみる

ここでは2016年1月から、2つの「バランス型投資信託」に毎月3,000円ずつ積み立てた時の評価損益と下落率を計算してみました。なお、積立日は15日で、2020年3月16日までの基準価額が反映されています。

3000円投資生活の2つの「バランス型投資信託」に3000円ずつ積み立てた時の評価損益推移

出典:SBI証券の基準価額を使って筆者作成

★凡例

  • 青:世界経済インデックスファンド
  • 橙:eMAXIS バランス(8資産均等型)

2020年3月前半の下落を経験した上で、より儲かっていたのは世界経済インデックスファンドでした

最高値からの下落率で見ると、基本的にはeMAXIS バランス(8資産均等型)のほうが下落を抑えられています。しかし、2020年3月の相場ではeMAXIS バランス(8資産均等型)のほうが大きく下落しており、結果的には世界経済インデックスファンドのほうが損失を抑えられています。

3000円投資生活の2つの「バランス型投資信託」の下落率推移

出典:SBI証券の基準価額を使って筆者作成

★凡例

  • 青:世界経済インデックスファンド
  • 橙:eMAXIS バランス(8資産均等型)

この比較を見ると、一概にどちらがいいとは言えませんね。

例えば、2017年時点では世界経済インデックスファンドのほうがより利益が多く出ていました。しかし、2018年末の株価調整を経て、2019年にはeMAXIS バランス(8資産均等型)のほうがより利益が多くなっていました。

世界経済インデックスファンドは先進国と新興国の株式・債券に重点を置く商品で、eMAXIS バランス(8資産均等型)は株式とREIT(不動産投資信託)に重点を置く商品です。このあたりはどちらを重視するかで投資家の判断は分かれるところですね。

★世界経済インデックスファンドのアセットアロケーション(資産配分)

主に米国・欧州などの先進国と中国などの新興国に投資。株式と債券という伝統的な金融商品で資産を作りたい投資家向け
★8資産均等型のアセットアロケーション(資産配分)

世界の主要な8資産に均等に投資。わかりやすい配分で初心者に人気。最近はeMAXIS slim バランス(8資産均等型)のほうが定番

ちなみにこの2択で言えば、個人的には8資産均等型派です。「値動きの異なる複数の資産でリスクを低減する」という考え方に基づくと、8資産均等型のほうがより値動きを抑えられるはずだからです。このあたりの話は以下の記事で解説しています。

ただ、実際は相場次第なのは上述の通りです。

2020年3月の相場は特に先進国市場の崩れが大きく、8資産均等型にとって不利な状況だったと感じます。

楽天・全世界株式インデックス・ファンドも加えてみると。。

先ほどの下落率に、「3000円投資生活デラックス」でおすすめされた楽天・全世界株式インデックス・ファンドも加えるとこの通りで、他のバランスファンドを圧倒する値動きの大きさを示します。

3000円投資生活の2つの「バランス型投資信託」と楽天全世界株式インデックスの下落率推移

出典:SBI証券の基準価額を使って筆者作成

★凡例

  • 青:世界経済インデックスファンド
  • 橙:eMAXIS バランス(8資産均等型)
  • 灰:楽天・全世界株式インデックス・ファンド

やっぱ、株と債券から成るバランスファンドより株式100%の比率で運用する商品のほうが下落率大きいですよね。。。

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まとめ

  • 書籍「3000円投資生活」では、2016年頃の定番的なバランスファンドだった「世界経済インデックスファンド」と「eMAXIS バランス(8資産均等型)」をおすすめしていた
  • パフォーマンスを比較したところ、一長一短な成績だった。2020年3月の下落相場では世界経済インデックスファンドのほうがやや優位である
  • 2019年に発売された「デラックス版」でおすすめされている「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」は他のバランスファンドより値動きが大きい

この記事で見てきた比較から考えると、やっぱ普通はバランスファンドでも十分リスキーだと感じますよね。昨日の記事にも書いたように、最後まで継続できる人はほんと少数なのかもしれません。

ちなみに筆者は3,000円の積み立てを楽天証券で、楽天カードを使って行っています。ずぼらな筆者でも確実に積み立てられる素晴らしい仕組みです。

★3000円投資で楽天証券をおすすめできる理由

  • 楽天カード(クレジットカード)で積み立てると、積立額の1%をポイント還元
  • 世界経済インデックスファンドや他の投資信託の残高が10万円を超えると、毎月ポイント還元
  • 新著「3000円投資生活デラックス」でもオススメされている

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