インスタで「PayPay証券(旧:OneTapBuy)の投稿が見たい」というお話をたまに頂くので、PayPay証券の取り扱いETFを使って「レバレッジドバランスファンド」ごっこでもやろうかと思ってます。PayPay証券は初心者フレンドリーな雰囲気なのに、たまに初心者向けとは思えない商品を入れてくるところがちょっと笑えますw
PayPay証券(公式サイト)
さて、今回やりたいことは、以前紹介した60対40の王道ポートフォリオをSPXL(株式 x3)とTMF(超長期債券 x3)で組むだけです。
冷静に考えると、このタイミングでTMFを買うのは地雷原を歩くようなものなので、ゴールド(GLD)も組み合わせてオールウェザーっぽい配分にしようか迷っています。
今回はそんなお話。
あ、ちなみに3万円しか入れてないので、あまり本気にしないでください。
[スポンサーリンク]
やりたいこと:「60/40 rule」にレバレッジをかける
話は簡単で、レバレッジを掛けた株式(SPXL)とレバレッジを掛けた超長期債券(TMF)を6対4の比率で保有する、だけです。比率が崩れた場合には適宜リバランスします。
PayPay証券の都合上、1000円単位での取引しかできないので、投資額が少ないうちは含み損益が1000円超えるかどうかがリバランス基準になります。
レバレッジがかかっている分だけ、値動きは大きくなります。良い方向に動いたら、株式100%で運用するよりもリターンが大きくなりますね、って運用です。
ちなみに、債券で値動きを抑えようにも限界があるようですね。コロナショックの時はだいたい6割程度の下落を経験しています。
今買うのはタイミングが悪い
レバレッジを掛けた商品のバックテストはいろんな方がやっていらっしゃるので、敢えて述べるまでもない感はあります。
レバレッジPFの超長期のシミュレーション成績を見てみる | Dr.Kernelの見た世界
ここから考えられるLPF(レバレッジポートフォリオ)の負けパターンとしては、
・利上げによる長期債の長期の低迷によるリターン低下
・超高金利によるレバレッジドファンド自体のリターンの低下この2つの要素が非常に大きいようです。
冒頭では、「このタイミングでTMFを買うのは地雷原を歩くようなもの」と紹介しましたが、現在は金利上昇局面で、それはイコール債券価格の下落を伴うからです。
以下はレバレッジドバランスファンド(SPXL 60% TMF 40%の合成ポートフォリオ)のパフォーマンスからSPY(S&P500ETF)の成績を引いたものと、米30年債利回りを重ね合わせたものです。
利回り上昇局面でレバレッジドバランスファンド(SPXL 60% TMF 40%の合成ポートフォリオ)の成績が悪くなっている(下向きになっている)ことがわかります。これはTMFのパフォーマンスの低下と、レバレッジを掛ける金利自体がコストを圧迫している可能性を暗示します。
上述のカーネルさんの記事では、1980年代の高インフレ時代にレバレッジポートフォリオがS&P500に大幅に劣後していた可能性が紹介されています。現在もインフレ懸念のある状況で、1980年代のような高インフレの再来を危惧する声もあるほどです。
なので、このレバレッジ運用は今から始めることではないですねw
オールウェザーに変えようかな
PayPay証券の取り扱いETFを見ると、SHV(短期国債)やゴールド(GLD)も含まれています。例えばTMFの比率を減らして、GLDを20%ぐらい入れれば、1980年代のような高インフレ時代が再来しても、債券の損失をある程度カバーできるかもしれませんね。
「PayPay証券の中で」という縛りでやるといろいろ考えられそうです。
[スポンサーリンク]
まとめ
- PayPay証券の取り扱い商品でレバレッジドバランスファンドを組んでみる
- 現在は金利上昇局面で、債券価格の低下やレバレッジのコストはパフォーマンスの悪化要因
- ゴールド(GLD)なんかを加えてみるのもいいかも
と、いろいろ考えたんですが、そもそも「PayPay証券の投稿が見たい」は「PayPay証券で個別株を運用している投稿が見たい」だと思うんですよねw
なので、今回紹介した運用と並行してGAFAMの均等ポートフォリオでも運用しようかと思ってます。
一緒にやりませんか?PayPay証券?
PayPay証券(公式サイト)
第2回はこちら。