定期積立の話題は溢れているけど、定期取り崩しの話はあまり見かけないので、少額でやってみたらどうなる?ってちょっと思いました。これをツイートしたところ、意外と反響があったので、じゃあ実際にやってみようかってところです。
ファンドを4%ずつ取り崩すって話はよく知られているけど、実際にやってるという話は見たことが無いので、オルカンあたりに10万円入れて毎月4%/12で取り崩したらどうなるか試してみようかなって思ったり
— みらいあせっと@東北投信🇨🇦🌴🇹🇭🍤 (@instockexnet) August 18, 2021
金額的にちょっとしょぼいんですが、これ以上投資すると資産形成できなくなっちゃう気がするのでw
今回はその前段階として、予備的なシミュレーションなどをやってみたので紹介します。
2018年から2021年現在までであれば、4%取り崩しは成立します。ただ、相場が良すぎる中での取り崩しなので、この期間の成績はちょっと参考程度ですね。
なお、定率取り崩しのシミュレーションは以下の記事も併せてご覧ください。
以下、詳しく解説しますね。
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今回やりたいこと
冒頭で述べたように、今回は「オルカンに10万円投資して年4%取り崩したら何年資産を継続できるか?」を実際にやろうと思います。
★運用条件
- 投資する商品:eMAXIS slim 全世界株式(オールカントリー)
- 取り崩し方法:定率売却(1か月あたり0.3%※)
- 利用サービス:楽天証券の定率売却
※4%を12か月で割ると0.333..と続くので0.3%で切り捨てます
②定率指定 0.1%以上0.1%単位
指定している投資信託を、あらかじめ指定した率に相当する口数を毎月売却し受取ります。
一説によれば、全世界株式の4%取り崩しは取り崩しの率が大きすぎるとの指摘があります。歴史的には全世界株式は米国株式よりもわずかに利回りが低かったので、仕方ないかもしれません。
【オールカントリー】トリニティスタディ全世界版爆誕!【4%ルール】 | 理系の錬金術
ちなみに、クロスパールさんはすでに似たようなことをされています。こちらはまだ運用期間が短いので、将来どうなるかってところですね。
【インデックス投資出口戦略】1/1000ミニマム運用実績報告 | 心豊かにシンプルライフ
予備的なシミュレーション
実践の前にシミュレーションベースで成立しないと意味が無いので、ちょっくら計算してみました。2018年11月14日時点でオルカンに10万円投資したとして、年間4%(約4,000円)の取り崩しになるように、毎月15日に定率で売った時のシミュレーションです。
赤い線が最も大切な評価額(現在の資産額)の推移です。コロナショック以降は相場が良かったこともあって、ちっとも減らないですねw毎年こんな感じで増えるといいんですけどw
ちなみに1回あたりの受取額は284円~460円です(税引き前)。一番受取額が少なかったのはコロナショックで株価が下落した2020年3月16日の取り崩しでした。
定率取り崩しは株価が下がるほど、生活も苦しくなるんですよね。景気連動性高すぎですw
個人的に気になったのが口数の枯渇です。投資開始時点で98464口保有しており、2018年~2021年8月の間で約1万口売ってます。株価が上がっていくことで、売却する口数は減っていくはず。ですが、相場が低迷すれば意外と早く口数が無くなるかもですね。
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というわけで、この条件でやってみましょう
シミュレーションベースでは10年ぐらいは平気で持ちそうなので、これで実際にやってみようと思います。答え合わせは30年後ぐらいに笑
毎回ブログに記事を書くのはたぶん忘れるので、定期報告はTwitterやInstagramでやっていこうと思います。
ちなみに受け取ったお金は・・・レバナスでも買っておきますか。きっと税金分を取り返してくれるはずw