青森県投資信託ブロガーが作る、つみたてNISAとiDeCoの資産形成ガイド

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投資信託の銘柄 積立NISA(つみたてNISA)

【つみたてNISA】eMAXIS slim 新興国株式インデックスに毎月1万円投資したら20年後いくらに?

投稿日:2018年4月19日 更新日:

つみたてNISAでは先進国株式もののインデックスファンドが人気ですが、実は新興国クラスもそれなりに売れているって知ってました?

この記事で紹介する「eMAXIS slim 新興国株式インデックス」は、SBI証券の販売金額ランキングで15位。

新興国に投資するなら最有力候補とも呼べる商品なんです。

この記事では、eMAXIS slim 新興国株式インデックスの特徴と、ライバル商品である「EXE-i つみたて新興国株式ファンド」との比較を紹介。

また、乱数シミュレーションや過去の実績から求めた、将来の成績と下落幅の予想数値も併せて紹介します。

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eMAXIS slim 新興国株式インデックスとは

eMAXIS slim 新興国株式インデックス(協会コード:0331C177)は、三菱UFJ国際投信が運用する、つみたてNISA対応の投資信託です。

eMAXIS slim 新興国株式インデックス | 三菱UFJ国際投信

eMAXIS slimシリーズは、もはや説明不要、つみたてNISAで資産形成の本命となる「eMAXIS slim 先進国株式インデックス」を内包する低コストインデックスファンドシリーズです。

eMAXIS slim 公式サイト

「eMAXIS slim」シリーズで資産形成を始めよう。10の商品の特徴と比較をまとめて紹介

この記事では、改めて「eMAXIS slim」シリーズとは、を解説します。 先進国株式インデックスやバランス(8資産均等型)など、有名な商品もありますが、一方で、 eMAXIS slim シリーズの違 …

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信託報酬や純資産などの基本情報

情報は2018年4月19日現在(マザーファンドの純資産は2017年5月12日現在)。

購入手数料 0%
(ノーロード)
信託報酬
実質コスト
0.216%
-(まだ未公表)
信託財産留保額 0%
換金手数料 0%
基準価額 MUFG公式
モーニングスター
純資産(ベビー)
純資産(マザー)
55億円
502億円
SBI証券ランキング
つみたてNISA
設定件数
11位以下
(2018年3月)

記事執筆時点で運用報告書(全体版)は発行されていないため、実質コストは不明です。

マザーファンド「新興国株式インデックスマザーファンド 」は、eMAXIS 新興国株式インデックスやeMAXIS slim バランス(8資産均等型)などと共有しています。

2017年5月時点のマザーファンドの純資産は約502億円と、ファンドの規模は十分です。

新興国に投資・・・ってどこの国のこと?

eMAXIS slim 新興国株式インデックスは新興国に投資する商品で、MSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動します。

MSCI エマージング・マーケット・インデックスは、MSCI Inc.が開発した株式インデックスで、世界の新興国の株式の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均し、指数化したものです。
出典:上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング) | 日興アセットマネジメント

以下のグラフは、MSCIエマージング・マーケット・インデックスを構成する構成国の比率を示すものです。

出典:MSCI EMERGING MARKETS INDEX (USD) | MSCI(pdf)

  1. 中国:29.92%
  2. 韓国:15.1%
  3. 台湾:11.77%
  4. インド:8.1%
  5. ブラジル:7.47%

また、投資先であるメジャーな企業として、

  • テンセント
  • サムスン電子
  • アリババグループ
  • タイワン・セミコンダクター(台湾集積回路製造)

などがあります。

結局まとめると、eMAXIS slim 新興国株式インデックスの最終的な投資先は中国や台湾、韓国、インド、ブラジルなどの株式です。

また、eMAXIS slim 新興国株式インデックスはMSCIエマージング・マーケット・インデックスと同じ値動きを目指しています。

eMAXIS slim 先進国株式インデックスとの違い

eMAXIS slim 先進国株式インデックスとの違いはいうまでも無く、投資先が異なります。

  • eMAXIS slim 先進国株式インデックス:アメリカやEU諸国など
  • eMAXIS slim 新興国株式インデックス:中国や台湾など

そもそも新興国への投資って必要なの?

以下の記事で議論しましたが、

  • 「新興国は人口が増えるから、株価も上がる」は必ずしも正しくない
  • 分散投資先として選ぶのはあり

といったあたりを踏まえた上で判断いただければと思います。

つみたてNISAで新興国への投資は必要なのか?

「つみたてNISAで新興国への投資は必要なのか?」 これは筆者も疑問に思ってたところなので、一緒に考えてみたい話題です。 経済成長すれば株価も上がるでしょ? 人口増えれば株価も上がるでしょ? 新興国っ …

続きを見る

過去の実績を見る限りは、どうしてもリスクの高い資産クラスなので、損失覚悟で高い収益を得たい場合には検討に値します

ライバルは「EXE-i つみたて新興国株式ファンド」

eMAXIS slim 新興国株式インデックスのライバルは、SBIアセットマネジメントが運営する「EXE-i つみたて新興国株式ファンド」です。

EXE-i つみたて新興国株式 | SBIアセットマネジメント

EXE-i つみたて新興国株式ファンドはFTSEエマージングインデックスをベンチマークにしています。

「FTSE・エマージング・インデックス」は、FTSE社が開発した指数で、新興国株式市場全体の動きを表す指数です。 FTSE・エマージング・インデックス(円換算ベース)は、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスをもとに、委託会社が円換算しております。
出典:EXE-i つみたて新興国株式 | SBIアセットマネジメント

下表はMSCIエマージングマーケットインデックスとFTSEエマージングインデックスを比較したものです。

MSCIエマージングマーケットインデックスと比較して、FTSEエマージングインデックスは、

  • 韓国には投資しない
  • 構成銘柄数が1042と200銘柄ほど多い
  • より時価総額の低い小型株を含む

といった特徴を持ちます。

MSCI FTSE
構成国1位
割合
中国
29.92
中国
32.61
構成国2位
割合
韓国
15.1
台湾
13.1
構成国3位
割合
台湾
11.77
インド
10.63
構成国4位
割合
インド
8.1
ブラジル
9.15
構成国5位
割合
ブラジル
7.47
南アフリカ
8.37
構成銘柄数 846 1042
時価総額
(最大銘柄/USDm)
297,447.30 288,149
時価総額
(最少銘柄/USDm)
423.41 109

正直、どちらが良いのか悩みます(というかなかなかわかりませんw)が、

  • 通常はeMAXIS slim 新興国株式インデックスを
  • 小型株効果(時価総額の低い株のリターンが高くなるアノマリー)を狙うなら、EXE-i つみたて新興国株式ファンドを

それぞれ選べば良いかなと思います。

EXE-i つみたて新興国株式ファンドは純資産が約4億円と少ないので、その点ではeMAXIS slim 新興国株式インデックスのほうが安心です。

検証:20年後の運用成績を算出

乱数シミュレーション(モンテカルロ法)を用いて、20年間、毎月1万円ずつ積み立てた場合の予想成績を紹介します。

以下で述べる計算結果は、あなたの将来の運用成績を保証・約束するものではありません

eMAXIS slim 新興国株式インデックスのリスクとリターン

ベンチマークであるMSCIエマージングマーケットインデックスの過去20年間のデータを使います。

myINDEXによると、2018年4月19日時点で

  • リターン:6.6%
  • リスク:25.2%

です。

今回は信託報酬(0.2052%)を引き、

  • リターン:6.3948%(6.6% – 0.2052%)
  • リスク:25.2%

にて計算します。

計算結果:20年後の推定成績

計算回数 1,000回
運用年数 20年
総投資金額 240万円
(1万円 × 12ヶ月 × 20年)
最高評価額 2,805万円
(+2,565万円)
最低評価額 50万円
(-190万円)
平均評価額 475万円
(+235万円)
元本割れ回数 271回
元本割れ確率 27.1%

20年後の成績は240万円の積み立てに対し、50万円~2,805万円と大きくばらつきました

ただ、この結果は過去の数値に基づく乱数計算なので、単なる数字遊びとしてご覧ください。

eMAXIS slim 新興国株式インデックスの「見込み最大損失額」

myINDEXのリスクとリターンを使って、eMAXIS slim 新興国株式インデックスに投資した時に生じうる「見込み最大損失額」を算出しました。

これは、仮に1年間で「リーマンショック級の下落」を経験した際に、投資額のいくらを失うかを求めたものです。

過去のデータに基づく算出ですので、目安としてご覧ください

リターン(%) 6.3948
リスク(%) 25.2
見込み最大損失額
(投資額の%)
44

計算上、eMAXIS slim 新興国株式インデックスは、1年間で投資額の44%の評価損を抱える可能性があります。

仮に100万円投資後に酷い相場を経験すると、1年後に56万円になっている計算です。

新興国に投資する商品ですので、経済危機のようなイベントでは大きな値下がりを経験することが多くなるはずです。

「元本割れって怖いな」って方には向かない商品ですので、その点はご注意ください。

eMAXIS slim 新興国株式インデックスへの投資はオススメか

上述の通り、eMAXIS slim 新興国株式インデックスは、つみたてNISA対象商品の中で、極めてリスクの高い商品です。

すでに投資にある程度なれていて、かつ、余裕資金を運用するような個人投資家に向いています。

つみたてNISAでは、野村つみたて外国株投信やeMAXIS slim 全世界株式(除く日本)のように、先進国と新興国をペアで投資できる商品も販売されています。

「そのような商品では満足いかない!」といった場合にeMAXIS slim 新興国株式インデックスをお選びください。

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まとめ

  • eMAXIS slim 新興国株式インデックスは低コストで中国や韓国、台湾などの新興国に投資できる商品
  • ライバルはEXE-i つみたて新興国株式。ベンチマークが異なるので、若干成績が異なる可能性がある
  • 新興国への投資はリスクが高い。金融危機が訪れると、1年で投資額の半分を失う可能性があることを認識した上で投資すること

なお、eMAXIS slim 新興国株式インデックスはSBI証券や楽天証券などのネット証券で販売しています。

EXE-i つみたて新興国株式はSBI証券のみで販売していますので、両者を選択できるSBI証券に口座を持っておけば好きなほうを選ぶことができます。

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  • 金融商品の時価は変動しますので、投資元本を割り込む可能性も承知の上で投資するようになさってください。
  • 本コンテンツで紹介している金融商品は、将来必ず値上がり・利益が生じるとは限りません。
  • 筆者調査の上で記事を執筆しておりますが、記事には不備・間違いが含まれる可能性がございます。必ず、あなたご自身が確認するようになさってください。
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