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eMAXIS 全世界株式インデックスの特徴。一昔前の低コストインデックスファンド

eMAXIS 全世界株式インデックスの投資先 3. 商品選択と組み合わせ




eMAXIS 全世界株式インデックスは日本を除く先進国と新興国の株式に投資する商品で、かつては低コストファンドシリーズ「eMAXISシリーズ」の1つとして知られていました。

残念ながら、2019年現在はより低コストのeMAXIS slim シリーズのほうが一般的で、eMAXISシリーズを選ぶ強い理由はなくなってしまいました。

本商品にも、上位互換としてeMAXIS slim 全世界株式(除く日本)がありますので、あなたがネット証券を利用しているならば、slimシリーズの利用をオススメします

eMAXIS slim 全世界株式(除く日本)に1万円投資すると20年後いくらに?
2018年3月19日より「eMAXIS slim 全世界株式(除く日本)」の運用が始まりました。この投資信託は「eMAXIS slim 先進国株式インデックス」に引き続き、低コスト投資信託の定番になる...

eMAXISシリーズとslimシリーズでは信託報酬が0.4~0.5%程度違いますので、その分だけ将来手にする利益が増えます。

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eMAXIS 全世界株式インデックスの特徴

eMAXIS 全世界株式インデックス(協会コード:03312107)は三菱UFJ国際投信が運営する低コストインデックスファンドの1つです。

eMAXIS 全世界株式インデックス | 三菱UFJ国際投信

eMAXISシリーズはかつての低コストインデックスファンドシリーズで、現在はeMAXIS slimのほうがよく選ばれています。

信託報酬や純資産などの基本情報

eMAXIS 全世界株式インデックスの特徴(2019年11月06日時点)
投資先 日本を除く全世界の株式
ベンチマーク MSCI ACWI(除く日本)
購入手数料 0%
(ノーロード)
信託報酬 0.66%
実質コスト 0.737%
信託財産留保額 0.05%
換金手数料 0%
運用期限
(償還日)
無期限
(償還なし)
純資産 約87億円
つみたてNISA
iDeCo ×

※消費税10%対応

信託報酬ランキング(2019年11月)

136

SBI証券で2019年11月6日時点で取り扱う153本のつみたてNISA対象投信との比較。

マザーファンド純資産と売買高比率

eMAXIS 全世界株式インデックスのファンドの仕組み

出典:https://emaxis.jp/pdf/koumokuromi/260434/260434_20190427.pdf

マザーファンドは外国株式インデックスマザーファンドと新興国株式インデックスマザーファンドの2つから成り立ちます。

マザーファンド純資産と売買高比率(2018年5月14日時点)
ファンド名 投資先 ベンチマーク 純資産 売買高比率
外国株式インデックス
マザーファンド
日本を除く先進国株式 MSCIコクサイ 3372億円 0.93
新興国株式インデックス
マザーファンド
新興国株式 MSCIエマージング 715億円 0.33

日本を除く全世界株式に投資

数年前の定番ファンドの1つだが、今はslimシリーズを選んだほうが良い

MSCI ACWI(除く日本)の投資範囲

出典:日本を除く先進国と新興国のカバー範囲

eMAXIS 全世界株式インデックスは日本を除く全世界株式に投資します。

ベンチマークにMSCIオールカントリーワールドインデックス(除く日本)を採用しており、この商品1つで世界の株式のほぼすべてをカバーできる点が魅力です。

eMAXIS 全世界株式インデックスの投資先

出典:https://emaxis.jp/pdf/koumokuromi/260434/260434_20190427.pdf

ただ、上位互換商品としてeMAXIS slim 全世界株式(除く日本)がありますので、つみたてNISAが始まる前に比べると、本商品を選ぶメリットはかなり弱くなってきました

オールカントリーとの違い

本商品と「eMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)」の違いは以下の2点です。

  • eMAXIS 全世界株式インデックス:相対的に高コストで日本を除く全世界株式に投資
  • オールカントリー:相対的に低コストで日本を含む全世界株式に投資
全世界株式(オールカントリー)と「除く日本」を選ぶ際の判断ポイント
今日のインスタは「全世界株式(除く日本)」の話題なので、記事もオルカンと除く日本の話題にしてみます。結論から述べると、★オールカントリーと「除く日本」を選ぶ際の判断ポイント リターン重視。または米国株...

普通は「eMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)」か「eMAXIS slim 先進国株式インデックス」を選ぶことが多いと思います。

購入できる金融機関

ネット証券や銀行などで広く販売

eMAXIS 全世界株式インデックスを購入できる金融機関 | 三菱UFJ国際投信

ネット証券をはじめ、銀行などで購入できるケースも多いです。

あなたが、

  • ネット証券利用者ならeMAXIS slim 全世界株式(除く日本)を
  • 銀行利用者で、ACWI連動の商品に投資したければ、本商品を

それぞれ選ぶと良いと思います。

iDeCoでの販売はありません

eMAXIS 全世界株式インデックスはiDeCoで購入することができません。

eMAXIS slim 全世界株式(除く日本)がiDeCoに対応していますので、そちらをお選びください。

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まとめ

  • eMAXIS 全世界株式インデックスは日本を除く全世界株式に投資するインデックスファンド。かつての有名シリーズだが、今はeMAXIS slim 全世界株式(除く日本)のほうが低コストで良い
  • 販売経路が多いので、銀行などで運用したい場合には本商品を選んでもいい。ただし、「日本を除く全世界株式」というカテゴリはやや一般的ではない
  • iDeCoで買いたい場合にはeMAXIS slim 全世界株式(除く日本)を選ぼう

信託報酬も0.6%台と、今となっては厳しい商品です。

よほどの理由がない限りは、ネット証券などでeMAXIS slim 全世界株式(除く日本)やeMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)を選んでおきましょう。