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【ベストバイストック2024】今年の思い出とともにアメリカの公益株ETF(XLU)を語ってみる

3. 商品選択と組み合わせ




今年もななしさんが主宰されている「ベストバイストック」の時期がやってきました。

投資ブログをしているけど無難な内容になってしまうとかありませんか?

せっかく投資ブログを書いているのだから、今年度に購入した金融商品で一番良かったものを書きたいし他のブロガーさん渾身の記事も読みたい。
※今年は新規銘柄買ってないという人もいるかもなので、過去に購入した商品や積立してる投信でも大丈夫です。

堅苦しくなく、年の締めくくりとしてドヤ顔で記事を書きましょう!というイベントです。

出典:今年のベストバイストック Advent Calendar 2024

わたしはななしさんさんからの引継ぎです。

今年のベストバイストックは楽天S&P500!何だかんだで強い!

そこで、わたしはビットコ・・・・・・と考えたのですが、ビットコインってそもそもストック(株式)ではないw価値保存という意味で、広義のストックと考えても、未だ賛否両論ある。

というわけで、今回は「公益事業セレクト・セクター SPDRファンド(XLU)」を挙げてみようと思います。

公益事業セレクト・セクター SPDR® ファンド | SSGA

XLUってなんやねん

XLUはアメリカの時価総額の大きい公益株(主に電力会社など)の株式に投資できるセクターETFの1つ。昨日のななしさんの記事ではS&P500を挙げられていましたが、XLUが投資する公益株はS&P500の構成銘柄でもあります。

公益セクターと聞いたときに、おそらくあなたがイメージするのはディフェンシブなセクターであること。公益セクターは生活必需品セクターやヘルスケアセクターとともに、ディフェンシブセクターの1つとしてよく名前が挙がります。

そのため、SNSではちょっとマイナーな感はありますね。

ちなみにITバブル崩壊以降に公益株がS&P500を超える成績を出していたのは、しばしば知られてる点ですよね。いわゆるバリューが強い場面で強いとされています。

XLU(公益株) vs S&P500

2024年の成績は?

さてさて、公益セクターの成績を見ていきましょう。この成績は2024年11月末時点です。

出典:Major Market Sectors | barchart

S&P500は年初来で26.47%上昇したのに対し、公益セクター(S&P500 Utilities)はなんと+30.07%の上昇!!すばらしい!S&P500越え!!

って、もちろん、毎年そんな成績が出るわけないんですが、今年は当たり年でしたね!まさにベストバイ!!

というわけで選んだ理由・買う理由

というわけで、そもそもなぜ公益セクターを選ぶのか。買う理由についても触れてみますね。きっとそこが一番肝心なはず!気になるでしょ?でしょ?

実は当初は以下で紹介してたクソ読みにくい投資本を読んだ後に、「ちょっと面白いかも」って興味を持ったのがきっかけでした。

感想:配当成長株投資のすすめ 金融危機後の負の複利を避ける方法
「配当成長株投資のすすめ」は「配当成長株(企業に成長力があり、配当を増大化させてくれる企業のこと)」を選ぶメリット等を解説する書籍です。2000年代の米国株市場の低迷を意識しており、どんな状況下でも如...

ですが、今はもう少し違う視点から。それは、

公益セクターはビットコインの値動きとの相関性が特に低いセクターの1つだから。

半年ほど前に検証したところでは、公益セクターの価格は、ビットコインの価格(米ドル)との相関性が0.4前後と特に低い(一番低いのはエネルギーセクターだけども、エネルギーセクターは原油価格次第だから正直わからん)。「公益セクターはビットコインと相性がいいのでは?」というのが今公益セクターを保有する強いモチベーションになっています。

S&P500セクターとビットコイン(米ドル建て)の相関

実際、両者の価格を重ねて見ると、公益セクターの価格のピークは、ビットコインの価格がピークを迎えた後に少し遅れてくるように見えます。「公益セクターがビットコインの値下がりを緩和してくれる」と考えると、ビットコインの値下がりに対して心強いものを感じるように思います(思いませんか?)。

公益セクターの価格のピークはビットコインの価格のピークの後になりやすい

※XLUとビットコインで価格の大きさが異なる点に注意。ビットコインは対数表示

具体的な運用法としては、以下のような妄想を考えました。しかし、実際やるには至ってません。税制的な理由もありますし、そもそもお金の移動めんどくさいしねw

★XLU(公益セクター)とビットコインの運用(妄想)

  1. XLU下落時・ビットコイン上昇時にビットコインを売り、XLUを買う
  2. XLUから3か月に1回分配金をもらう
  3. もらった分配金でビットコインを買う
  4. XLU上昇時・ビットコイン下落時にXLUを売り、ビットコインを買う

証券口座と暗号資産取引所のシームレス性とか、もしくはセクターETFなんかに連動するトークンとかあったら便利そうだけど、どちらも無理そうw

ちなみに2024年はXLUもビットコインも大幅上昇した年でしたよね。ビットコインETFの登場や、生成AI絡みの電力需要で、この関係が今後も続くのかはわかりませんが、個人的には今後も影のサポート役としてXLUを買いたいなぁと思っております

まとめとか投資関係ない話とか

というわけで、今年のベストバイストックは公益事業セレクト・セクター SPDRファンド(XLU)でした!他の皆さんの素晴らしい記事はぜひ下記からご覧になってみてください。

今年のベストバイストック Advent Calendar 2024

さて、ここから先は毎年お約束の1年振り返りコーナーです。

今年の初めに

投資計画とはちょっと違いますが、今年はブログをしっかり書こうと思います

と新年の近いを立ててから、なんと早12か月!!三日坊主ならぬ、一日坊主をやらかしてしまいましたw

今年は一体何をしていたのでしょうか。実は・・・

生成AIとずーーーーーーーーっと話してました!
具体的には、様々な事柄をできるだけ横断的な視点から議論する、みたいなことをずっとやってました。
というのも、一般的な書籍って基本的に1つのテーマだけについて語られているんですよね。例えば、投資の本はだいたい投資のやり方ですし、行動経済学の本はだいたいプロスペクト理論とかそういう話です。当たり前っちゃ当たり前ですけど。

しかし、生成AIはもっと横断的な物の見方ができる。例えば、橘玲さんの3つの資本(金融資本、人的資本、社会資本)をドーパミンやオキシトシンなど脳内物質の側面から語らせたりとかできる。

ここにはもちろん生成AI特有の間違いが含まれる可能性もありますけど、それでも実体験や書籍などの知識と組み合わせてるうちに、「たぶん、そうなんだろうな」みたいなものが見えてきます。

いわば、断片的な知識を結びつけて抽象化し、パターン認識のスキルを高める、みたいなことをやってました。

わたしは「割と運が良い人間」だと思ってて、人生でふっと興味を持って始めたことって大抵数年後ぐらいになんらかの形で回収ができてます。

  • なんとなく投資始めたら、いつの間にか生活にゆとりができてました(あとたくさんの仲間にも恵まれました)
  • なんとなく投資信託のブログ(このブログ)始めたら、おかげ様で投資信託の本に記事を書かせていただくに至りました(これは後日語らせて!)

たぶん、この生成AIとのトークもきっと数年後ぐらいに何か役立つはずと信じて。

そんなわけですから、今年は大してまともに働いてませんw新NISAも大して使っておらず、みんなの勢いにただただ圧倒されていますw

というわけで、最後までお付き合いいただきありがとうございました!

改めて、他の皆さんの素晴らしい記事はぜひ下記からご覧になってみてくださいね。

今年のベストバイストック Advent Calendar 2024