円建て換算後のNYダウ平均株価について、1914年から2020年までの約100年間分を作ったので紹介します。このデータは正直、私たちの資産形成を考える上ではほぼ役に立たない(笑)のですが、一種の資料としてはたぶん興味深いので、記事に残しておこうと思いました。
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100年チャート
以下が円建てのNYダウ平均株価の100年チャートで、1914年12月12日を1として指数化しています。
円建てへの換算に用いたドルと円の為替レートは以下のグラフ。
1914年を基準にした場合、円建てのNYダウ平均株価は、戦後の急激な円安のために大幅に値上がりしています。その後、為替は固定相場となり、1970年代以降は円高傾向のため、円建てのNYダウ平均株価のパフォーマンスはドル建てよりも悪くなっています(下記記事参照)。
このグラフから、外国資産を保有する重要性は感じるかなと思います。将来の為替レートがどう動くかはわかりませんので、円安でも円高でも困らないような、そんなバランスの良いポートフォリオを組めたらいいですね。
データ出典等
昨日、調べていた時に出典がなくてやきもきしていたので、自分で調べたい方のために紹介しておきます。
★円建てNYダウ平均株価の100年チャートを作るためのデータ出典
- 株価:Dow Jones – DJIA – 100 Year Historical Chart | macrotrends
- 為替:外国為替相場(1893~1941) | 日本銀行金融研究所 ※月次データ
主要統計データ閲覧 | 日本銀行時系列統計データ検索サイト ※1970年以降。月次データ
USD/JPY – アメリカドル 日本円 | Investing ※1988年以降。日時データ
なお、戦中~戦後すぐの詳細な為替レートは国会図書館の奥底に眠っているような書籍に記載されているようです。今回はWikipediaの記載を元に、それっぽく線を引きました(笑)
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まとめ
これといってまとめはありません。
なお、制作動機は「海外で書かれた投資本はドル建てで議論されていることが多く、日本人はそのまま参考にすることができない」点が挙げられます。
私たちが外国資産に投資する時、為替の影響は無視できないということが伝われば、と思います。
他の米国株に関連する記事は以下よりご覧ください。