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投資信託では借金しません。自発的にローンを利用しない限り




投資では、失敗したときに借金を抱えて酷い目にあうというイメージが付き物です。

あなたもそんな考えていませんか?

もし借金して人生を棒に振ってしまうのが怖くて投資を諦めているならちょっと待ってください!実は、多くの金融商品は運用に失敗したとしても借金が発生するほど悲惨な状況にはなりません

安心して運用できる商品もありますから、まずはそれを試して欲しいのです。

以下では投資信託の運用失敗時に借金をしたり破産したりするかを紹介します。結論から述べると、投資信託も運用に失敗しても絶対に借金を背負うことがない金融商品です。

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なぜ投資で借金をしてしまうのか

投資で借金をしてしまう理由は、金融商品の取引の過程で証券会社等から借り入れを伴う投資に手を出してしまったのが原因です。これは、あなたが消費者金融の窓口に出向くような意図的な借り入れではなく、取引手法がもともとお金を借りる仕組みになっています

この手の金融商品には以下のようなものがあります。

★運用次第で借金を抱える可能性のある取引

  1. 株式の信用取引(一般に株主優待を狙う取引は「現物取引」と呼ばれます。現物取引には借金の心配がありません)
  2. 先物取引・株価指数証拠金取引(CFD)
  3. FX(※)

※最近ではビットコインFXなどもそう

これらの取引はあなたが入金したお金の数倍から数十倍の大金を運用できるものばかりです。

投資信託で「借金をした」失敗談はない

一方、投資信託は先にあなたのお金を払って権利(投資信託の受益権)を購入します。ので、もし購入するためのお金が足りなければ、そもそも投資信託を買えないのです。

つまり、あなたが初めての投資でも、投資信託なら借金の心配なしに投資できるのです間違えて借金することも絶対にありません

投資信託の典型的な失敗談は、「大金を投じたら、金融危機が来て投資額が半額になってしまった」というもので、実は借金して人生が狂ったという話はないのです。

https://blog.tacos-heaven.xyz/2017/07/13-11/

値動きしても借金しない?

どんなに値動きをしても借金はしません

安心してください。投資信託はたとえ運用中にリーマンショックのような大暴落が発生しても、絶対に借金の心配はありません

今まで投資した資産の価値が下がるだけです。

というのも、投資信託の評価額(基準価額)は、投資信託が保有する現金や株式、債券などの価値から計算されています。これら株式や債券は1つや2つではない(少なくとも10銘柄以上、多ければ100を超える)ので、仕組み上資産価値がゼロやマイナスになることは絶対にないのです

もし投資信託の評価額がゼロになるということは、投資信託が保有する株式や債券が全て価値を失うのと同じことです。

投資信託の資産価値は「絶対に」ゼロにならない

それでも、一応例を見てみましょうか。

例えば、17銘柄から構成される投資信託「トヨタ株式ファンド(2020年現在で運用終了)」の資産価値をゼロにするためには、トヨタ株式ファンドが保有する以下の企業を全て破綻させなければいけません。以下のリストにある企業が全て倒産することは考えられるでしょうか?

これは現実的にはありえない話です。もし、上記リストの会社が全て破綻したら、日本は相当経済が混乱し、投資どころの話ではない状況になっているはずです。

1つだけ注意:自発的な借金はしない

以上のように、投資信託は仕組み上借金はありえないのですが、1つだけ注意して欲しいことがあります。それは、あなたが自発的に銀行のカードローンや消費者金融などから借り入れを行う場合は注意が必要だという点です。

投資で失敗する個人投資家には、自発的に借金をしてまで投資を行い、そして多額の損失を抱えて退場する方もいらっしゃいます。たとえ、取引の仕組みが安心できるものだとしても、それだけは借金を防げません。

投資信託は年単位の資産形成に向いている商品で、その期待利回りも高くて年平均6~7%です。わざわざ高い金利を払って、投資信託を買うメリットはありません。なぜなら、投資信託よりも支払う金利のほうが高くつくからです。

よくある質問

最近話題のレバレッジバランスファンドも大丈夫?

最近増え始めた「グロ3(グローバル3倍3分法)」などの、いわゆる「レバレッジバランスファンド」は、高い利益を得るために借り入れを行なっている旨を明記していることが多いです。以下は「楽天・米国レバレッジバランス・ファンド」の例ですが、「先物取引」という文言が使われていますよね?

楽天・米国レバレッジバランス・ファンドのレバレッジ活用のイメージ

出典:https://www.rakuten-toushin.co.jp/fund/nav/riusa360/

このようなレバレッジファンドであっても、投資信託なので、投資家が借金を抱えることはないのです。どんな仕組みで運用されていても、投資信託は投資家が借金を抱えない商品です。

その代わり、レバレッジファンドは価格変動の大きい商品なので、他の一般的な投資信託よりも大きな損失を被る可能性もあります。

つみたてNISAとかはどう?

つみたてNISAで購入する投資信託も同様で、投資家が借金を抱えることはありません。詳しくは以下の記事をご覧ください。

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まとめ

  • あなたが投資信託の運用に失敗したとしても、仕組み上借金することは絶対にない
  • カードローンや消費者金融などの自発的な借金には要注意
  • ただし、投資信託は自発的に借金してまで運用するメリットは少ない

繰り返しますが、あなたが自発的にお金を借りない限り、投資信託を通じて借金することはありません。ぜひ、手軽な投資として利用して欲しいなと思います。