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つみたてNISAとボーナスの相性ってどう?

1. 始める前の基礎知識




ボーナスをもらって、お金にゆとりができたら、投資を始めてみたいな」って考えたことはないですか。

筆者は、「ボーナスを投資する」経験はないままに自営業(= ボーナスなど無い)になってしまったのですが、今振り返ってみると、「会社員1年目からボーナスで投資を始めていれば・・・!」とよく感じています。

だって、当時株を買って、今まで放置させておけば、ほんとぼろ儲けでしたからw

それはさておき、2018年から始まった非課税制度「つみたてNISA」は、一見するとボーナスと相性の悪い制度のように見えますが、実際にはとても相性の良い制度です。

この記事では、つみたてNISAでボーナスを上手く活用するための「ボーナス月設定」と、まとまったお金を手にしたときに様々な投資を比較・検討すべく、つみたてNISAのメリット・デメリットを合わせて紹介。

貯金も良いのですが、資産形成のために投資を始めてみると、きっと将来のためになりますよ!

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つみたてNISAとボーナスの相性?いいと思います

つみたてNISAとボーナスの相性は良いと思います。

なぜなら、特に証券会社やネット証券の場合には、「ボーナス月設定」を利用できることが多く、毎月の積み立てとは別にまとまった金額を積み立てることができるからです。

ボーナス月設定とは

年2回まで、毎月の積み立てとは別に積み立てできる制度です。

これはSBI証券のボーナス月設定画面ですが、同証券の場合には、

  • ボーナス月に積み立てる金額(1回あたりの金額)
  • その積み立てを実行する月日(365日から選択可能)

を決めることができます。

ボーナス月設定をうまく使うポイント

このボーナス月の設定上のポイントとして、

  • 年1回でも良いし、そもそも使わなくても良い
  • 必ずしも、一般的なボーナス月でなくても良く、例えば年初や秋でもOK
  • ボーナス月の積み立ては、一回当たり100円~最大398,800円で自由に設定可能(つみたてNISAの上限である40万円 – 毎月の最低積立額100円 × 12ヶ月)

点が挙げられます。

つみたてNISAは最低100円(この金額は金融機関に依存)は毎月積み立てなければいけないものの、あとは自由に積み立て日などを決められます。

極論を言えば、毎年1月1日にボーナス月設定を行って、398,800円を積み立てて、残りの12ヶ月間で毎月100円ずつ積み立ててもOK

なので、例えば、

毎月の積み立ては難しいが、ボーナスの投資はできるので、ボーナス月にまとまった金額を積み立てて、残りの12ヶ月間は毎月100円の積み立てを行う
夏はボーナスが出ないが、冬にはでるので、12月だけまとまった金額を積み立てて、残りの期間は毎月1万円の積み立てを行う

など、あなたの現状に合わせて自由に活用できるのです。

なお、地方銀行などのつみたてNISAでは、「ボーナス月設定ができない or 月日が決められている」等の不自由さもありますので、自由に月日と金額を決めたいならSBI証券や楽天証券のようなネット証券をお選びください

他の投資における、つみたてNISAのメリット・デメリット

つみたてNISA以外にもいろんな投資ってあるよね

あなたがボーナスを貰い、投資に関心を抱いた時には、おそらく様々な投資について検討するはずです。

  • 株主優待
  • 配当金
  • デイトレやFX(これは投資というよりは投機)
  • そして、一般NISAやつみたてNISAなど

これらと比較したときに、人によってはつみたてNISAが向いていることもありますし、向いていないこともあります

メリットデメリット
株主優待銘柄
(株主優待投資)
一般NISA含む
株主優待を貰える
=日々の生活が豊かに
銘柄選びが難しい
値動きが大きい
銘柄次第で必要投資額が
大きくなる
配当金銘柄
(高配当株投資)
一般NISA含む
配当金を貰える
=日々の生活が豊かに
銘柄選びが難しい
値動きが大きい
銘柄次第で必要投資額が
大きくなる
デイトレ・FXうまくいけば大儲け簡単にお金を失うことも
FXは借金の可能性あり
つみたてNISA比較的確実性の高い投資
儲かる方法はある程度決まっている
=長期投資すること
積み立てても生活は
すぐには豊かにならない
=利益は将来に先送り

一言で言うと、つみたてNISAは今年から毎月積み立てても、あなたの生活はすぐには豊かになりません

それよりかは、ボーナスで株式を買って、半年後に株主優待や配当金をもらったほうが、生活の質が変わることを実感できると思います。

その代わり、株主優待投資や配当金投資では、優待 or 配当はもらったけど、それ以上に株価が値下がりしてしまった、ということはよくある話です。

一方、つみたてNISAを利用した投資にはある程度儲け方の鉄則のようなものがあり、つみたてNISAの運用期間である20年かそれ以上運用していれば、成功確率の可能性の高い投資です。

今すぐ利益は得られませんが、将来(特に老後など)の不安に対する強力な備えになります。

つみたてNISAか。それ以外の投資か。または平行して利用するか

このあたりは個人の価値観にも依存しますので、「どれが絶対優れている」とは言えません。

事実、筆者も毎月2万円でつみたてNISAはやっていますが、その一方で株主優待銘柄や配当金銘柄なども購入し、今すぐ得られる利益と、将来のための備えを平行する形で投資しています。

どちらを優先するか、または平行して進めるかは、あなたがいくら投資できるのか、にかかっています

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まとめ

  • つみたてNISAとボーナスの相性はバッチリ。証券会社(特にネット証券)の「ボーナス月設定」を利用しよう
  • ボーナス月設定は、必ずしも一般的なボーナス期に設定する必要は無い。365日のうち好きな日に、好きな金額を積み立てできるのであなたの収入に合わせて使おう
  • つみたてNISAは将来(特に老後)の強力な対策になるが、配当金や株主優待とは無縁。あなたの好みと投資できる金額に応じて使ってみよう

ちなみに、世の中の人は貯金・ローン・余暇にボーナスを使うことが多いようです。

5万円か10万円ぐらい投資に回してみれば、新しい価値観に触れることもできると思うんですけどね。

あなたは今年のボーナスを何に使いますか?

もし、つみたてNISAにもう少し関心を頂いたのでしたら、是非キャンペーン期間中に始めてみることをオススメしたいです。

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