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「ドイチェ・ETFバランス・ファンド(プラチナコア)」。長期投資には向かないと思います

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結論から述べると、「ドイチェ・ETFバランス・ファンド(プラチナコア)」はつみたてNISAでの積み立てに向かない商品です。

  • 純資産が少なく、早期償還リスクがあります。純資産流出入を見ると、買ってる人がいないと思います
  • ETF部分にドイツ銀行の信用リスクがあります。特別な運用を行なっている商品だとお考えください

筆者個人としては、以下のような商品を選ぶことでドイチェ・ETFバランス・ファンドとほぼ同等の成果を期待できると考えています。

以下、詳しく解説しましょう。

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ドイチェ・ETFバランス・ファンド(プラチナコア)の特徴

ドイチェ・ETFバランス・ファンド(協会コード:3431117C)はドイチェ・アセット・マネジメントが運用するインデックスファンドの1つです。

ドイチェ・ETFバランス・ファンド | ドイチェ・アセット・マネジメント

ドイチェ・アセット・マネジメントの商品の中で、唯一つみたてNISAに採用されています。

信託報酬や純資産などの基本情報

ドイチェ・ETFバランス・ファンドの特徴(2019年10月12日時点)
投資先 日本を含む先進国株式
日本を含む先進国債券
ベンチマーク なし
購入手数料 0%
(ノーロード)
信託報酬 0.4285%
実質コスト 0.497%
信託財産留保額 0.1%
換金手数料 0%
運用期限
(償還日)
無期限
(償還なし)
純資産 約0.6億円
つみたてNISA
iDeCo ×

※消費税10%対応

マザーファンド

ドイチェ・ETFバランス・ファンドの仕組み

ドイチェ・ETFバランス・ファンドは株式部分と債券部分で2つのマザーファンドから構成されています。

マザーファンドの特徴(2019年6月25日時点)
ファンド名 投資先 ベンチマーク 純資産 売買高比率
X トラッカーズ MSCI ワールドUCITS ETF 日本を含む先進国株式 MSCIワールド インデックス 不明 不明
X トラッカーズ II グローバル・アグリゲート・ボンド・スワップ UCITSETF 日本を含む先進国債券 ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合債券インデックス 不明 不明

日本を含む先進国の株式と債券に投資

無名すぎて投資するのが難しい

ドイチェ・ETFバランス・ファンドのアセットアロケーション

出典:https://funds.dws.com/jp/assetdownload.ashx?assetGuid=de890fb6-4497-40ba-b520-8217be61285f&publishLocationGuid=25c25d53-e16a-4684-9c37-f1ce37f8b876

ドイチェ・ETFバランス・ファンドは日本を含む先進国株式と債券に投資する商品で、どちらかと言えばある程度リスクを抑えた運用を期待できます

株式50%・債券50%の比率は楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)に似ていますね。

しかしながら、運用会社自体がインデックス投資の分野では無名(販売商品は高コストのアクティブファンドばかり)ということもあって、本商品もほとんど買われていません。

純資産の少なさは早期償還リスクにつながりますので、これからも積極的に投資するのは難しいと考えます。

私たちが「スワップカウンターパーティリスク」を背負う必要はない

ところで、ドイチェ・ETFバランス・ファンドの債券部分は「対象指数を構成する銘柄に直接投資せず、スワップ取引を用いて、対象指数に連動した投資成果を目指すETF」です。

スワップカウンターパーティリスク

出典:https://funds.dws.com/jp/assetdownload.ashx?assetGuid=f54970f7-fdb6-4002-9cc1-ee7fd88bf1d3&publishLocationGuid=25c25d53-e16a-4684-9c37-f1ce37f8b876

取引の相手先のことを、カウンターパーティー(カウンターパート)といいます。

外国為替取引やスワップ取引、オプション取引、大口の債券の取引等は、金融商品取引所を介さずに直接相手と取引するのが一般的です。そのため、取引参加者はカウンターパーティー(取引相手)の信用度をランク付けしています。各投資家が独自に設けた基準に則って、信用するに足る相手とだけ、取引が行なわれます。このように取引相手のリスクをカウンターパーティー・リスク、決済リスクといいます。

出典:カウンターパーティー | 大和投資信託

正直これを見せられても意味不明wですが、ドイチェ・ETFバランス・ファンドの債券部分は、ETFへ投資する他のファンドと異なり、カウンターパーティとなる企業の信用リスク(破綻リスク)も抱えることだけ知っておいてください。

他のつみたてNISA対象投資信託は現物資産(この場合は債券)を保有していますので、このようなリスクを抱えることはありません。

さて、このカウンターパーティは「ドイツ銀行」です。

出典:https://funds.dws.com/jp/assetdownload.ashx?assetGuid=f54970f7-fdb6-4002-9cc1-ee7fd88bf1d3&publishLocationGuid=25c25d53-e16a-4684-9c37-f1ce37f8b876

ドイツ銀行は数年前から破綻の可能性がささやかれており、この信用リスクが現実の物になるかもしれないのです。

ドイツ銀行は7日、株式売買業務からの撤退や全行員の2割にあたる1.8万人の削減を柱とする再建計画を発表した。戦後ドイツの経済成長の原動力となり、「欧州最強」とも言われた同行は1990年代末から世界のトップバンクを目指し、投資銀行業務を急拡大させた。しかし膨らむリスクに翻弄され、約20年を経て大幅な縮小を余儀なくされた。欧州の企業取引に軸足を戻して「再出発」(ゼービング最高経営責任者)を期すが、前途は多難だ。

出典:ドイツ銀、1.8万人削減 「欧州最強」20年目の挫折 | 日本経済新聞(2019年7月8日)

実際には破綻しないと考える方もいらっしゃいますが、いずれにせよ特定の企業のリスクを抱えての運用は「分散」投資に不向きで、私たちがわざわざこのリスクを背負う必要はないのです。

国内企業が運用する、もっと普通のバランスファンド買っておけば十分でしょ?」って話ですよね。

ドイチェ・ETFバランス・ファンド(プラチナコア)の代用商品

いくつか挙げておきます。

これらは株式50%、債券50%の比率で運用を行なうバランスファンドです。

細かい比率はドイチェ・ETFバランス・ファンドと異なるものの、運用成果はさほど変わらないはずです。

ついでに、eMAXIS slim バランス(8資産均等型)世界経済インデックスファンドでも良いと考えます。

このような著名商品も選択できる中で、2056年までドイチェ・ETFバランス・ファンドとお付き合いする必要はないと筆者は思います。

購入できる金融機関

ネット証券5社で購入可能です。

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券
  • カブドットコム証券
  • 松井証券

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まとめ

  • ドイチェ・ETFバランス・ファンドは株式50%、債券50%の比率で運用するバランスファンド。ドイチェ・アセット・マネジメントの商品の中で、唯一つみたてNISA採用
  • 債券部分はドイツ銀行をカウンターパーティとする特殊な運用を行なうETF。ドイツ銀行の信用リスク(破綻リスク)に注意
  • 株式50%、債券50%の比率で運用するバランスファンドは他にもあるので、わざわざドイチェ・ETFバランス・ファンドを選ぶ強い理由が見当たらない

ちなみにドイチェ・ETFバランス・ファンドは資金流入も設定来以降ほとんど止まっている商品です。

本商品に積み立ててる方はほぼ皆無なのかもしれませんね。

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