ゴーゴーバランス(グローバル5.5倍バランスファンド)のパフォーマンスを見てみる

4. 投資信託・ETF商品解説




グローバル5.5倍バランスファンド(ゴーゴーバランス)のパフォーマンスを見ていきます。前回の記事でグローバル3倍3分法(グロ3)のパフォーマンスを見ていたので、その流れです。

グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型) | 日興アセットマネジメント

グローバル5.5倍バランスファンドは純資産の5.5倍のレバレッジを掛けており、グロ3よりもさらにリスクをとった商品です。資産の一部にゴールドを採用するなど、グローバル3倍3分法とは少し資産配分が異なるのも特徴です。

レバレッジをかけてもパフォーマンスが大きく伸びるとは限らない点が難しいところですね。現在は金利上昇局面ですから、もうしばらく苦戦が続きそうな予感です。

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債券金利の上昇でパフォーマンス低下

グローバル5.5倍バランスファンドのパフォーマンスを見ていきましょう。以下のグラフで、グローバル5.5倍バランスファンドは青の線で示されています。また比較対象として、グローバル3倍3分法(橙)とオールカントリー(灰)を採用しています。

ゴーゴーバランス(グローバル5.5倍バランスファンド)のパフォーマンス

グローバル5.5倍バランスファンドがコロナショック後(2020年3月以降)に高いパフォーマンスを出した後、オールカントリーの猛追を受けているように見えます。

前回の記事でも紹介したように、2021年2月から3月にかけて債券金利が急上昇(債券価格は下落)しました。グローバル5.5倍バランスファンドは資産の72.7%(100%換算で)を債券に投資していますので、債券価格の急落を受けて、成績が悪くなりました。

債券にレバレッジかけるタイプはどうしても金利上昇局面で弱くなりやすいのだとわかります。

コロナショックからの回復がめっちゃ早い

次に下落率を見ていきましょう。

ゴーゴーバランス(グローバル5.5倍バランスファンド)のパフォーマンス(下落率)

グローバル5.5倍バランスファンドのもっとも大きな下落は、2020年3月のコロナショックの期間中に生じ、最大42%の下落を経験しました。資産の大部分が債券と言っても、レバレッジをかけると値動きが大きくなってしまいます。

しかし、興味深いことに、40%超の下落を経験してから、次の最高値を記録するまでにわずか90日です。3か月で元通りってすごいですよね、これ。

しっかりは見てないのですが、この戻りの速さは資産の4.5%(100%換算)を占めるゴールドへの分散投資が効いてるんじゃないかと思います。

以下のグラフを見ると、ナショック(2020年3月)から2020年8月まで、グローバル5.5倍バランスファンドはオールカントリーに対して優位な成績を出せています。この期間はちょうどゴールドが値上がりし、史上初の2000ドルを記録したタイミングと同じです。

ゴーゴーバランス(グローバル5.5倍バランスファンド)とオールカントリーのパフォーマンス差

リーマンショックやコロナショックの状況を振り返ると、どちらも景気の悪化と株価の下落が進み、その対策として米国で金融緩和が始まり、その影響でゴールドが買われました。

もし、将来も大きな株価の下落が生じた場合、同じようなシナリオでゴールドが買われるかもしれません。その場合、グローバル5.5倍バランスファンドは再び急速な回復を見せるように思います。

ちなみにREITはあまり見てないのでよくわかりませんw

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まとめ

  • 2021年4月までのグローバル5.5倍バランスファンド(ゴーゴーバランス)のパフォーマンスを検証
  • 2021年に入り、債券金利の上昇でパフォーマンスが伸び悩んでいる
  • ゴールドへの分散投資は、将来の大きな下落相場でも有効に働くかもしれない

グローバル5.5倍バランスファンドは金利上昇に弱いのと、どうしてもボラティリティが大きいといった特徴がありますが、ネタ枠で積み立てるにはちょっと面白そうです。

何よりゴールドが入ってるのがいいですね(笑)

グロ3に比べると、グローバル5.5倍バランスファンドの純資産の流出は大きくないので、2029年の償還まで運用してもらえたら、結構増えるんじゃないかなって気はしますね。