2017年の話ですが、筆者は一般NISAからつみたてNISAへ切り替え(勘定変更)の申し込みを行ったので、その手順を簡単に紹介します。
といっても、勘定変更に複雑な申し込みなどは一切無く、書類にサインするだけで、すごく簡単に移行できます。
以下、
- すでにNISAの口座を開設している
- すでにマイナンバーを提出している
の2つを行った上で、つみたてNISAへの変更手順について紹介します。
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一般NISAからつみたてNISAへ変更するなら勘定変更が必要
そもそも、つみたてNISAと一般NISAは併用できません。
現在、あなたがいずれか1つを選びます。
- あなたがすでに一般NISA口座を開設しており、今後も継続して一般NISAを利用するなら、手続きは不要です
- すでに一般NISA口座を開設しており、今後つみたてNISAの利用を希望するならば、切り替え手続きが必要です
SBI証券などネット証券の場合、切り替えの申し込み(勘定変更の手続き)は、証券会社のマイページから行います。
つみたてNISA→一般NISAも同じ
つみたてNISAから一般NISAへの切り替えも同じです。
- あなたがすでにつみたてNISA口座を開設しており、今後も継続して、つみたてNISAを利用するなら、手続きは不要です
- すでにつみたてNISA口座を開設しており、今後一般NISAの利用を希望するならば、切り替え手続きが必要です
NISAからつみたてNISAへ切り替える手順(SBI証券の場合)
ネット証券の場合には、オンライン上から簡単に申し込めます。
一方、銀行窓口などで一般NISAを申し込んでいる場合には、銀行窓口の方にお尋ねください。
大まかな流れ
以下、SBI証券の場合です。
- SBI証券のマイページから勘定変更を申し込む
- 申し込み後、SBI証券から書類が届く
- 届いた書類にサインして郵送
なお、筆者が変更予約を行ったのは2017年9月末の話であり、現在は少し異なる可能性があります。
つみたてNISAは手続き中でございます pic.twitter.com/yMzfhbjQh5
— インストックネット公式 (@instockexnet) 2017年10月4日
証券口座のマイページから勘定変更を申し込む
勘定変更申し込み時に必要な情報は、
- あなたの名前
- あなたのSBI証券での口座番号
- 生年月日
- Eメールアドレス(登録しているもの)
です。
あとは、いろいろ長い規約をざっくり目を通す必要があります。
SBI証券から届いた書類に、直筆で名前を書いて返送
つみたてNISAへの勘定変更を申し込む書類には氏名を書く欄がありますので、そこにサインするだけです。
SBI証券の書類はいつも返送用封筒を同封してくれますので、サインした書類を返送用封筒に入れて返送します。
返送後はSBI証券側で手続きが行われますので、しばらく待ちます。
切り替え後のNISA口座はいつから使える?
今年、まだNISA口座で金融商品を買っていない場合(非課税枠を使っていない場合)
およそ数週間後に希望の口座に切り替わります。
切り替え後は、その年のうちにNISAを使った投資を開始できます。
今年、すでにNISA口座で金融商品を買った場合(非課税枠を使った場合)
今年、非課税枠を使っている場合には、新しい口座は翌年の1月1日の取引分より適用されます。
今年中は従来(変更申し込み時点で使っている)のNISA口座を利用できます。
一般NISA→つみたてNISAで保有する株式はどうなる?
売らずにそのまま保有できます。
NISAからつみたてNISAに変更するにあたってよくある質問として、
- 2017年以前にNISA預かりで購入・保有していた株式や投資信託はどうなる?
という話があります。
- そのまま持ち続けてていいの?
- それとも売らないとつみたてNISAは利用できないの?
答えは、一般NISAですでに保有している株式や投資信託はそのままで、つみたてNISAを利用できます。
つみたてNISAに切り替えるために、売却したりする必要はありません。
筆者も2017年までに一般NISAで買った商品から、配当金を非課税で受け取り続けています。
つみたてNISAに切り替えてよかった?
なかなか悩ましいですね!w
筆者は毎月収入の安定しない自営業者ですので、配当金をもらい続けた方が良かったのでは、ともたまに思います。
でも、つみたてNISAなら毎月引き落としで投資信託を購入できるため、強制的に財産を積み立てていける点で利用するメリットもあると思っています。
もちろん、引き落としでなくとも積み立てできますし、いつでも積立額を変更できるなど、その辺の緩さがあるのも魅力です。
実際、毎月残高を見るのはわくわくして楽しいですよ!
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まとめ
- 一般NISAからつみたてNISAへの移行は、証券会社のマイページから申し込むだけ
- SBI証券の場合は、マイページから勘定変更を申し込む。申し込み数日後に自宅に届く書類にサインして返送しよう
- すでに一般NISAで株式や投資信託を持っていたと、それ売却せずに、つみたてNISAに変更できます。逆も同様。今年、すでに非課税枠を使っている場合には、勘定変更は来年から適用されます
この話には、一般NISAとつみたてNISAのどちらが良いか、という質問がついてくるので、その話は以下の記事をご覧ください。