楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天VYM)はFTSEハイディビデンド・イールド・インデックスに連動する投資信託で、米国ETF(バンガード・米国高配当株式ETF)を買って運用する商品です。
残念ながら、楽天VYMはつみたてNISAの対象外ですので、一般NISAや特定口座(課税口座)で買うことになります。
おすすめはつみたてNISAで他の米国株系インデックスファンドを購入し、特定口座で楽天VYMや本家VYMを買うことです。配当再投資を自動でやってほしいならば、楽天VYMが向いています。
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楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドの特徴
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドは楽天投信投資顧問の投資信託で、楽天バンガードシリーズの1つです。
購入手数料 | 0% (ノーロード) |
信託報酬 実質コスト | 0.2096% 0.224% |
信託財産留保額 | 0% |
換金手数料 | 0% |
運用期限 (償還日) | 無期限 (償還なし) |
基準価額 | 楽天投信公式 |
純資産(ベビー) 純資産(マザー) | 29.4億円 – |
SBI証券ランキング つみたてNISA 設定件数 | 対象外 |
楽天VYMのマザーファンドは「楽天・米国高配当株式インデックス・マザーファンド」といい、そのマザーファンドの投資先がバンガード・米国高配当株式ETF(VYM)です。
バンガード・米国高配当株式ETF(VYM) | バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社
楽天VYMが投資しているVYMは経費率0.06%(2020年10月14日時点)の高配当ETFで、国内でも人気の高い海外ETFです。ただし、高配当ETFに投資していると言えど、楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドは分配金を出さずに運用しています。
つみたてNISAでは購入できない理由と対処法
冒頭で述べたとおり、楽天VYMはつみたてNISAで購入できません。これには2つの理由があります。
★楽天VYM(楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド)をつみたてNISAで購入できない理由
- 楽天VYMがベンチマークとする指数が金融庁の認定インデックスに含まれていない
- 運用年数が短いため、アクティブファンドとしても追加できない
将来的には「アクティブファンド」としてつみたてNISA対象投信に追加される余地はありますが、最低でもあと数年の運用実績が必要です。
そこで、2020年現在で妥当な案の1つは、つみたてNISA口座で他の米国株式系のインデックスファンドを買い、特定口座で本家のVYMを買うことです。
出典:http://www.morningstar.co.jp/
★凡例
- 橙:楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド
- 赤:楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 緑:eMAXIS slim 米国株式(S&P500)
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドを含む3つの米国株系ファンドの運用状況を見ると、そこまで大差はついてないように感じます。そのため、楽天VYMは他の商品でも代用できます。
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まとめ
- 楽天VYM(楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド)はつみたてNISAの対象外
- 対象外の理由として、指定インデックスに含まれない点や設定からの年数が短い点など
- 楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドと他の米国株式インデックスファンドの成績はほぼ同等だった
なお、繰り返すように楽天VYMは分配金を出すタイプの投資信託ではありません。分配金目的での投資ならば、本家VYMを買ったほうが良いです。
楽天VYMは「シーゲル流の配当再投資戦略」を自動でやってくれる点が魅力の商品なんだと思ってます。