こんにちは、みらい(@instockexnet )です。
最近、モアイさん(@morei_blog )にこのブログ(東北投信)の記事を見ていただいたところ、「初心者には難しすぎる!!!!!」と言われてしまいましたw
そこで、しばらくは緩い話と今までノリの話を混ぜつつ、もっと多くの方に見ていただける内容を目指そうと思ったところです。
今回のテーマは「なぜ「つみたてNISA」を選ぶのか」というお話。
筆者は「オススメの投資は?」といろんな方に聞かれたときに、ほぼ確実に「つみたてNISA」を最初に挙げています。
なぜ、数ある投資の中でつみたてNISAなのか?を振り返える、のが今回のお話です。
前提知識として、「つみたてNISAは投資信託という商品を運用する制度である」ということだけは覚えておいてください。
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極論を言えば「お金が増えれば、何でもいいの!!」
そもそも、私たちが投資を志す理由は「お金がほしいから」です。
そう、お金があれば、老後2000万円問題も解決するし、毎日イヤな上司の顔をみなくてもいいのです。
そして、お金が増える方法の1つとして「つみたてNISA」を選んでいるのです。
お金を増やす方法は2つしかありません
知っておくべき原則として、お金を増やすには以下のどちらか、または両方を取り組まなければいけません。
★お金を増やす方法
- 収入を増やす(投資や副業、転職など)
- 支出を減らす(節約)
この二択、日本人(特に女性)は節約を選ぶことが多いのですが、普段の生活を振り返ってみてください。
よほど贅沢をしていない限り、節約できることは少ないと感じませんか?
せいぜい、毎日買っているデザートをやめるとか、スマホを格安スマホに変えるとか(でも、不便があったらどうしよう。。。)みたいなところだと思います。
というわけで、支出を減らすよりも収入を増やすほうが良いのでは?と考えたときには、投資や副業やらのお話がでてくるわけですね。
別に副業でお金を増やしたっていい。運用を選ぶ必要はない
筆者は「お金を増やすために、みんな運用すべき!」とはまったく思っておらず、副業や転職など、仕事の取り組み方で収入を増やしても良いと思っています。
例えば、以下の引用記事のように、仕事を頑張るのも良いと思います。
つみたてNISAなどの制度も知っています。でも、ずっと積み立てて、20年後、58歳になったときに増えていたとして、よくて利回り3〜4%、年間上限40万円だから、20年間で800万円投資しても複利で1,600万円くらいにしかならないでしょう。はっきり言って、損ですよ。仕事のパフォーマンス次第で、年収はこれから45歳までの7年間で300万円くらいは変わりますから。そうすると、そこから58歳まで、それ以上給与が上がらないとしても(上がるだろうけど)4,200万円も差が出る。だったら、今は投資よりも自身のパフォーマンスを上げることに集中して、仕事を頑張ったほうがいい
それでも敢えて投資を選ぶ理由に以下のようなものがあります。
★副業や自己研磨よりも、運用(つみたてNISA)を選ぶ理由
- 自己投資をして収入を上げられる人は限られる。誰もが自由自在に転職できるとは限らない
- 時間の問題。私たちの1日は24時間しかなく、誰でも副業に取り組めるとは限らない
- 誰しもが自己研磨するほど意識が高いとは限らない
毎日22時まで残業してへとへとになっている会社員に「転職しろ。自己研磨しろ。プログラミングを学べ」というのは酷です。
例えば、筆者知人は土曜日も仕事に出ていて、日曜日はほぼ放心状態で、気がついたら一日が終わってるような生活を送っているそうです。
そんな時間のない、彼ら彼女らができるだけ時間をかけずにお金を増やせる方法の1つが投資であり、つみたてNISAなのです。
それではつみたてNISAを選ぶ理由も考えてみます。
数ある投資手段(金融商品)のなかで「つみたてNISA」を選ぶ理由
数ある手段の中で「つみたてNISA」を選ぶ理由は、それが比較的安全性が高く、それでいてある程度の利益を得られる可能性が高いからです。
「投資でお金を増やそう」と思ったときに、多くの人は新たな困難にぶつかります。
★「投資でお金を増やそう」と思ったときに生じる数多の困難
- 多すぎる金融商品
- 多すぎる金融機関
- ちまたに溢れるさまざまな投資手法
- そして、真偽のわからない情報(詐欺も含む)
おそらく「投資も勉強して失敗しないように。困ったら「先生」に聞こう」という考えの方が多いと思います。
しかし、そもそも身近に投資の相談できる人がいないので、最初から躓いてしまうんですよね。
筆者もこの状況下から模索し、現在のつみたてNISAなどを主軸とする運用に至りました。
そこで、今回はつみたてNISA以外の商品を除外する理由として、代表的な株式投資と比較しましょう。
株式投資(個別株投資)よりも投資信託を選ぶ理由
株式投資は難しいんよ
アンケートなどによると、個人投資家は資産運用の方法に株式投資を選ぶことが多いようです。
株式投資とは株式投資とは企業の株式を1社ずつ買って運用することです。個別株投資などとも言います。
その背景には配当金や株主優待など、わかりやすい利益のイメージがあるからだと思います。
しかし、株式投資では「どの銘柄を買えばよいか」がとても難しいのです。
というのも、株式投資は1つの企業の株を買うことですので、株を買った企業の経営が悪化したり破綻したりしては意味がありません。
最近読んだブログの中で、こんな話がありました。
「早期リタイア」と「家族のため」などが投資の目的と聞いて、まあ、よくある話だなあと思って聞いていました。
おじさんは日本株(個別株)に投資をしており、7年ほど投資を続けているそうです。
損もしていませんが、儲かってもいないとのことで、「7年やってトントンだけどね」と笑っていました。(中略)
話を聞くと、おじさんの母親も現在入院中。
おじさん自身は数週間もあれば退院できるものの、その間、残された奥さんの負担は想像に難くありません。
子供の事も心配していました。
優しいおじさんは、家族のために少しでもお金を増やそうと日々働きながら、7年間も毎日日経新聞を読み、銘柄を分析し、証券会社のアドバイスやセミナーを参考に、値が上がりそうな日本株を狙って売買を続けていたのです。
2019年から7年前というと、いわゆる「アベノミクス相場」が始まったタイミングで、この期間、株を保有しているだけでも儲かった銘柄は結構あります。
そんな中でこの「おじさん」はわざわざ毎日日経新聞をよみ、銘柄分析し、投資セミナーなどに足しげく通った結果が「トントン」なのです。
株式投資は投資雑誌を読んだり、セミナーに出たりしたら誰でも儲かるような世界ではありません。
特に、「今すぐ利益が欲しい」と短期的に売買を繰り返すほど、時間がかかるわりに儲からないケースが多々出てきます。
おそらく多くの方が考えているよりも株式投資は難しいです。
そこで「もっと簡単に利益を得る方法は」と考えたときに、投資信託の話が出てきます。
投資信託は「全部まとめて買う」
投資信託は「儲かる1社を選ぶのは難しいので、良い会社も悪い会社も含めて、100社、1000社といった単位でまとめて買おう」という考えの下で運用される金融商品です。
仮に悪い会社100社が足を引っ張っても、残りの900社の株価が上がればオッケー!
株式投資に比べると大儲けはできませんが、まとめて買った企業が成長すれば利益が出ますので、株式投資よりも簡単です。
投資信託は世界の企業に投資できるバブル崩壊後の日経平均株価を見ると、ほとんどの会社がダメなんじゃないかと感じるかもしれませんが、投資信託のメリットは海外企業に投資できる点にもあります。Twitterやブログ等で多くの方が「アメリカ!アメリカ!」と仰る背景には、そういう事情があります。
つみたてNISAは税金をお得にする「制度」
ここで「つみたてNISA」の話が出てきます。
投資信託は「儲かる1社を選ぶのは難しいので、良い会社も悪い会社も含めて、100社、1000社といった単位でまとめて買おう」という金融商品ですが、この投資信託の運用で得た利益にかかる税金をゼロ円にするのがつみたてNISAです。
国税庁はしっかりしている集団なので、私たちがわざわざお金を失う可能性もある中で苦労して得た利益にちゃっかり「税金」をかけてきます。
しかも、20.315%という税率で、利益の5分の1は税金に取られてしまうのです。
とんでもないですよねw
しかし、つみたてNISAを利用していると、彼らは口出しできません。
なぜなら、運用で得た利益に税金はかからない制度がつみたてNISAなのだから。
なお、税金がかからないということは、年末調整も確定申告も不要、というメリットにもつながりますね。
つみたてNISAは数ある運用の中で「楽に成果を得やすい」
というわけで、結論としてつみたてNISAは数ある運用方法の中でもかなり成果を得やすいと思います。
なんたって、ただ積み立てを継続するだけなので。
もちろん、つみたてNISAでもお金が増えないかもしれませんが、そこは金融庁の人たちもしっかり検証済み。
多くの研究者の研究成果も踏まえると、20年にもわたる長期投資は元本割れで終わる可能性が低いのです(この話は別の記事で解説します)。
それでも元本が割れて終わったら、それに併せて質素に暮らせば良いのですから。
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まとめ
- お金の問題は手元のお金を増やせれば解決できる。その方法は収入を増やすか支出を減らすこと
- 人によっては運用よりも副業や転職などを選ぶ場合もある。お金を増やすという目的を達成できるなら、運用にこだわる必要はない
- 他の運用方法に比べると、つみたてNISAは楽。がんばって将来儲かる銘柄を選ぶ必要もないし、長期投資で負ける確率も低い
ちなみに、筆者がつみたてNISAを選んでいる理由は「手間がかからないから」。
株で儲かる銘柄を探したり、FXでトレードしたりすることに時間をかけるならば、もっとゆっくり寝たいですし、もっと遊びたいですし、もっと海外旅行に行きたいですし。
割と時間を自分で決められる筆者でさえそう感じるのですから、会社勤めの人はもっと自由な時間を求めていると思うんです。
だから私は日常生活に忙しい知人たちに、つみたてNISAを勧めているのです。