少し前に「オルカン」を定期売却したらどうなるか、みたいな記事を書いていましたが、今回はその続編です。実際に定期売却の設定を行ったので、そのあたりの話題を紹介します。
結論から述べると、10万円の0.3%の予定でしたが、現状のサービスでは1回の受取額が1,000円を下回る設定はできないために、少し取り崩し比率を大きめに毎月2%としました(ただ、これは見直すかも。。)。
今回は定期売却の設定方法までのお話。最初の受け取りは15日です!
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定期売却のメリット
説明不要かもですが、改めて紹介すると、投資信託の運用を継続しながら、毎月一定量を定期売却することで、資産寿命を延ばせる可能性があります。
特にFIRE(早期退職)の議論でよく出てくる4%ルールは、株式資産の利回りは4%以上なので、毎年4%ずつ取り崩しても、資産がそれ以上に成長したら、お金減らないよねという考え方に基づきます。
ただ、わたしたちはまだ積み立てで資産を作る段階にありますので、本当に毎年4%ずつ取り崩しても大丈夫なの?というロールモデルが無いです。
そこで、「そういう話を実体験としてやってみる」、というのが今回の取り崩しの目的でした。
定期売却の設定手順
というわけで、定期売却の大まかな手順を紹介します。定期売却のサービス詳細は楽天証券のページを見てください。
まず、楽天証券にログインした状態で定期売却のページに行きます。これは投資信託タブの中にありました(2021年9月時点)。
ページを開くと売却できる投資信託の一覧が出てきますので、その中から任意の投資信託を選びます。現在積み立てている投資信託の売却はできません。
というわけで、オルカンを選んで設定入力画面に進んだのが以下の状況。楽天証券は定額売却、定率売却、定口売却の3つに対応しているのが素晴らしいですね(各売却方法の特徴やメリット・デメリットはリンク先を見てください)。
ただ、ここでちょっとトラップにはまりましたwというのも、初回の受取額が1,000円に満たない設定はできないようになってたんです。仮に、毎月0.3%(年換算で4%)で1,000円以上受け取るとすると、だいたい34万円以上必要でした。
なんてこったい/(^o^)\。
仕方ないので、今回はキリのいい数字として毎月2%を設定しました。この取り崩しレートでは、オルカンだとどっかで枯渇してしまうので、レバナスでも買っておけばよかったですね。
ちなみに売却時のシミュレーションもチェックできます。ただ、このシミュレーションツール、資産を半分程度残したまま、2025年5月時点で運用を終えることになっています。これはなんででしょうね??ちょっとわかりません。
ちなみに、仮に運用利率が0%だった場合、資産が50%を割るのは現在から35か月後です。それは2024年7月ですから、それを超えて50%以上の資産を維持出来たら定率売却は一応成功です。
とりあえず、ここまで終えて設定を終わらせると、毎月の受取額を確認できるようになります。
こうやって(見込みではあるものの)受取額がわかるのはありがたいですよね。
売却後の入金はいつ?
この設定画面を見ると、受取日を設定できることから、実際の売却は15日より数営業日前に行われ、15日に入金されるように調整されるのだと予想しています。
税金は?
利益が乗っている場合には課税されるはず。特定口座の源泉徴収ありを選んでいる場合には、実際の受取額は少し減りそうです。このあたりは実際に受け取った後に加筆修正します。
手数料は?
定期売却のサービス自体には手数料はかからないようです。
投資信託には「信託財産留保額」というコスト(厳密には手数料ではないけど)がかかる商品がありますが、今回利用しているオルカンにはかかりません。そのため、今回は売却額から税金を引いた分が受取額となります。
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まとめ
- 楽天証券の定期売却を使って、投資信託の定率売却をセットしてみた
- 売却方法は定率売却のほか、定額売却や定口売却も選べるので用途に合わせて好きな売り方を選択できる
- 初回受取額が1,000円未満では設定できないので、最低でも約34万円の運用額が必要
運用の終わり方の記事は以下にまとめています。
あとで追加投資かな、これは
「資産をどこまでも延命できること」が主目的なので、2025年5月時点で運用終わりますではちょっとよろしくない気がしますね。。
これはもっと追加でお金入れないとダメなような。。。