青森県投資信託ブロガー作!つみたてNISAとiDeCoを使った資産形成ガイド

東北投信




LINE

ブログ「東北投信」の更新情報をLINEとTwitterで配信しています♪(LINEはあなたの個人名は見えませんのでお気軽に追加してね!)

記事への質問は、コメントフォーム(記事の下にあります)・LINE・Twitter・お問い合わせフォームをお使いください。

忍者ボタン

モンテカルロシミュレーション 出口戦略

【モンテカルロ】投資信託のシャープレシオと老後資金の取り崩し可能年数の関係

投稿日:

老後資金を利回りx%で運用しながら生活すると、定期預金よりもx年長持ちする」といった議論がよく行なわれます。

しかし、投資は毎年安定的に同じリターンを生み出すわけではないので、このライフプランニングをそのまま鵜呑みにすると、思ったよりも早くに資産が枯渇し、困った老後を送る可能性があるのです。

最近筆者は、これから資産形成を始めたら運用成績がどの程度ばらつくかよりも、老後資産の取り崩しのばらつきを知ることが重要だと思い始めました。

老後資産の取り崩し中に「お金が足りない」となった場合に取れる対策も限られるためです。

というわけで今回は、「投資信託のシャープレシオと老後資金の取り崩し可能年数の関係」を乱数シミュレーション(モンテカルロ法)を利用して求めました。

[スポンサーリンク]

計算の前提条件

これまでの検証から、シャープレシオが高い投資信託で運用を行なったほうが、リターンのブレが少なく、将来の運用成績もより高いものになりやすいことが分かっています。

シャープレシオと元本割れ率(%)の関係
【モンテカルロ】投資信託のシャープレシオと元本割れ率の関係

今回は、投資信託のシャープレシオを見ただけで、将来の元本割れ率を簡単に想像できるようになろうという話です。 乱数で投資信託の将来成績を予測する「モンテカルロシミュレーション」を利用して、いくつかの条件 …

続きを見る

今回は、シャープレシオが異なるデータを段階的に用意することで、老後の資産取り崩しにどの程度影響するかを考えてみました。

利回り4%でリスクの異なる5つの商品に1,000万円投資

利回り4%シャープレシオ(SR)の異なる5つの商品を運用したと仮定します。

  • リスク:4%(SR =1)
  • リスク:8%(SR =0.5)
  • リスク:12%(SR =0.33)
  • リスク:16%(SR =0.25)
  • リスク:20%(SR =0.2)

つみたてNISAで投資できる株式ファンドは、おおよそシャープレシオが0.2~0.4程度(20年平均)に収まることが多いです。

バランスファンドはもう少し高めになりますが、これから先はやはり0.2~0.4程度になるかもしれません。

1,000万円を毎年60万円取り崩し、何年で資産が枯渇するかを調べる

この5つの商品で、それぞれ1,000万円を運用し、毎年60万円(1ヶ月あたり5万円)取り崩したときに、何年で資産が枯渇するかを計算します。

投資対象が無リスク商品の場合には以下のようになります。

  1. 定期預金1,000万円を毎年60万円ずつ取り崩すと、17年で枯渇
  2. 利回り4%でまったくリスクのない商品(リスク:0%)で1,000万円を運用しながら毎年60万円ずつ取り崩すと、27年で枯渇

ファイナンシャルプランナーが考えるケースは、2番のような「利回りだけ高くてリスクがまったく無い商品」を前提にすることが多いです。

実際には、「利回り4%で運用できそうなのに、27年よりも早く資産が無くなるケースもあるので、そこが問題だ」というのが、この記事で言いたいことです。

結果:リスクが高いほど、資産の枯渇は早くなる可能性

以下のグラフが結果です。

繰り返すように、1,000万円を毎年60万円ずつ取り崩しながら運用したときに、何年資産が持つか、を1万回計算したものです。

投資信託のシャープレシオと資産枯渇の関係

表にするとこうなります。

投資信託(利回り4%)のリスクと資産枯渇までの年数
リスク 4%
(SR=1)
リスク 8%
(SR=0.5)
リスク 12%
(SR=0.33)
リスク 16 %
(SR=0.25)
リスク 20%
(SR=0.2)
枯渇年数
(中央値)
26 25 24 22 20
枯渇年数
(最短)
16 12 9 7 4
20年目
評価額
(平均値)
332 340 334 316 341
20年目
評価額
(中央値)
314 271 180 72.5 -32
20年目
評価額
(最頻値)
276 199 74 -311 -215
20年目
資産がゼロ円
の確率
3.77 22.15 35.33 45.34 52.02

リスクが高い(シャープレシオが低い)ほど、資産の枯渇スピードは早くなる可能性

1,000万円の資産が枯渇する年数で見ると、リスクが低い4%の場合には、中央値ベースで26年持つのに対し、リスクが高い20%の場合は20年まで短くなります。

一方、高いリスクは少数の「勝ち組」も生み出すので、38年以上運用できるケースも出現します。

中央値はどんどん短くなるわけですから、確率で考えれば、リスクが高い商品で運用するほど、資産の枯渇スピードは速くなると考えられます

シャープレシオ0.25以下だと20年目の最頻値は0円に

ここでは計算上マイナスの資産残高を示していますが、投資信託の評価額がゼロ円を割り込んでマイナスになることはありません

そのため、シャープレシオ0.25以下の場合、20年目の最頻値は0円になっていると予想されます。

シャープレシオ0.33の場合でも、20年目に0円になっている可能性は35.33%と、結構高いように感じます。

「老後、お金を運用しながら取り崩すことで、資産を長持ちさせる」という取り組みは、難しい話なのかもしれません

対策:老後のことはきっちり考えて備えよう

予想よりも早く資金が枯渇する可能性は知っておく

金額単位で取り崩し額を決めると、リスクがない試算(リスク0%の試算)よりも早くお金がなくなる可能性があります

そういった可能性があることも念頭に、老後資産の準備は行なうべきです。

  • なるべく早いうちから運用を始めて、1円でも多くの資産を蓄える
  • 投資信託以外にも、円預金や個人向け国債などにも投資する
  • 65歳での引退にこだわらない

金額ではなく「口数」で取り崩し額を決める

ここでの議論のような定額取り崩しではなく、口数で決める取り崩す考え方もあります。

以下のななしさんのやり方だと、毎年の取り崩し額は一定になりませんが、きっちり20年間利用できるメリットがあります。

金額で決めるか、口数で決めるかは、将来あなたが利用しやすいほうを選ぶと良いと思います。

[スポンサーリンク]

まとめ

  • 利回り4%でリスクの異なる投資信託に1,000万円を投資したと仮定。毎年60万円ずつ取り崩した際に、何年資産が持つかをシミュレーションにて求めた
  • リスクが無い場合の年数は27年。一方、リスクがある場合には、シャープレシオが低くなる(リスクが高くなる)ほど、枯渇までの年数が短くなった
  • 「老後資産を運用しながら取り崩し」という話は、ネットや書籍で語られるよりも難しいかもしれない。備えは万全にしておきたい

ネットや書籍、またはFPなどから「老後資金を利回りx%で運用しながら生活すると、定期預金よりもx年長持ちする」といった話を聞いた際には、この記事のことを思い出してくれるとうれしいです。

リターンに対してリスクが高いほど(シャープレシオが低いほど)、彼らの試算どおりの結果にはならないのです。

フッタ広告3

将来のお金の不安を解決するなら「つみたてNISA」がオススメ!!

老後破綻に備えるべく、筆者も毎月積み立てています。

筆者が利用しているSBI証券の口座開設手順はこちら
SBI証券の口座開設方法。開設に要する時間やよく疑問に思うところなど

SBI証券で今やってるキャンペーン
【2018年12月】SBI証券に口座開設し「つみたてNISAキャンペーン」で現金プレゼントを狙おう!(2018年12月15日まで)

他の証券会社もチェックするなら
投資信託を買いたいあなたへオススメする証券会社3選


【口座開設料・維持費無料】SBI証券のウェブサイトを今すぐ見る

リンクユニット




アドセンス関連ユニット



本日の人気記事

本日の人気記事

スポンサーリンク

[スポンサーリンク]



注意事項

  • 金融商品の時価は変動しますので、投資元本を割り込む可能性も承知の上で投資するようになさってください。
  • 本コンテンツで紹介している金融商品は、将来必ず値上がり・利益が生じるとは限りません。
  • 筆者調査の上で記事を執筆しておりますが、記事には不備・間違いが含まれる可能性がございます。必ず、あなたご自身が確認するようになさってください。
  • 記事執筆時点の情報に基づくため、最新の情報とは差異が生じている可能性がございます。記述と現況が異なる場合には、現況を優先いたします。
  • 記事を参照したことで生じた損失の補填や保証などは一切行いません。

-モンテカルロシミュレーション, 出口戦略

Copyright© 東北投信 , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.