
個人的な話ですが、昨日5月24日に行われたイオンの株主総会に行ってきました。実は初めての株主総会デビューだったんですが、いろいろ社会勉強になって楽しかったです。
そんなわけで、ここでは昨日の経験にも基づき、株主総会の行き方を紹介。
まだ1回しか行ったことないけど笑
Contents
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株主総会への行き方
とりあえず証券口座を開設したあとの話から紹介します。あなたがまだ証券口座すら持っていないならば、まず証券口座開設が先です。
企業の株主になる
株主総会には株主が召集されるので、当然ながら企業の株主にならなければ召集されません。
というわけで、最初にやるべきことは企業の株主になることです。
株主になるには
- 証券口座を通じて企業の株式を買う
- 権利確定日(権利付き最終日)の取引終了時点にその株式を保有している
これで株主になれます。例えば3月25日に権利確定日を迎える株式なら、3月25日の15時時点で株式を保有していれば、その企業の株主になれます。
一般に、株主の権利が決まる権利確定日(権利付き最終日)は1年で2回です。企業の決算が3月と9月に多いことから、権利確定日も3月と9月に設定されていることが多いです。
株主に必要な投資額
これは企業の株価次第。
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株式投資はいくらから始める?
「株式はいくらから始める?」 この質問はおそらく2つの意味を持つはずです。 純粋の株式投資に必要なお金(株を買うために必要なお金はいくらか?) 1つ目を踏まえてあなたがいくらから株式投資を始めるのが良 …
例えば、筆者が行ってきたイオンの株式は、最近は17万円(1株約1,700円 × 100株)程度です。
株主関係書類を受領する
権利付き最終日に株式を保有しており、株主になると、およそ3ヶ月後ぐらいに株主関係書類が届きます。
その中に決算報告書や提示株主総会召集通知、議決権行使書などが同封されているのが普通です。
これらの書類に
- 株主総会の日時
- 株主総会の開催場所
- 株主総会での議案
などの記載があります。また、これらの書類はインターネット上(各社のコーポレートサイト)で閲覧することも可能です。
議決権行使書とは
取締役選任など、会社の経営に関わる重要な事柄に対して、株主の意思表示を行う書類です。
基本的には経営側の提案に対して、受け入れるか否認するかの二択になっています。
総会に出席するなら議決権行使書が入場券代わり
当日株主総会に出席するならば、議決権行使書が株主総会の入場券代わりになります。
当日はこれを必ず忘れないでください。
なお、事前の参加申し込みなどは原則ありませんが、株主懇親会など、総会と趣旨が異なる場合は事前申し込みの上で抽選制になる場合があります。
詳しくは、届いた株主関係書類をご確認ください。
出席できない場合は?
株主総会に出席できない場合は議決権行使書を郵送、もしくはインターネット等から議決権行使することで、株主の権利を果たすことができます。
まぁ、筆者はやったことないですけどね笑
株主総会開場に出向く
というわけで、指定の日に指定の場所に行きます。
服装は?
私服でOKです。
ただ、株主総会は平日に開催されるので、スーツを着ていって、終了後に会社に戻るのもありです。
その場合はもちろん半休を取ることを忘れないでくださいね。
持ち物は?
議決権行使書をお持ちください。これが入場券代わりです。
場所がわからないけど道案内とかある?
案内役の社員さんが立ってたりするので、結構なんとかなります。
個人投資家に人気のある企業の株主総会は、会場に向かう人の列ができてたりもしますので、それについていけばつきます。
入場料はとられる?
無料です。
株主総会は何をやるの?
いろいろ事業報告をしたり、株主からの質疑応答があったりします。
経営側はかなりオフィシャルな雰囲気でやっていますが、個人投資家側はだいぶゆるゆるな感じです。向こうとこちらで、確実に空気感が違います笑
開催時間はだいたい1時間半ぐらいでした。他の総会もたぶんそのくらいなんじゃないでしょうか。
お土産に期待
株主総会の魅力の1つは、株主優待とは異なるお土産かもしれません。その企業ならではの物をもらえることもあるそうです。
今回行ったイオンの株主総会は、最寄のイオンモールで利用できる特別割引券がお土産でした。
株主総会にいくメリットはあるか
純粋な株主としての役割を除外すると、個人的にはそこまで強いメリットは感じません。
そもそも、平日の昼間開催なので、参加できる人は限られます。あなたの会社が有給をとってもよい会社なのか、それともちょっと休んだだけでグチグチ言われる会社なのかで、参加ハードルも変わるでしょう。
しかし、株主総会でしか貰えないお土産をもらえたり、何か特別な体験をできたりと、株主総会ならではイベントを期待できるのも事実です。
ゆえに、「なんとしても行かなければ」というほどではありませんが、「会社休めるし、ちょっと行ってみようかな」と感じるなら、行く価値があると筆者は感じます。
経営者の声が聞ける
経営陣の顔が見れたり、生の声が聞けるのは株主総会の一つのメリットです。
いろいろ事業報告などしてもらえるんですが、企業情報を丁寧に追っかけて、かつファンダメンタルとかチェックしていないと、話についていくのが大変です。
筆者はほとんど聞いてなかったです笑
遠地ならあきらめたほうが良い
株主総会は、どうしても東京や大阪など、その企業が本社を置く都市で開催されがちです。そのため、東北の片田舎などに住んでいると、会場に行くまでが大変です。
遠地在住なら、総会参加はあきらめたほうが良いです。電車代と時間をかけてまで参加する強いメリットはありません。
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まとめ
以上をまとめると、
- 株主総会に行きたいなら、まずは証券口座経由で株を買って、企業の株主になる
- 総会に参加するには、株主関係書類と届く議決権行使書を当日会場に持参する
- 総会に参加する強いメリットはないが、お土産や何か特別なイベントを期待できるかも
です。
ちなみに筆者はイオンの株主総会に出て、各種割引券と一般非公開(?)の施設見学などをしてきました。良い社会勉強になったと思います。
是非あなたも、どこかの企業の株主になった際には参加なさってみてはいかがでしょうか。
特に長期で株式を保有したい企業の総会は、経営層の顔を見るという意味でも、出ておいたほうが良いと思いますよ!